Sideアイラ
滅「つまりは…そのパンドラ家の一族の人間を集めれば良いという訳か。」
マリオ「ま、そういう訳だ。」
ふ〜ん…パンドラ家を…
アイラ「でも、意外と簡単じゃない?アルミさんとかお母さんとか、その辺の人達を連れてくれば良いワケでしょ?」
浅倉威「ゼインに少しでも邪魔されたら…元も子もないがな。」
アイラ「大丈夫!ゼインは絶対強いだろうけど、食い止めるくらいなら私にだって「ダメだ。」え…?」
ガチトーンで言われた。
マリオ「ゼインの強さは笑えねぇ。その気になれば、いつでもこんな世界なんて破壊出来る。」
ガシッ!
アイラ「わっ!どうしたの…?」
少し強く…お父さんに肩を掴まれた。
マリオ「いいか。ゼインを倒す作戦、仮面ライダーアウトサイダーズは…本当に危険な計画だ。簡単に死ぬ可能性だって低くはない。」
アイラ「…うん…。」
マリオ「不必要な犠牲は出したくない。この計画に参加するかどうかは…お前自身で決めろ。」
アイラ「私自身…」
正直言うと、出来れば参加したくない。
もしこの計画が失敗したら…なんて事は簡単に想像できるから。
でも…
アイラ「私は、創世の力を持つ者。この力があるのは…多分だけど、世界を救うためにあるんだと思う。」
マリオ「アイラ…」
浅倉威「で?答えはどっちだ?」
アイラ「参加…するよ。その代わり…約束して。
この計画が成功したら…ずっと、家族3人で暮らすって。」
マリオ「…そんなの、言われなくても分かってるさ。何だったら、俺から言うつもりだったからな。」
アイラ「お父さん…やっぱ、大好き。」
もう一度お父さんに抱き着いた。
先程より強く。
マリオ「お前なら、きっと運命を変えてくれる。大切な者を守る為に…戦おうな。」
アイラ「…当たり前でしょ。」
お父さんも強く抱き返して来た。
なんか…子どもの頃に戻ったみたい。
滅「親子の再会に水を差すようで悪いが、どうやってパンドラ家の人間を集めるんだ?ゼインは俺達をマークしているが。」
浅倉威「ゼインにバレたらその時点で退場…か。中々厳しいんじゃないか?」
マリオ「ここはアークに認められた奴しか入れないから…ゼインがくる心配はない…でも、ここに留まってても何にもなんねぇ。」
アークに認められた奴…って事は、やっぱお母さんもこの計画を昔から進めてたんだ。
マリオ「あぁ。お前が産まれる前からな。」
アイラ「また思考読まれ…え?私が産まれる前から?」
マリオ「何だったら、計画自体はアルカが生き返る前から始まってるからな。」
アイラ「え、お母さんが元々幽霊だったって話…本当だったの?」
マリオ「ただの子ども騙しだと思ってだろ。実際の話なんだよな。」
アイラ「えーマジか…幽霊だった頃のお母さんってどんな感じだったの?」
マリオ「聞きたいか?アレは、俺がまだ26の時…」
アイラ「うんうん!」
浅倉威「あの2人、俺達の置かれてる状況分かってるのか?思い出話なんかしてる場合か。」
滅「親は…何よりも自分の子供との時間を大切にする…父親型ヒューマギアの俺だから分かる。」
浅倉威「フッ、俺からしたら…くだらないな。」
滅「子供が出来たとしても…お前には分からないだろうな。」