mula物語・クロスワールド編   作:メタルクウラ4号

61 / 83
シャドーアルカ「そういえば…アンタグリッチ好きだよね〜前に書いてたストーリーにも出てきてたし。」
作者「ま、MULAで一番好きなボスだから。何だったら一番好きなキャラかもしれん。」


グリッチ ソレハレキシヲユガメシモノ

Sideコルプス

 

 

 

シュンッ…

 

 

 

デザスト「おい。平気か?」

 

コルプス「あ…デザストお兄さん。」

 

デザスト「…オマエ、自分がメギドだってずっと気が付かなかったのか?」

 

コルプス「…うん。あなたが、私のお兄さんになってくれるって言ってたのも…」

 

デザスト「オマエは、オレと同じ匂いがする。作り物の、木偶人形の匂いがな。」

 

自分の存在を確立するこの命も…

ただの作り物だったんだ。

 

この体も…メギドである自分を隠す為だけの、偽りの体。

 

 

コルプス「やっぱり私…人間には程遠い存在だったんだ。」

 

目に涙を浮かべているのを隠すように、

少し笑いながら話した。

 

デザスト「…人間に程遠いかは知らねぇけど、とりあえず…しばらくは変身するなよ。」

 

コルプス「…暴れるから?」

 

デザスト「メギドが禁書の力に長く耐えられる訳がない。今は…自分のアルターライドブックを手に入れる事だけ考えろ。」

 

コルプス「えっと…ずっと気になっていたんだけど、禁書って…何?」

 

デザスト「俺も詳しくは知らねぇ。ただ、剣士の組織のお偉いさんが何冊も守ってるって噂だ。」

 

コルプス「そうなんだ。じゃあ…何で浅倉さんは禁書を…」

 

そんな事を話していると…

目の前にさっきの化け物が現れた。

 

 

 

グリッチ「オイツイタゾ…サァ、タタカイノツヅキダ。」

 

デザスト「またオマエか…確か、オマエもアルターライドブックから現れたな。」

 

グリッチ「アルターライドブックガナニカハシランガ、ソレガドウシタ…?」

 

デザスト「ハッハッハ…オマエの事を復活させた組織…"財団X"から聞いたぜ。オマエ…世界を破壊しようとした事があるんだってな。」

 

グリッチ「ソウダナ…アノトキハアノアカボウシ二ジャマサレタガ、ヤハリオレガシヌトイウジジツハソンザイシナカッタ!!」

 

デザスト「ヘッヘッ…面白れぇな…オマエ!なぁ、オレ達と共に来ねぇか?」

 

コルプス「え。」

 

グリッチ「オマエラトキョウリョクダト…?ナンノイミガアル。」

 

デザスト「どうせ今もオマエは世界を破壊したいと思ってんだろ?でも、それを邪魔する存在がいることは分かってるだろ?」

 

グリッチ「アタリマエダ。ソウヤスヤストヤラレルヤツラデハナイ…コノセカイノニンゲンハ。」

 

デザスト「確かにそれもある…でもな。オマエもこの世界も、全て破壊しようとしている善意の存在…ゼインってのがいるんだ。」

 

グリッチ「ゼイン…?」

 

デザスト「ゼインの強さはもはや神の次元を超えた。そんな善意の存在を倒せるのは…善意でも悪でもない…

 

 

 

 

 

 

 

第三のシンギュラリティ…らしいぜ。」

 

グリッチ「ホウ…キョウミブカイナ。」

 

デザスト「だろ?オマエが世界を破壊したいなら、前提条件が山程ある。オレもゼインがいると色々面倒なんだ…そこでだ!オレ達で協力し…ゼインをぶっ潰さねぇか?」

 

グリッチ「…オモシロイ…!ノッテヤロウ。」

 

 

 

 

 

一方その時私は…さっきの本について考えていた。

 

コルプス「プリミティブ…ドラゴン。」

 

眺めていると…突如場面が変わった…!!

 

フッ…!

 

コルプス「え!?何…?」

 

霧がかった森の中…1人の男の子が立っていた。

 

 

コルプス「えっと…僕、名前…わかる?」

 

 

 

 

 

 

男の子「君も…ひとりぼっちなの?」

 

え…?

 

コルプス「…うん。場合によっては…そうかも。」

 

男の子「君も悲しいの?」

 

コルプス「ん…確かに、悲しいよ。」

 

男の子「…僕も。友達もみんな消えちゃった。」

 

コルプス「え…?それってどう言う…」

 

そう言い、プリミティブドラゴンの本を開く。

 

中には、こんな話が書いてあった。

 

昔々、始まりを知る竜がいました。

心優しい竜は人間をとても気に入り、見守り、時には助け、人間と友達になりました。

竜は人が物を知り、成長し繁栄するのをとても喜んでいました。

そして竜の一族と人は仲良く暮らしていたのです。

 

時が経ち、始まりの竜が居眠りについた頃、増えすぎた人は竜たちと違う場所に住まうようになり、やがて竜のことを忘れてしまいました。

 

竜たちは再会をとても喜びましたが、現れた人間たちは突然竜たちを攻撃し始めました。

昔友達だったことなど忘れて、竜のことを化け物だと思っていたのです。

竜たちはかつての友情を忘れられず、戦うこともせず、一匹、また一匹と倒れていきました。

最後の一頭の命が尽きる頃、永い眠りから覚めた始まりの竜は驚きました。

そして仲間と友達をいっぺんに失ったことをとても悲しみました。

悲しみに暮れた始まりの竜は仲間を求めて彷徨いました。

世界中、何年も何百年も何千年も、寿命が尽きて、死んだ事にも気付かずに仲間を求めて彷徨い続けました。

骨となり、魂だけになってもまだ、何年も何百年も何万年も彷徨い続けました。

忘却の果てには悲しみが、その悲しみは未来永劫続く悲しみ。

吟遊詩人たちも詠っている。悲しみから永遠に救われず、今も仲間を求めて彷徨っている竜の歌を。

 

……

 

コルプス「このお話に出てくる竜って…君のこと?」

 

男の子「そうだよ。君もひとりぼっちの化け物。似たもの同士だね。」

 

コルプス「その言い方はちょっと傷ついちゃうな…でも、似たもの同士って事は…私達はお友達になれるんじゃない?」

 

男の子「君が?僕と?」

 

コルプス「そうだよ。新しいお友達が出来たね。」

 

男の子「…ありがとう!」

ニコッ!

コルプス「このお話にも…きっと続きがあるよ。いつか君が幸せになる物語を…考えてあげるよ!」

 

男の子「ありがとう!お姉ちゃん!」

 

コルプス「ふふ…こちらこそありがとう。」

 

 

 

 

 

 

 

デザスト「コルプス。どうした?」

 

コルプス「ん…?あ、何でもないよ。」

 

今の…なんだったんだろう…夢かな?

 

デザスト「そうか。カップ麺作って来るけど、食うか?」

 

コルプス「良いの?食べる!」

 

グリッチ「カップメン…?」

 

デザスト「そうか。グリッチ、オマエにも作ってやるよ。ただし、"紅しょうが!"コレだけは入れろよ。」

 

グリッチ「ベニショウガ…?」

 

 




作者「グリッチって飯食った事無さそう。」
マリオ「いや無いだろ〜。多分。」
作者「そうだな…って、あとがきでマリオ出るの初じゃない?」
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。