サイバー鶴の恩返し   作:よよよーよ・だーだだ

1 / 3
第1話

 昔々、ある宇宙の彼方に、トミという名前の科学者がいました。トミは小さな宇宙ステーションで一人暮らしをしており、反物質の研究に明け暮れていました。反物質は非常に貴重で、そのエネルギーは宇宙船を何千年も航行させるほど強力でした。

 

 ある寒い宇宙の夜、トミは研究室の外で一羽の怪我をしたサイバートリを見つけました。サイバートリは宇宙を飛び交う人工の鳥で、通常は観測や通信に使われるものでした。しかし、このサイバートリは何か異常をきたしているようで、翼が壊れていました。

 トミはサイバートリを家に連れて帰り、修理を施しました。サイバートリは感謝の意を示すように、トミに対して小さな電子音で鳴きました。

 

 数日後、サイバートリは完全に回復しました。そして、トミに一つのお願いをしました。

 

「これから数日間、私に少し時間をください。その間、絶対に部屋を覗かないでください。」

 

 トミはその条件を承諾し、サイバートリを研究室の一部に閉じこめました。サイバートリはそこで何かを一生懸命に作っている様子でした。

 

 

 数日後、サイバートリはトミにその成果を見せました。それは見事な反物質の反物でした。その反物質は非常に安定しており、これまでの技術では作り出せなかったものでした。

 トミは大喜びで、その反物質を使って新しいエネルギー源を開発しました。そのおかげで、トミの宇宙ステーションは飛躍的に発展し、宇宙船の航行距離も大幅に伸びました。

 しかし、トミはどうしても気になって、ある夜、サイバートリが作業している部屋を覗いてしまいました。そこには、サイバートリの真の姿がありました。それは、美しい反物質の羽を持つサイバー鶴でした。

 サイバー鶴はトミに気づき、悲しそうな顔をしました。

 

「約束を破りましたね。でも、あなたの恩に報いるために、これを最後の贈り物とします。」

 

 サイバー鶴は最後の反物質を織り上げ、その後、静かに姿を消しました。

 

 

 トミはサイバー鶴が去った後も、その反物質の反物を大切にし続けました。その反物質は、トミの研究をさらに進めるための鍵となりました。

 トミはサイバー鶴に対して深い感謝の念を抱きながら、その反物質の反物を使って宇宙のさらなる謎を解明し続けました。

 そして、トミはいつか再びサイバー鶴に会える日を夢見て、宇宙の果てまで探し続けました。その旅は、永遠に続くかもしれませんが、トミの心にはいつもサイバー鶴の恩返しの思い出が残っていました。




「反物を織る鶴」と「反物質」を掛けた高度なギャグです。生成した時「いかがでしょうか?」って聞かれたんですけどいかがでしょうかじゃねえよ何だサイバートリって
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。