Sideアイラ
赤い帽子、ヒゲ…
その見た目は…
完全に私のお父さんそのものだった。
アイラ「お父さん…なの…!?本当に…?」
マリオ「あぁ。ミスタービデオゲームのオレそのものだ。」
アイラ「お父…さんッ…!」
ギュッ!
お父さんに思い切り抱き着いた。
マリオ「おぉ…!お前、また背伸びたな。」
アイラ「ぐすっ…当たり前…でしょ。お父さん、世界を救うお仕事してるって…言ってたけど…」
マリオ「正真正銘、世界を救う仕事だ。ゼインは…人類を滅ぼすつもりだからな。」
滅「やはりゼインは危険な存在だったか。もっと早く気づいていれば…」
マリオ「しょうがねぇよ。ともかく、今は第三のシンギュラリティについてだ。」
アイラ「…それより!何でお父さんがここにいるのかじゃないの!?」
マリオ「あぁ…それ説明すると長いんだよ。だからまた今度な。」
えぇ〜…
一番気になるのに…
第三のシンギュラリティだとかゼインとかよりも圧倒的に気になる…
浅倉威「おい。そもそも第三のシンギュラリティってなんなんだ。」
滅「善でも悪でもないシンギュラリティに目覚めた者の事だ。」
アイラ「善でも悪でもないって…そんなヒトいるの?」
マリオ「少なくとも、そう簡単には見つからねぇ。」
滅「だろうな…俺も…少なくとも今はアーク側だろうからな。」
アイラ「じゃ、アークそのもののお母さんは絶対第三のシンギュラリティじゃないよね〜…」
マリオ「そうかもな〜。だったら…誰だろうな。」
アイラ「って、そもそも何で第三のシンギュラリティが必要なの?」
マリオ「一番ゼインに対抗出来る存在が…第三のシンギュラリティだ。」
浅倉威「俺らは、その第三のシンギュラリティに関して研究する為…その辺の人間を捕らえ、実験をしていた。」
あ〜…そのために普通の人間を捕まえてたんだ…
アイラ「でー、何か分かったの?」
マリオ「まぁな。第三のシンギュラリティに一番近い一族が何か…つかめた。」
滅「それは…?」
マリオ「…お前だ。」
そう言ってお父さんが私に指を指した。
アイラ「やっぱそうだよね〜!この流れならそうだよね〜!しょうがない!私がちゃっちゃとゼイン倒してお父さんと…」
マリオ「あー…確かに第三のシンギュラリティに一番近いのはお前だけど、俺は"一族"って言ったんだぞ?」
アイラ「え?一族?一族…一族…一ぞ…アッ!パンドラ家!?」
マリオ「おー!大正解。」
滅「パンドラ家…知っているな。確かアルカ達の一族だったか。」
アイラ「パンドラ家が…ゼインに対抗出来るんだ。」
何で?
マリオ「それを言っちゃおしまいだ。」
アイラ「あ、思考読まれた。」