ガンダムSEED DESTINY 飛び立つ翼 作:izuki
久々の更新になります。
久しぶりに執筆したので書き方が少しわからなくなっていました。
おかしいところがあったら教えてください。
戦場となったダーダネルス海峡を一機のモビルスーツが上空から静観する。
先の大戦を戦い抜き終戦へと導いた蒼天の翼を持つ伝説の機体フリーダム。
突如現れたフリーダムにその戦場にいる全員が驚愕。
そして困惑し戦場にいる全員が動きを止める。
フリーダムの後方の海面が盛り上がり、そこから浮上してくる白い戦艦、アークエンジェル。
カタパルトが開き、一機のモビルスーツが出てくる。
その機体は空中でフェイズシフトを起動し、真っ赤に染まる。
そして、左肩には獅子とユリの花のパーソナルマーク。
MBF-02ストライクルージュ。
「私は、オーブ連合首長国代表、カガリ・ユラ・アスハ!」
空中で静止したストライクルージュから聞こえた突然の告白に再び驚愕と困惑が戦場を包む。
「オーブ軍、直ちに戦闘を停止せよ!軍を退け!」
ミネルバ・モビルスーツ格納庫。
先ほどミネルバが大きく体勢を崩したことにルナマリアが驚いて状況把握のためブリッジへの回線を開いた。
『メイリン!何があったの!?』
メイリンが分かっている現状の状況を通信回線をつないでいた俺達にも伝えられる。
どうやら私の知っている通りに物事が進んでいるようだ。
だからといって安心はできない。
前回のようにまたイレギュラーが発生する可能性がある。
『艦長。動きがあったらこっちも出ますよ?いいですね?』
『ええ、お願い』
『…お前も、問題ないな?』
ハイネが艦長に許可を取り、ブリッジへの回線を閉じて俺に問いかけてくる。
特に異論はない。
むしろここで出られなければ少し困ってしまう。
今回の私の目的は、このダーダネルス海峡戦で死亡するハイネの運命を変えること。
ZEROもここで何もしなければハイネは確実に死亡すると言っている。
『異論はない。ただし私は私の意志で行動する』
『……構わない。好きにしてくれ』
文句を言われると思っていたのだがそんなことはなかった。
これがアスランだったなら違っただろうな。
そう思いながら回線を閉じる。
「……そうか、これが初めての戦闘になるのか」
後は待つだけとなった時にふと、そんなことを思った。
ウイングゼロのパイロットとなってからそれなりになるが思えば私は戦闘といえるようなことに遭っていない。
ラクス暗殺の際のアッシュは長距離からのツインバスターライフルでの狙撃。
コニールを助けた際のダガーLは、後ろからの不意打ち。
ローエングリンの時のモビルアーマーも一機目はバスターライフルで、二機目はツインバスターライフルによる一撃で沈めた。
どれも、戦闘といえるものではない。
「だからといって、負ける気はないが」
この時のためにシミュレーターを使って訓練してきた。
あとは実戦でそれを活かすだけ。
『モビルスーツ全機発進用意。ZGMF-X2000グフイグナイテッド。ハイネ機発進スタンバイ』
メイリンの発進シークエンスと共にグフイグナイテッドがカタパルトへ移動していく。
どうやらオーブ軍はカガリの静止は聞かずに攻撃を再開したらしい。
グフに続いてザクウォーリア、ブレイズザクファントムが出撃していく。
そして、最後にウイングゼロがカタパルトに移動していく。
……状況が状況だから少しどうかとも思うけど。
ガンダム好きならこういうの一度は体験してみたいよね。
『ウイングガンダムゼロ。発進どうぞ』
「……ウイングゼロ。出る」
ミネルバから発進して現状を確認する。
前方にはオーブ軍と地球軍の大量のアストレイ、ムラサメ、ウィンダム。
そして、アビス、カオス、ガイアと交戦しているインパルスとセイバー、グフ。
三時方向には向かってくるモビルスーツを無効化していくフリーダム。そしてストライクルージュ。
ザクウォーリアとブレイズザクファントムはミネルバの甲板に陣取り、降り注ぐミサイルやモビルスーツの攻撃の雨を凌いでいる。
「わかっているZERO……一掃する」
ひとまず、ミネルバ周囲のモビルスーツ軍をどうにかする。
機体を上昇させ、射線上に味方がいないことを確認。
ツインバスターライフルを両腕に分離させ、左右に大きく腕を開いて水平に構える。
「攻撃開始」
自身を中心に円運動しつつバスターライフルを発射する攻撃、ローリングバスターライフル。
次々と敵モビルスーツが光の中に飲み込まれ、跡形もなく消滅していく。
二回転半ほどしてから攻撃を終え、状況を確認する。
ミネルバ周囲の敵モビルスーツ殲滅完了。
だが、敵艦から減った分のモビルスーツを補充するように次々出てくる。
アークエンジェルからも目立つ色をしたムラサメが出てきた。
ならば、ストライクルージュは後ろへ下がるだろう。
「戦術レベル……確認。実行に移る」
ストライクルージュに銃を向けるムラサメ。
シールドでその攻撃を防ぎ迫りくるムラサメに銃を向けるものの、同胞であり自分の国の兵士に対してカガリは撃つことなどできなかった。
「撃てないのなら下がれ!カガリ!」
「ぅ……」
「ここでお前が落ちたら、それこそオーブはどうなる!」
カガリに下がるように言いつつ、バルトフェルトの駆るムラサメは襲ってくるオーブ軍、地球軍のモビルスーツを撃墜する。
「俺はキラ程上手くないと言ったろうが!落としちゃうぞ!」
バルトフェルトとて、やりたくてやっているわけではない。
オーブを止めに来てオーブ兵を撃つのでは何がしたいのかわからなくなってしまう。
だが、彼はキラほど上手くない。
殺さずに止めるなどそんなことはできないのだ。
「ぁぁ……」
次々と撃墜されていく同胞たち。
その光景を見ながらかつて自身の父、ウズミ・ナラ・アスハの語ったオーブの理念を思い返す。
自身の父の語った理念を護れなかったばかりか、この戦闘を止めることが出来ないでいる自分。
「うぅぅ……あぁ……!」
カガリはいろんなことが混ざり合って大声で泣いた。
「カガリ……」
そんなカガリを見ながら敵モビルスーツの武装や頭部を撃ち抜き、次々と無効化していくフリーダム。
カガリには出来るだけのことはやると言った以上、彼にできるのは向かってくる敵を無効化し被害を最小限に抑えつつオーブにミネルバを討たせないまま、戦闘終了に向かわせることのみ。
そう思いながらキラはモビルスーツを無効化していく。
そして、その光景を見ながら接近してくる敵機を迎撃するミネルバ。
対空砲を潜り抜けてきたモビルスーツへの迎撃が遅れたところに、アークエンジェルからの攻撃が加わった。
その精密な射撃は敵機とミネルバの間を正確に縫うように通過し、敵機はミネルバから距離を取って後退する。
「か、艦長!あの艦が……」
「始めはこちらの艦首砲を撃っておきながら……どういうことなの?」
助かったとはいえ疑問は残る。
なぜ助けるのか。
こちらを攻撃しておきながらなぜオーブ軍も攻撃するのか。
「まさか本当に戦闘を止めたいだけなんて、そういう馬鹿な話しじゃないでしょうね?」
疑問は残るものの、こちらが状況的には不利なのも事実。
攻撃しないでくれるのなら助かる。
「何だ!こいつ!―っあぁっ!」
フリーダムに向けてライフルを放つインパルス。
しかし簡単によけられてしまい逆にすれ違い様に右腕を切り落とされる。
フリーダムは、そのまま水中にいるアビスに向けてレールガンを放ち無効化。
続いて睨みあっているガイアとグフに目掛けて突っ込んでいく。
「お前は何だ!!」
フリーダム目掛けてガイアが飛び掛かる。
ビームサーベルを抜き前足を切り落として無効化。
「キラやめろ!何故お前がこんな!」
フリーダムを追いかけて接近して来ていたセイバーだが通信は繋がっていない。
アスランの静止の声届かず、そのままグフに向っていく。
「手当たり次第かよ、この野郎生意気な!」
ハイネはビームガンで迎撃するがすべて躱され、そのまま右腕を切り落とされる。
フリーダムの背後に現れたセイバーにキラは意識を向けるが、攻撃してこないことに疑問を抱く。
そんなフリーダムの背後に接近するグフ。
「くっ……あたしを……あたしをよくも!」
そしてガイア。
ウイングを展開したガイアはグフもろとも切り裂かんとそのまま突進していく。
「邪魔だぁぁ!!」
「はっ!」
グフとガイアが衝突する。――その瞬間。
上空から二条の光が降り注ぐ。
それはガイアの両翼を撃ち抜き、爆発。
「っぐう!」
「ああっ!」
爆発でバランスを崩したガイアはそのまま落下。
海面に落ちる寸前でカオスに拾われそのまま撤退していく。
地球軍艦隊から撤退信号が打ちあがり即座に連合、オーブ両軍が撤退を始める。
「このモビルスーツ、あの時の……」
上空から降りてくる白き翼を持つ機体ウイングガンダムゼロ。
キラは襲撃の際に見たモビルスーツであることを思い出すとともに警戒する。
フリーダムとウイングゼロの視線が交わされる。
「……」
「……ここでお前と戦う意味はない」
ウイングゼロはフリーダムから視線を外すと、爆破を受けたことで飛行不可能になったグフを引き上げミネルバへと帰還していく。
フリーダムとアークエンジェルも戦域から離脱して行く。
戦闘が終了した。
勝者は誰もいない。
言い忘れていたんですが。
この小説では2丁の合体している状態をツインバスターライフル。
分割している状態の時をバスターライフルと記載しています。
それと、RGウイングゼロかえました~EW版もかっこいいですけど。
TB版もいいですよね~
それとHGサンドロックEW発売決定!
絶対買います。
他の期待のHG化も期待してます。
前の書き方と今の書き方どっちがいいですか?
-
前
-
今