後はこれを形にするだけ、なるべく投稿ペースを落とさずに描いていきたい。
あの後、家にあった荷物を全てアパートに移し、新生活を始めた。
家に荷物を取りに戻った時に、両親はしっかり埋葬した。
まともな墓ができたら、そこに移そうと思う。
死亡届などの面倒なことは、四宮家が手を回してくれたらしい。
親戚と呼べる親戚が我が家にはいなかったこともあり、葬式はしなかった。
(「仇はうつよ、だからそれまで、待っていてくれ。」)
決意を新たにしながら、墓標に手を合わせた。
「…終わりましたか?」
家の片付けから戻った俺を、奈央さんが迎えてくれた。
「…大丈夫」
「…わかりました、行きましょう」
四宮の別邸の人達は、事情を理解してくれたらしい。
別邸の方に移り住んでくれてもいいとも言ってくれた。
かぐやがいるという面から、その話はなくなったが。
本家の方は、俺に懐疑心をもつ人も多く、まだ完全に信頼されていないらしい。
これからの働き次第、といったところだろうか。
当初の予定通り、俺は秀知院に通うこととなった。
もっとも、生きていることが知られてはいけないので、戸籍や学生証などは偽造したものになったが。
生きていることが知られては行けないのになぜ通うのかというと、秀知院ならばその生徒の多さ、家柄の良い生徒が集まるという関係で部外者の目を欺けると判断されたからだ。
特に、後者の理由で部外者の立ち入りはかなり厳しいものとなっており、例え生徒の親であっても立ち入りは中々許可されない。
秀知院にもしっかりクラスがあり、ランダムに生徒が振り分けられるシステムとなっている。そのため、どんな人達と一緒になるのかと緊張したが、早坂と同じクラスになれた。
多少とはいえ、早坂と同じクラスになれたと喜べる元気があるあたり、少しはこの傷が癒えてきたのを感じる。
…この傷のように、俺の怒りも、いつかは風化してしまうのだろうか。
『速報です、先程、都内でヒューマギアの暴走があり、怪我人多数とのことです。今月に入って3件目の事案となっており…』
シンギュラリティに達したヒューマギアの暴走。
シンギュラリティに達したヒューマギアをマギアに変え、街を荒らす…こんなことを行っているのは、製造元であるはずの飛電だ。
飛電は悪質なデータを流し込まれたことによるハッキング、と弁明しているが、四宮の傘下は、飛電の子会社やコンテナからマギアが出てくるのを目撃している。
どこからか手に入れたゼツメライズキーとゼツメライザーを装着させ、街全体を巻き込んだ実験をしているらしい。
これを鎮圧するために、四宮家は俺を受け入れた。
そして、俺がこれを鎮圧しているとバレないよう、周辺近辺は徹底した情報統制が行われ、誰が、どう鎮圧したかが漏れないようになっている。
当然、変身することはできない…。自発的な変身解除ができないからだ。
また、ゼロワンドライバー自体がブラックボックスとなっていて、解析が進められていないということもある。
幸い、強い電流電圧を加えれば強制停止できることがわかったようで、それを行える装置さえ取り付けることができれば他者による変身解除が可能となるらしい。
「四宮め、もう勘付いたか」
飛電の現社長…飛電禅之助はそう歯噛みする。
シンギュラリティに達したヒューマギアにゼツメライザーとゼツメライズキーを装着させ、データを採取し、プロジェクトを進行させる…それが計画だった。
だが、最近ではマギアを放った直後に鎮圧されてしまっている。
それらは実行部隊A.I.M.S.が鎮圧したことにされているが、その活動や、支援には四宮グループや、その傘下が大きく関わっている。
そして、ゼツメライズキー持ちのマギアを倒すには、プラグライズキーが必要不可欠だ。
消えたブレイキングマンモスキー、未だに見つからない鋼塚の末裔…。
それで何もわからないほど、彼は無能ではなかった。
「かくなる上は…」
彼の視線の先では、宙に浮き赤く光るコアがあった。
妖しく光るそれは、一つの目の様にも見える。
『構築を開始します』
多次元プレンターにより、新たなゼツメライズキーが生み出される。
「ふん、次はそれか」
そこには、3つのゼツメライズキーの姿があった。
だが、禅之助の視線はキーではなくモニターに向いていた。
アークからの指示。
それすなわち、ゼロワンプロジェクト実行の道標なり。
『A.I.M.S.実行部隊の排除』
トリロバイトマギア程度なら現代兵器などによる対処が可能だが、ゼツメライザーを取り付けられたマギアはそうはいかない。
そのため、対抗手段であるプラグライズキーをもつ俺が対処している。
まともにやりあえばこちらが死ぬ。
そのため、アタッシュカリバーや、アタッシュアロー(家の整理をしていた時に出てきたもの)にメタルクラスタ、ブレイキングマンモスのキーを入れ、相手の死角から攻撃して一撃で沈めるという戦術をとっている。
正々堂々なんて生温いことを言っていられない。
油断すれば、命を落とすのはこちらなのだから。
「エリアつきました。トリロバイトマギア8体、ベローサマギア一体」
「対処にかかれ」
『了解』
「…了解」
いつも通りの作戦だ。
トリロバイトマギアを速攻で片付け、丸腰となった本丸を俺がやる。
物陰に隠れて隙を伺いつつ、危なそうな隊員のところにアタッシュアローによる援護射撃を放ち、トリロバイトマギアを減らしていく。
次々と倒されていくトリロバイトマギアを見て、ベローサマギアが狼狽える。仲間意識が強い個体だったのだろう。
「プレス!!」
アタッシュアローにブレイキングマンモスキーを装填する
「"Progrise key confirmed. Ready to utilize."」
「ブレイキングマンモスアビリティ!」
せめて、安らかに。
「ブレイキングカバンシュート!!」
放たれた矢が、ベローサマギアの腹部に命中する。
「あ、あぁ…」そう言い残し、爆発する。
変身が解除され、力なく横たわるヒューマギア。
元は花専門のヒューマギアだったのだろうか、側には一輪のマリーゴールドが落ちていた。
…道具。心を持ち、人間のように笑い、泣く彼、彼女らを道具として思い、道具として切り捨てるなど、果たしてどれくらいの人ができるのだろうか。
せめて、この花ぐらいは、と手を伸ばす。
「危ない!!」
前にいた隊員に言われ、咄嗟にその場を飛び退く。
先程までいた場を見ると、地面がえぐれ、小さいクレーターになっていた。
「二体!?そんな、一体ですら不意をつかなければいけないというのに…!」隊員の一人がそう叫ぶ。
視線をゆっくりとあげる。
そこには、ガエルマギアとエカルマギアの姿があった…。
二体も出てきて、この後どうなっちゃうんだろうなー(棒)
オリジナルフォームをだしても良いかどうか
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出してよし
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出さないで欲しい
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作者に任せる