この素晴らしいRTAに祝福を! 作:あるえぇ?
・時間関係の記述はわかりやすいように一貫して下界基準で表記しています。
・普段よりギャグ要素多め(かも)
・短め
・読み飛ばし可
「エリスちゃん。貴女には明日からしばらくの期間、貯まりすぎた有給休暇の一部を強制的に消化してもらうことが決まったわ。言っておくけど、これは上の議会で正式に決定された事だから嘘でも冗談でもないわよ。」
「……はい!?」
ある日のこと。私が下界から戻ってくると、先輩の一柱である恋の女神──ラーヴェ先輩に突然そんなことを言い渡された。普段は優しい先輩が、今は怒りと呆れと心配が混じった笑顔を貼り付けていてすごく怖いです…。
「もちろん天界規定に則り、この決定を無視した場合は処罰が下されるから気をつけるように。」
「ちょ、ちょっと待ってください!?なんでいきなりそんなことになってるんですか!?」
「貴女がここに配属になってから有給休暇を全っ然消化してないことが発覚したせいで私達上層部の全員が規定違反として幾つかの権能を剥奪させられそうになってるんだから当然でしょ!?」
「いや私用で下界に行く時はちゃんと取得してますよね!?」
「はぁ…それ殆ど有給休暇として処理されてないわよ。」
「えぇ!?」
「貴女って下界に行く度にほぼ毎回神器を回収してくるせいで出張としてしか受理できないのよ…。」
驚くべき事実に開いた口が塞がらない。まさか有給になってなかったなんて…。
「ちなみに今回消化しなきゃいけない有給はどれぐらいですか…?」
「777年。これでもまだ全体の一割にも満たないけれど、記録を改竄したわけじゃないからエリスちゃんがきちんと消化してくれれば今回だけは見逃してくれるそうだから本当に頼むわよ?」
「はい…誠に申し訳ございませんでした…。」
だって働けちゃったんですからしょうがないじゃないですか…という言い訳はグッと飲み込む。そんなこと言ったら更に怒られるのは目に見えているので…。
「まあ、もっと早めにこの処置を取らなかった私達も悪いからお説教はここまでにしてあげるわ…。ただし、そのかわりとして私から休暇中にやる課題を出すわね。」
「…なんでしょう。」
「どうせ有給で暇なんだから、貴女が心の底から好意を寄せている例の転生者を堕としてきなさい。」
「ん゛ん゛っ!?!?!?」
(な、ななななぜそんなことをラーヴェ先輩ががが知って…!?!?)
「何故知ってるかって表情ね。実はエリスちゃんが彼のことが好きすぎて仕事に手が付かなかった時に貴女の部下から相談を受けたのよ。」
「ふぇっ!?」
「いやーすみません。勝手にラーヴェ様に暴露してしまって。あと怒られる前に白状しますと、そのとき他の神格の方々にも相談しに行ってたので多分みんな知ってますよ。」
「んにゃあっ!?!?」
(あ、あにゃた…にゃんてことを…!!他の方々にはバラさにゃいでって言ったにょに…!)
咎めるような姿勢を天使に向ける…が当の天使は反省するどころかニヤニヤとこちらを見つめ返してきた。おにょれ…!
「ところでラーヴェ様。エリス様って結構奥手でピュアなので下手すればその課題達成できずに終わりますよ?」
「だったら恋の女神であるこの私が直々にエリスちゃんに距離の縮め方からディープキスのコツ等々の恋愛の極意を全部教えてあげましょう♪」
「キ、キキキキキ、キス…!?!?」
「その単語を聞いただけど恥ずかしがってるなんてエリス様はまだまだですねぇ…。というわけでラーヴェ様、あとはお願いします!」
「任されたわ〜♪」
「ちょ、首根っこ掴まないでくださあああ……」
抵抗を試みたが、私よりも強いラーヴェ先輩に勝てるはずもなく、そのまま私は首根っこを掴まれてラーヴェ様の自室に連れ込まれて恋愛講義を受けさせられた。途中からアクア先輩などの先輩神格の皆さんがニヤニヤこっちを覗き見しはじめたのですごく恥ずかしかったです…。
エリス様ってなんとなく凄まじいワーカホリックでピュアで奥手なイメージが筆者にはあるのでこうなりました。原作がそうじゃなくてもこれはこれで可愛いのでヨシ!
・ラーヴェ
恋愛講義中にエリスをおちょくりまくった。終わった時にはエリスは真っ赤にゆで上がった。
・アクア
(一応)エリスの先輩のため天使からエリスについて相談された。なので他の神格と一緒にニヤニヤしながら沸騰している講義中のエリスを観察していた。なお、沸騰しまくっているエリスの様子に途中から耐えきれなくなり「プークスクスww」と吹き出しながら煽った結果羞恥心が爆発したエリスにボコボコにされた模様。
クリスマス回読みたい?
-
読みた〜い
-
そうでもな〜い
-
あったか〜い
-
つめた〜い