SAOxオレカバトル 黒の剣士と異界からの召喚士 作:morgan
前に,創造神からの以来であのSAO世界に来ちまった人間だ・・・
キリト達とも交流し,攻略会議まではよかったんだがなぁ〜
ウーフーと俺が色々やってしまったからか,少し刺されそうで怖いが・・・
まぁ今日には,あの出来事が起こっちまうだろうよ。
分かってはいるのだが,キリトの事を本当の事にして見ると正気で居られるかは分からないな・・・
まぁ,アイツらには保険掛けているから大丈夫だとは思うが。
レベル差に関しては仕方がない事だと割り切って行動しますか・・・
そういえば,小説とかで読んだ仮想世界の飯も案外いけると思ったのは俺だけなのだろうか?
運命の日を迎えた・・・
俺は結末を知っていたからか他人とは違い余り緊張感などはなく,逆にいえば『フロアボス』という物がどの程度なのかと期待している自分がいた・・・
ヒエン達が起きて来た,何時通りの和装と中華風の衣装に身を包ませ何処か覇者の様な空気を出していた。
俺は挨拶をする。
「よく寝れたか?ヒエン,ウーフー?」
二人は息が合った様に返す・・・
「あぁまぁな,まぁ寝れたは寝れたけどな・・・」
ウーフーが話して来る
「だけどな,シキ。昨晩の話の事はどういう事なんだ?俺には余り理解が出来なくてよ。」
俺は昨晩に二人を呼び出し話していたのだ。
「まぁ,今日会議があっただろう?」
そう,俺が話すと二人は頷く。
「まぁ,キバオウって奴は明日の攻略後でも問題を犯す・・・ その時の事は,キリト達の事を侮辱する様な者だ・・・」
ヒエンはそこで質問をする。
「あぁ,その事は既に知っているが何故?」
俺はヒエンの質問に対して,こう返す・・・
「前にも言ってはいたが,この世界はある話の世界だという事は分かっているだろう?その事は簡単だ。
小説などを読んでいた時でさえ,アイツの言動には感情が表に出かけたんだ。その事を考えると俺のスキルが暴走してしまうかもしれないからだ。」
そこでヒエンが納得が行った様に聞いてくる。
「つまりは,アイツを殺して仕舞うかもしれないという事か?シキ?」
俺はそれについて返す。
「まぁ大体そうだ。最悪の場合は止めてくれ。もし,お前らもブチ切れていた時は代行すると思ってくれ」
ヒエンは分かったとばかりに黙ったがウーフーは反論した。
「ちょっと待ってくれよ‼︎そうなったらお前は普通に戻れなくなっちまうんじゃないか?」
それは当然の事なのだろう。主が自分の代わりに処す事になるのは防ぎたいもあるが,何よりも人殺しにはさせたく無いのが本音なのだろう・・・
「だがな,ウーフー。俺のもう一つの人格は凶暴なんだ。だから止めて欲しいんだ・・・分かってくれ。頼む・・・」
ウーフーはそこで黙ってしまった。
「さて,今日はもう遅い。明日に向けて寝るとしますか・・・」
そして朝に戻る・・・
「だから言っただろう。ウーフー。俺の事を正気に戻す勢いでやってくれてもいい。そして,俺は覚悟はしてるさ。」
そういうと,ウーフーは納得したように話す。
「分かった。だが俺たちに来たら容赦はしないぞ。俺の弟子,シキよ・・・」
「はいはい,分かってますよ〜」
そんな感じで時間が流れていき,集合場所に着いた。
チームと合流して行く他の面々。キリトが来ないのだ・・・
「まさか,アイツやらかしたんじゃ無いよな?」
そんな事を話していると,走って来た人影が見えた。
「おーい,キリト君〜」
「すまない,遅れたか?」
と彼は聞いたので間に合っていると伝えると,そこでしなしなとなった。
そして,アスナとも合流し,ダンジョン内の森の中を進んでいた・・・
俺たちは歩いていると,キリトにふと質問された。
「なぁ,シキはこっちに来る前は何やってたんだ?」
「俺か?俺は〜普通に学生やりながら,ゲーセンに入り浸っていたぞ。」
そう,答えるとキリトは少し笑ったように
「何か。少し似てるな、」
と言われた。俺は趣味が似ていた事に安堵していたが,次に二人の事に関しての質問になった。
最初にキリトが聞いた。
「アンタたちは,こっちに来る前に何やってたんだ?」
そうキリトが聞くと,アスナも興味があるような,顔で聞いていた・・・
俺は心の中で,『頼む,変なこと事はいうなよ』と願っていたが,それは杞憂に終わった。
まずヒエンが答えた。
「俺は剣術の師範をしていてな。シキとはそこで会ったんだ。」
次にウーフーも答える。
「僕は,太極拳とか拳法の師範をしていてね。そこで知り合ったんだ」
そう答えると,キリトは。
「だから,ウーフーは剣を持ってきてなかったのか。凄く納得したなぁ。」「アスナもそう思わないか?」
キリトが問うと頷いていた。
そんな事を話していると,ボス部屋の前に辿り着き、ディアベルが剣を立てて全員に言った。
「よしみんな!俺から言う事は一つ!勝とうぜ!!」
皆が勇者の様に殴り込んで行く,俺たちも遅れずに入り込む。
すると辺りが明るくなると奥に鎮座していたイルファングザコボルトロードが三体のセンチネルを伴って俺達の前に立ち塞がった。
「全員!!攻撃開始!!」
その開戦の合図と共に全員走りだし、ボス達に対した。
「さてとやるか‼︎ ウーフー,ヒエン‼︎」
そういうと二人は・・・
「承知!!!!」
といい殴り込んでいった。
そうなると自分はキリト達のアシストか・・・
正直に吐露してしまうと,暴れたいというのが本音だが,信頼を上げて置くのも良いと思い,曲刀片手に走る。キリト達と協力しセンチネルを引きつけ、ボスから引き離す。
その間にディアベルは各パーティに攻撃防御の指示を出し、それは的確を極めていた。
「さて,そろそろやってみるか。」
シキはセンチネルを斬りまくりながらも技を発動する。[明星!!!!」
切り刻まれていき,元の形すらも残さないように,
一気に消滅して逝くセンチネル達。
アスナの方へと向かい。,迫りくるセンチネルを蹴りで退かせると、ソードスキルを発動させ、切り裂く。
「スイッチ!」
「はあっ!!」
入れ替わりに入ったアスナが素早い剣技でセンチネルを突き刺し、倒した。
すぐ逃げてキリトの方へとアシストへと向かい,協力しながら撃退して行く。
キリトが剣を構え、残り二体のセンチネルに狙いを定める。
一方、ボス攻略組は本来とは違い,以上の速さでダメージをボスに蓄積させて、いよいよ問題の始まりとなるレッドゾーンに入った。
斧とバックラーを投げ捨てると、予想どおりと誰もが勝利を確信した、しかし…。
『シキは知っていた。何が起こるのかを・・・』
「…みんな下がれ!俺が出る!」
「やっぱりやるか。あの馬鹿…」
ディアベルがソードスキルでトドメを刺そうとした、その時、コボルトロードはタルワールでは無く、野太刀を取り出した。
「!?…おい!全力で後ろへ下がれ!!!」
キリトが慌ててそう叫ぶが時既に遅し、コボルトロードのソードスキルによりディアベルは切り裂かれ、吹っ飛んでしまった。
「ディアベルはん!!…っ!?」
すぐに寄ろうとしたキバオウだが、コボルトロードの威圧に負け、竦んでしまう。
シキは知っていたので,ノリノリでセンチネルをシバきながら,見守っていた。
他のプレイヤーは生きていてくれと願うが,そうは問屋は降ろさないとばかりに非常の現実を突きつける
彼のHPバーは既に0になっていた…。
「…頼む…このゲームを…終わらせてくれ…」
その言葉を最後に彼は消滅した。
キリトの腕の中で、死んだ、ゲームオーバーとなったのだ。
「ディアベル…!」
目の前の光景がショックなのだろう。
キリトは震えている。
俺は,人の死は見た事は無かったがこれは心が抉られる様な物を感じた・・・
俺はキリトへと言う・・・
「…キリト、悲しみにくれるのは後だ」
俺がそう言って肩を置き、そう話す。ふと戦場を見やればパーティは半壊状態になっていた、指揮系統を失い混乱を極める。
これは,癪だが少し暴れるとしようか・・・
「ヒエン,ウーフーいる?」
その問い掛けに答える2人
「あぁいるぞ‼︎」
シキは二人に指示を飛ばす。
「俺がロードを1人で抑える!ヒエンはセンチネルの排除,タンク役の防御に回れ‼︎ ウーフーは回復してる奴らの援護,まだ戦闘の意志がある奴らを守れ!!ヒエンは落ち着いたら,こちらに来て援護を求む‼︎
いけるな?」
二人は答える・・・
「もちろんだ・・・ 剣聖(拳王)の力を存分にふるおう!!!!」
「行くぞ!!!!」
そう,言い別れる・・・
シキは,思案にふける
「さて,どうするか。キリトが復帰するまでの間だ。
少しくらい暴れる程度で良いよな?ロケーシャさん。」
俺は手を招き,短剣を持つ,体勢はまるで暗殺者の様だった。
「さぁ,始まりだ。」
駆け上がり,短剣で腿を切り裂く。
ロードが叫ぶ・・・ それでもアレは止まらない。一つの獲物を殺す様にじっくりと痛ぶっていた。
気が着くとロードのライフは後一本程だった。
そろそろ,復帰する頃だな。
「これで終わりにしようか?」
彼は,曲刀と短剣を双剣の様に持ち,駆け上がる。
まるで,迅雷の様だった。
天井に達した頃。回し斬りを見舞う。
「そろそろだろ?キリト‼︎」
キリトが剣を握りしめた。
「…キリト君…」
「私も行くわ」
「頼む」
キリトとアスナが並び立ち、武器を手に取る。
「手順はセンチネルと同じだ!!」
「分かった」
巧みな連携でコボルトロードに攻撃を仕掛け、二人の刃は確かにボスに食い込んで行く。
「アスナ!!」
一瞬、アスナが攻撃を受けそうになるが、彼女は間一髪でその攻撃を回避、その攻撃で頭巾は消えたがそこから、美しい栗色の髪が靡いた。
そしてキリトに再び変わり…。
「たぁっ!スイッチ!」
キリトがスキルを発動させ、その間にアスナが割り、ボスにダメージを蓄積させる。
だが,俺にも知らない事が起きた・・・
違うモーションを取っていたのだ。アレは無かった筈だ‼︎ 様々な考えが巡るが,そのような時間は無いと彼らに迫る。
「!?しまった…!」
キリトが叫ぶ・・・ だがその時。
「我が剣閃…受けよ! 奥義、フツミタマノタチ!」
ヒエンが,切り伏せた・・・
「無事か?キリト,アスナ。」
「あぁ,ヒエンは?」
「大丈夫だ。しかし間に合って良かった。」
その時、着地点にいる,センチネルが弾ける・・・
「アチョー!ワチョー!龍尾…脚!」
ウーフーも駆け付けていたのだ。
「ウーフー。ありがとう。」
シキは素直に告げる。
ウーフーは少し顔を綻ばせてはいたが,すぐに戻す。
「一気に行くよ。キリト,アスナ、ラスト頼むよ・・・」
先のヒエンの斬撃によって,もう虫の息だった。
俺達がキリト等の道を切り開く‼︎そしてセンチネル達を蹂躙して行く。
そして・・・
キリトとアスナが辿り着き、最後のソードスキルをぶつけ、コボルトロードを一刀両断に切り裂いた。
攻撃を受けたコボルトロードは四散し、conglatulationと言う文字が表示され、周りは勝利に歓喜した。
「やったぁぁぁぁぁぁ!!」
歓喜に沸き返るプレイヤー達
キリト達の元へと向かう。
「ナイスプレイだったよ。二人とも。」
すると,二人は違う反応をする。
「ありがとうございます」
「いや…俺は別に…」
するとエギルが前に出て言った。
「いや、この勝利はアンタ達の物だ!ナイスファイト、コングラッチュレーション!!」
それに続きヒエンとウーフーも労いの言葉をかける。
「よくやったの〜,だがまだまだ精進しろよ。」
そういうと,ウーフーはいつも通りの笑い声を出す。
「よく,成し遂げた。君達ならなし得ると信じていたよ。」
皆がアスナとキリトをそう讃えるが一人、私達を歓迎しない者がいた。
「何でや!!」
「!」
その怒声へ視線を向ける、そこにはキバオウが涙ぐみながら、俺達の方を睨みつけていた。
「何でディアベルはんを見殺しにしたんや!!?」
「見…殺し?」
キリトは直前まで、ボスのスキルについては知らなかったはず、話が分かっていた俺ならそう非難されて仕方はないが彼に当たるのは些か違うように思えた。
「せやろが!!自分はボスのスキルをしっとったやないか!それを最初から教えておれば、ディアベルはんは死なずに済んだんや!!」
そしてキバオウは私にも指を指して叫ぶ。
「きっと、あいつらβテスターだ!だからボスの攻略法も知ってて、強い装備も手に入れられたんだ!!他にもいるんだろ!?β上がりどもは!出てこいよ!!」
一人がそう叫ぶと、勝利の喜びに沸き返っていたその場はあっという間に冷めてしまい、疑念をぶつけ合う場になってしまった。
「…おいお前!」
エギルがそう呼び止めると、キリトが突然狂った様に笑い始めた
「元βテスターだって…?俺をあんな素人連中と一緒にしないでもらいたいなぁ?」
「何…」
「キリト…」
「saoのテストプレイに選ばれた千人のβテスター達のほとんどはレベリングのやり方も知らない初心者だったよ、今のアンタらの方がまだマシさ」
「なっ…」
「俺は、βテスト中に誰も到達できなかった層まで昇った、ボスの刀スキルを知ってたのは刀スキルを使うボスと散々戦ったからだ。他にもいるぜ?情報屋なんか、問題にならないくらいな?」
キリトは不敵な笑みを浮かべて、プレイヤー達を睨む。俺には彼の意図するところは分かっていた、ここで自分が悪役になり、他のプレイヤーがβテスター達と深刻な対立を深めるのを阻止しようとしているのだ。
「…なんやそれ…そんなん、チートやチーターやろそんなん!」
キバオウがそう言うと辺りもそれに便乗してキリトを攻撃する。
そして、それに乗じてチーターとβテストを掛け合わせた『ビーター』と言う単語が飛び交った。
「ビーター…いい名前だな、そうだ。俺はビーターだ、これからは元テスター如きと一緒にしないでくれ」
そう言い、最後に彼は鼻で笑い、階段を登って行った。
途中で俺達とすれ違い、彼は呟いた。
「すまない、シキ,ヒエン,ウーフー…」
「…キリト…」
するとキリトは途中で追いかけてきたアスナと何か言葉を交わし、そのまま次の層へと行ってしまった。
俺は,ヒエンとウーフーを見遣る。すると,殺意が馴染み出ていた。これは俺がやるかと思い,キバオウの元へと向かう。
「あの,後で話があるんですけど良いですか?」
「嬢ちゃんがか?ええで。」
この時ばかりは男の娘よりだった事を深く感謝した。
すると,エギルが手を叩き、みんなに呼びかけた。
「さぁ、俺達も二層に行くぞ、そして始まりの街にいる奴らに伝えるんだ!この事をな」
「おう!」
皆が向かって行くと,シキとヒエン,ウーフーとキバオウが残った。
「では別の場所でお話をしたいので少し移動しましょうか?」
召喚した森の場所に向かった。
「嬢ちゃん話って何や?」
「それはですね。ゲームオーバーになるにはこんな良い月がバックだと美しいと思わないか?」
「何や,話し方変わったんか?」
「いやね,私はね。何故,キリトを糺弾したのが気になってね。」
そこからは聞くに絶えないものだった。
ツンデレの事は分かってはいたが,解放軍としてしでかす事を知っていたので,本性は終わっていたものだった。
「駄目だ,コイツ殺さなきゃ」
急にそんな声が脳内に響く。
やっと来たか。
目が蒼に染まる。身体付きが変わる。女の様になっていた。これは自分も知らなかったが,変わると性別も変わるらしい。(早く言ってよ)
「殺す,殺す,殺す,殺す,殺す,殺す,殺す,殺す,殺す,殺す,殺す,殺す,殺す,殺す,殺す,殺す,殺す,殺す,殺す,殺す」
キバオウは感じ取ったのだろう,空気が凍っていっていることに。
「どういう事や,嬢ちゃん。」
[ハヤクコンナヤツハコロソウ],一瞬にして判断する。
キバオウが剣を抜く前に終は到来した・・・
「直死・・・・・・」
シキが呟く。すると、紙切れの様に,両手が吹き飛んだ。そして,鳩尾に蹴りを打ち込み,両足を切る。
斬られたのかも知らない内に体力は1割程になる。
シキは片手で掴み,モンスターの群れへと落とす。
すると,ポリゴン片が空を俟った。
シキは元へと戻る。
「こりゃ,盛大に殺ったなぁ〜
というか女になるのかよ。」
そう言いつつ,三人は戻って行った。
ヒエンとウーフーはやるせ無さが残っていた。
後日石板には、こう刻まれる。
【キバオウ モンスターとの戦闘による負傷で死亡】