この素晴らしいRTAに祝福を!   作:あるえぇ?

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今回の最後にアンケートがあるので是非ご回答ください。

それはそれとして、今回はちょむすけ回です。短めですが、お許しください!


第十話 この冒険者達におかしなペットを!

 「カズマカズマ。「カズマです。」この猫うちで飼ってもいいですか?」

 

 「猫?」

 

 俺とクリスが暖炉で暖まっていると、めぐみんがそんなことを聞いてきた。振り返ってみると、確かにめぐみんは一匹の黒猫を抱き抱えていた。…だがこの黒猫、明らかに普通の黒猫ではない特徴を持っている。

 

 「…ねぇめぐみん。一応聞くが、その子本当に猫なんだよね?」

 

 「何バカなこと聞いてるんですか。どこからどう見てもこの子は普通の黒猫じゃないですか。」

 

 「…じゃあなんでこいつの背中に翼が生えてるんだ?」

 

 そう。この黒猫、背中に悪魔や蝙蝠みたいな翼が生えてるのだ。俺の記憶に間違いがなければ、この世界の猫は俺の世界の猫と何も違いはないはず。この世界の住人であるクリスも困惑していることからそれは間違っていないと思うが…。

 

 「ちなみにこの子、火を吐いて自分で魚を焼いて食べることができるんですよ。すごくないですか?」

 

 「すげぇけどやっぱそいつ猫じゃないよな!?」

 

 「なんでですか!?どこからどう見ても普通の猫じゃないですか!?」

 

 「火を吐く猫のどこが普通なんだよ!?」

 

 なんでこいつは翼の生えた火を吐く猫を普通だと言い切れるんだよ!?それともあれか?紅魔族の間ではこれが普通なのか!?

 

 「…ところでめぐみん。その猫(?)どこで拾ってきたの?」

 

 俺が混乱していると、クリスが黒猫の出自についてめぐみんに質問した。…なるほど、確かにそれならこいつの正体を特定できるかもしれんな。

 

 「この子はですね、私が紅魔の里にいた頃に妹の『こめっこ』が非常食として拾ってきたんです。流石に可哀想だったので、里を出るときに私が使い魔として連れていきましたが、アクセルでハブられ続けた結果エサをあげられなくなったのでさっきまでこの街のエリス教会に預けてたんです。」

 

 「…非常食とか使い魔とか気になる単語がいくつかあったが、とりあえず今は置いておく。それよりそのこめっこってやつは拾ってきたときになんか言ってなかったか?」

 

 「紅魔の里の観光スポットの一つである『邪神の墓』辺りで拾ってきたと言っていましたね。」

 

 「邪神の墓…?」

 

 なんか不穏なワードが出てきたんだが…。

 

 「元々暴虐と怠惰を司る邪神『ウォルバク』が封印されていた場所です。幼い頃、私がうっかり封印を解いてしまったのですが、現在はそのときに何故か分離した暴虐の魔獣が片割れの怠惰の邪神によって弱体化された上で再封印されています。ちなみにウォルバクは私に爆裂魔法を伝授してくれた師匠でもあるんですよ!」

 

 「…めぐみん。その猫を拾ってから何か変なこと起きなかった?」

 

 「別に起きてませんよ?強いて言うならちょくちょく悪魔がやってくるようになりましたけど、特に何事もなかったですね。あ、でもアクセルに来る途中に襲撃してきた『アーネス』とか言う奴はヤバかったですね。ちょむすけが隙を作ってくれなかったら死んでいたかも知れません。」

 

 「ちょ、ちょむ…?」

 

 「そういえば言ってませんでしたね。この子の名前は『ちょむすけ』です。私が名付けました。」

 

 「そ、そうか…。」

 

 めぐみんのネーミングセンスの酷さは既に理解しているので突っ込まない。というかなかなかにやばい事実が発覚した事で突っ込むことに脳のリソースを割けない。

 

 「…めぐみん、ちょっとクリスと話し合うから一回退室してくれるか?」

 

 「? よくわかりませんが、わかりました。自室でちょむすけと遊んでいるので、話し合いが終わったら部屋に来てください。」

 

 とりあえずめぐみんをここから退室させる。めぐみんが退室したことを確認すると、俺とクリスはヒソヒソ声で意見交換を開始した。

 

 「なぁクリス。ちょむすけってもしかしなくても、再封印された魔獣なんじゃないのか…?」

 

 「おそらく。というかほぼそれで確定だと思う。火を吐いたりする猫なんて聞いたことも見たこともないし。多分めぐみんの妹がめぐみんと同じようにうっかり封印を解いちゃったんだと思う。」

 

 「だよな。ただなんで悪魔が何度も襲ってきてるんだ?」

 

 「多分だけど、その悪魔達はウォルバクの手下で、自身の半分であるちょむすけを取り戻すためにウォルバクが何度もけしかけているんじゃないかな?」

 

 「でもめぐみんの話が正しければ、ちょむすけはウォルバク自身が封印したんだよな?なんで今になって…。」

 

 「…ウォルバクは今魔王軍に所属しているとか?」

 

 「そうだとしたら洒落にならないんだが…。」

 

 「でもその可能性が一番しっくりくるよ。だから監視の意味も込めて、ちょむすけはあたし達で飼った方がいい気がする。」

 

 「まあ確かに野放しにするよりはリスクを回避しやすいか…。」

 

 というわけで俺たちの仲間にちょむすけが加わった。ただ、ちょむすけの正体(推定)とウォルバクの現在(予想)についてはダクネスにだけ共有し、めぐみんには黙っておくことにした。アイツの師匠が今は魔王軍かもしれないという確証のない予想でめぐみんを傷つけたくなかったからな。




というわけで、どこぞの駄女神と違って頭のキレるクリス(エリス)が仲間だったことで、ちょむすけの正体とウォルバクについてこの時点でカズマ達が知ることとなりました(あくまで推測だけど)。この分岐がどのように今後に作用するのかに…それは筆者にもわかりません(おい。)。

☆突然筆者が雑談を始めるコーナー☆
このすば関係ないけど、最近ポケポケで試しに作ったら意外と強かったデッキを紹介します。
ポッポ、ピジョン、ピジョット、スピーダー、博士の研究、ナツメ、きずぐすりを各二枚。サンダーEX、ひみつのこはく、プテラ、ガルーラ、モンスターボール、サカキを各一枚で構成するデッキ、その名も『吹き飛ばしデッキ〜雷嵐を添えて〜』です。コンセプトはデッキ名通り強制退場。場をかき乱しながらサンダーやピジョットで蹴散らしていくのが基本戦法です。運次第ですが、プテラで敵の切り札を山札に強制退場させて一発逆転を狙えるのが魅力です。弱点は電気に弱い、火力を出せるのがサンダーくらい(しかも運が絡む)、敵の弱点をつけないことです。もっとこうした方が強くできるという案があれば小説の感想を書くついでに教えてください。

次回は久々の番外編を投稿予定です。

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