作者「ま、MULAで一番好きなボスだから。何だったら一番好きなキャラかもしれん。」
Sideコルプス
シュンッ…
デザスト「おい。平気か?」
コルプス「あ…デザストお兄さん。」
デザスト「…オマエ、自分がメギドだってずっと気が付かなかったのか?」
コルプス「…うん。あなたが、私のお兄さんになってくれるって言ってたのも…」
デザスト「オマエは、オレと同じ匂いがする。作り物の、木偶人形の匂いがな。」
自分の存在を確立するこの命も…
ただの作り物だったんだ。
この体も…メギドである自分を隠す為だけの、偽りの体。
コルプス「やっぱり私…人間には程遠い存在だったんだ。」
目に涙を浮かべているのを隠すように、
少し笑いながら話した。
デザスト「…人間に程遠いかは知らねぇけど、とりあえず…しばらくは変身するなよ。」
コルプス「…暴れるから?」
デザスト「メギドが禁書の力に長く耐えられる訳がない。今は…自分のアルターライドブックを手に入れる事だけ考えろ。」
コルプス「えっと…ずっと気になっていたんだけど、禁書って…何?」
デザスト「俺も詳しくは知らねぇ。ただ、剣士の組織のお偉いさんが何冊も守ってるって噂だ。」
コルプス「そうなんだ。じゃあ…何で浅倉さんは禁書を…」
そんな事を話していると…
目の前にさっきの化け物が現れた。
グリッチ「オイツイタゾ…サァ、タタカイノツヅキダ。」
デザスト「またオマエか…確か、オマエもアルターライドブックから現れたな。」
グリッチ「アルターライドブックガナニカハシランガ、ソレガドウシタ…?」
デザスト「ハッハッハ…オマエの事を復活させた組織…"財団X"から聞いたぜ。オマエ…世界を破壊しようとした事があるんだってな。」
グリッチ「ソウダナ…アノトキハアノアカボウシ二ジャマサレタガ、ヤハリオレガシヌトイウジジツハソンザイシナカッタ!!」
デザスト「ヘッヘッ…面白れぇな…オマエ!なぁ、オレ達と共に来ねぇか?」
コルプス「え。」
グリッチ「オマエラトキョウリョクダト…?ナンノイミガアル。」
デザスト「どうせ今もオマエは世界を破壊したいと思ってんだろ?でも、それを邪魔する存在がいることは分かってるだろ?」
グリッチ「アタリマエダ。ソウヤスヤストヤラレルヤツラデハナイ…コノセカイノニンゲンハ。」
デザスト「確かにそれもある…でもな。オマエもこの世界も、全て破壊しようとしている善意の存在…ゼインってのがいるんだ。」
グリッチ「ゼイン…?」
デザスト「ゼインの強さはもはや神の次元を超えた。そんな善意の存在を倒せるのは…善意でも悪でもない…
第三のシンギュラリティ…らしいぜ。」
グリッチ「ホウ…キョウミブカイナ。」
デザスト「だろ?オマエが世界を破壊したいなら、前提条件が山程ある。オレもゼインがいると色々面倒なんだ…そこでだ!オレ達で協力し…ゼインをぶっ潰さねぇか?」
グリッチ「…オモシロイ…!ノッテヤロウ。」
一方その時私は…さっきの本について考えていた。
コルプス「プリミティブ…ドラゴン。」
眺めていると…突如場面が変わった…!!
フッ…!
コルプス「え!?何…?」
霧がかった森の中…1人の男の子が立っていた。
コルプス「えっと…僕、名前…わかる?」
男の子「君も…ひとりぼっちなの?」
え…?
コルプス「…うん。場合によっては…そうかも。」
男の子「君も悲しいの?」
コルプス「ん…確かに、悲しいよ。」
男の子「…僕も。友達もみんな消えちゃった。」
コルプス「え…?それってどう言う…」
そう言い、プリミティブドラゴンの本を開く。
中には、こんな話が書いてあった。
昔々、始まりを知る竜がいました。
心優しい竜は人間をとても気に入り、見守り、時には助け、人間と友達になりました。
竜は人が物を知り、成長し繁栄するのをとても喜んでいました。
そして竜の一族と人は仲良く暮らしていたのです。
時が経ち、始まりの竜が居眠りについた頃、増えすぎた人は竜たちと違う場所に住まうようになり、やがて竜のことを忘れてしまいました。
竜たちは再会をとても喜びましたが、現れた人間たちは突然竜たちを攻撃し始めました。
昔友達だったことなど忘れて、竜のことを化け物だと思っていたのです。
竜たちはかつての友情を忘れられず、戦うこともせず、一匹、また一匹と倒れていきました。
最後の一頭の命が尽きる頃、永い眠りから覚めた始まりの竜は驚きました。
そして仲間と友達をいっぺんに失ったことをとても悲しみました。
悲しみに暮れた始まりの竜は仲間を求めて彷徨いました。
世界中、何年も何百年も何千年も、寿命が尽きて、死んだ事にも気付かずに仲間を求めて彷徨い続けました。
骨となり、魂だけになってもまだ、何年も何百年も何万年も彷徨い続けました。
忘却の果てには悲しみが、その悲しみは未来永劫続く悲しみ。
吟遊詩人たちも詠っている。悲しみから永遠に救われず、今も仲間を求めて彷徨っている竜の歌を。
……
コルプス「このお話に出てくる竜って…君のこと?」
男の子「そうだよ。君もひとりぼっちの化け物。似たもの同士だね。」
コルプス「その言い方はちょっと傷ついちゃうな…でも、似たもの同士って事は…私達はお友達になれるんじゃない?」
男の子「君が?僕と?」
コルプス「そうだよ。新しいお友達が出来たね。」
男の子「…ありがとう!」
ニコッ!
コルプス「このお話にも…きっと続きがあるよ。いつか君が幸せになる物語を…考えてあげるよ!」
男の子「ありがとう!お姉ちゃん!」
コルプス「ふふ…こちらこそありがとう。」
デザスト「コルプス。どうした?」
コルプス「ん…?あ、何でもないよ。」
今の…なんだったんだろう…夢かな?
デザスト「そうか。カップ麺作って来るけど、食うか?」
コルプス「良いの?食べる!」
グリッチ「カップメン…?」
デザスト「そうか。グリッチ、オマエにも作ってやるよ。ただし、"紅しょうが!"コレだけは入れろよ。」
グリッチ「ベニショウガ…?」
作者「グリッチって飯食った事無さそう。」
マリオ「いや無いだろ〜。多分。」
作者「そうだな…って、あとがきでマリオ出るの初じゃない?」