P3 in IS   作:ティターニア

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ディ◯ゲでISコラボやってますね。
ペルソナともコラボしてくれないかなぁ。(チラッ


また遅くなりました。
こういう日常系は内容考えるのが大変です。


23:GW 2日目

「…ここから4つ目の駅で降りればいいのか。」

 

一夏のメモを確認しながら、僕は電車を待つ。

GW2日目の今日は一夏の家に泊まりに行かせてもらう予定だった。

一夏いわく今日は家でゆっくりと過ごし、明日は一夏の友達を加えて遊びに行く予定らしい。

 

「どんな家なんだろ…。

千冬さんの事もあるし、結構豪邸かもしれないな。」

 

最近知ったのだが、千冬さんはモンド•グロッソというISの世界大会で総合優勝および格闘部門優勝者らしく、ブリュンヒルデという呼び名で世界中に知られているらしい。

誰もが認める世界最強のIS操縦者だったとか。

今はもう現役を引退してIS学園の教師として勤めているが、それだけ有名ならば家もさぞかし立派なのだろう。

 

「…美鶴さんとどっちの方が凄いかな。」

 

そんなことを考えながら、やってきた電車に乗り込んだ。

 

………

……

 

「おっ、理〜!こっちこっち!」

 

メモに書いてあった駅で降りて外に出ると、何かの銅像の前に一夏がいた。

 

「やぁ、一夏。2日間よろしくね。」

「おう!千冬姉もいるけど気にしないでくれよ。」

「あ、千冬さんも帰ってるんだ。」

「ああ。千冬姉は寮長だから普段は寮長室で寝泊まりしてるんだけど、たまに家に帰ってるらしい。」

「へぇ、そうなんだ。」

 

そんなことを話しながら、僕は横の銅像に目をやる。

 

「…一夏、これって…。」

 

その銅像は腕を広げながら胸を張っており、左足の膝を高々とつきだしていた。

そしてふさふさそうな尻尾に足の蹄、馬の顔。

……………。

 

「変な像だろ?

ここら辺じゃすごい有名なんだ。

元々の作品名は『明日への飛翔』っていうらしいんだけどみんな何故か「オロバス」って呼んでる…って、知ってたのか理?」

「いや、知ってたってゆうか…。」

 

使った事あるよコイツ。

みんなコイツの変な登場で戦闘に集中出来なくなってピンチになったから二度と使わなかったよ。

 

「ちなみにもう少し向こうにおんなじようなのがあって、それはちょっとポーズが違うんだ。

こう両肘を上げたまま、腕は下に向いててな_____」

「実演しなくていいからもう行こう。

コイツの事はもう忘れよう。」

 

オロバス。

お前だけは絶対に使わないからな。

絶対にだ。

 

………

……

 

「さあ、着いたぞ。」

 

と、一夏が立ち止まった家を見る。

 

「…一夏の家って、結構普通なんだね。」

 

普通の一軒家だった。

 

「ん?なんでだ?」

「いや、千冬さんがすごい有名人だから家も豪華なのかなって。」

「あ〜、それよく言われてたなぁ。

全然そんなことないんだけどな。」

 

そう言いながら、家の中へ入っていく一夏につづいた。

 

「千冬姉、ただいま〜。」

「おじゃまします。」

 

家の中も結構普通だな…。

やっぱり先入観っていうのは当てにならないな。

と、ここで玄関に置いてある靴の少なさに気付いた。

一夏と千冬さんの分しか靴がない。

大人の人が履くような靴は全くなかった。

 

「…一夏、君の両親って

「一夏、どこに行っていたん_____」

 

と一夏に尋ねようとした時、千冬さんがリビングの方から出てきた。

 

そして、時が止まった。

 

 

 

 

 

IS学園において、いや全世界における織斑千冬の人物像は「クールな女性」というイメージが広く浸透している。

モンド・グロッソでの彼女の雄姿や普段の立ち振る舞いからすればそれが当たり前の感想だろう。

今でも彼女のもとには性別問わずラブレターが届くとか。

そんな彼女は私生活もきっと素晴らしいに違いないと世界中の人々はそう考えている……彼女の弟と巨乳の後輩を除いては。

 

 

 

 

…さて、目の前にいる女性は一体誰だろうか。

薄めの黒いタンクトップに太ももの付け根ほどまでしかないホットパンツ。

タンクトップの伸びた胸の所に薄くふたつのぽっちが見える所から察するに………。

今まで見たことのない唖然とした顔をしているその女性は、間違いなく我らがIS学園担任の織斑千冬であった。

 

「あ、千冬姉には言ってなかったっけ?

今日理がうちに泊まる___」

 

直後、視界がブラックアウトした。

意識が途切れる前に最期に見えたのは、同じように地面に叩きつけられる一夏とこれまでかというくらいに顔を赤くした千冬さんであった。

 

………

……

 

気が付いたら、ソファに寝転んでいた。

あれ?いつの間にリビングに入ったんだっけ?

家にあがった所までは覚えてるが、その後に何かあったような気がしたんだけど全く思い出せない。

そばには白目を剥いた一夏が床に横たわっている。

 

「気が付いたか。」

 

と、声をかけられ振り返ると千冬さんがそこにいた。

…IS学園のジャージを着て。

 

「…織斑先生?僕達、何が…?」

「ここは学校じゃないんだ。

そんなかしこまらなくていい。

…まったく、驚いたぞ。

2人して、玄関マットで足を滑らせて頭を打ったのだからな。」

「ああ、そうだったんですか。」

「そうだ。お前達をリビングまで運んでやったんだ。」

「そうでしたか、ありがとうございました。」

「いいや、構わんさ。」

「でも、確か玄関に玄関マットは無かった

「どれ、飲み物でも淹れてやろう。

コーヒーでいいか?」

「え?あ、はい。」

 

露骨に話を逸らして、千冬さんはキッチンに立った。

コーヒーメーカーを操作している千冬さんの姿を眺める。

 

「…千冬さんって家ではジャージなんですね。」

「ん?家でもスーツを着ていると思っていたか?」

「いえ、そういうわけでは…。」

「私だって家では息抜きしていたいものさ。

それにIS学園のジャージはなかなか快適だからな。」

「そうですよね、千冬さんだって息抜きしたい時ぐらいありますよね。」

「当然だ、私だって人間だからな。」

「「ははははは。」」

「…千冬さん、タンクトッ

「ん?何か言ったか?」

「いえ、何も。

何故か薄めの黒いタンクトップにホットパンツの千冬さんの姿が一瞬脳裏に写った気がしましたが気のせいだと思われます。」

「そうだろうな、いくら息抜きだと言って私はそんなだらしない格好をする女ではない。」

「ですよね、当然ですよね。」

「「ははははは。」」

 

…と、楽しく談笑していた所で一夏が目覚めた。

 

「…うん?頭いてぇ…。」

「あ、一夏、大丈夫かい?」

「お、おお。

あれ、いつの間にリビングに?」

「僕達、2人して玄関マットで足を滑らせて頭を打ったらしいんだ。

それで千冬さんが僕達をリビングまで運んでくれたんだって。」

「そうだったのか…って家には玄関マットなんて

「一夏、起きたか。

お前の分のコーヒーも淹れてあるぞ。」

 

と、千冬さんが3人分のコーヒーを持ってやって来た。

 

「あ、ありがとうございます。」

「あれ、千冬姉?

なんでジャージなんて着てるんだ?」

「何を言っているんだ一夏。

私は家にいる時は大抵こうだぞ。」

「いや、いつもタンクトッ

「ん?何か言ったか?」

「いえ、何でもありません。

そういえばそうだった気がします。」

 

姉弟のそんなやり取りを聞きつつ、受け取ったコーヒーを飲む。

 

「一夏、神名が泊まりに来るなら事前に言ってくれ。」

「ああ、そうだった。

ごめんよ千冬姉。」

「急な話では大したもてなしも出来ないだろう。」

「いや、もてなしって千冬姉料理得意じゃ

「ん?何か言ったか?」

「いえ何でもありません。」

「…すいません千冬さん。

急に泊まるなんて。」

「いや、お前が謝ることじゃないさ。

確かにずっと寮にいては退屈だろう。

ゆっくりしていけ。」

「はい、ありがとうございます。」

 

そんなこんなで、ちょっとしたひと時を楽しんだ。

 

………

……

 

「こっちが俺の部屋だ。」

「へぇ、意外と質素なんだね。

では、恒例のエロ本探しでも。」

「いや、そんなのねぇよ。」

 

一夏のベッドの下を探す僕に一夏がツッコム。

 

「いやいや、年頃の男子なんだから1冊ぐらい持ってるでしょ。」

 

一夏の好きなタイプを調べて報告する。

鈴にお願い(もとい脅迫)されたことだった。

 

「いや無いって。」

「じゃあ好きな女性のタイプは?

メンズトークと洒落込もう。」

「なんだよメンズトークって。

…なんてゆうか、そういうのはまだよくわかんねぇんだよな。」

「…ああ、まぁそうっぽいね。」

 

ザ・唐変木野郎め。

 

「…そういえば一夏のご両親って何してるの?

家にいないみたいだけど。」

 

と、僕は家にあがる時に浮かんだ疑問を尋ねた。

その場で聞こうと思っていたが記憶が途切れてしまって、今思い出した。

 

「ああ、親か?」

 

と、一夏は特に気にするそぶりもなく、

 

 

 

「なんか俺が小さい頃に、俺と千冬姉置いて出て行ったらしい。」

 

そう言った。

………………!?

 

「………は?」

「いや、俺は憶えてないんだけどさ。

物心ついた時には千冬姉しか居なかったな。」

「…そう、だったんだ。」

「正直言うとさ、あんまり気にならないんだよな。

俺からすれば親がいないのが当たり前って感じだったし、何より千冬姉が居てくれたからな。」

 

一夏と千冬さんにそんな事があったとは…。

一夏自身はあまり気にしてないようだが、千冬さんにはこの話をするのは控えたほうがいいな。

 

「…そう考えるとすごいね。」

「ん?何が?」

「ということは千冬さんがずっと一夏の面倒を見てくれてたってことでしょ?

千冬さんだってまだ子供だっただろうに。」

「…ああ、千冬姉は本当にすごい。

ずっと俺の面倒を見てくれてたんだ。

千冬姉はずっと俺の事を守ってくれてた。

ほんとに感謝してる。」

 

そう言って一夏は目を閉じる。

 

「…だからこそ、今度は俺が千冬姉を守るんだ。

千冬姉にも負けないぐらい強い男になるんだ!」

 

開いた一夏の目から力強い意志が読み取れる。

一夏の事がさらに分かった気がした。

 

と、一夏の背後のドアの隙間から人影が動くのが見えた。

僕は何も言わないでおくことにした。




オロバスさんの出番はこれ以降無いかと。
サブペルソナ?
馬面のオルフェウスが見たいのかい?

オロバスさんのせいで操作ミスってイゴったのはいい思い出。

話数が抜けてました。
申し訳ありません
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