それでも私は相棒の為に 作:積みポケが好き
ただ魂がBW、ダイパに囚われているのでもっぱら使うのはグライオンやドリュウズ、エルフーンとかです。まもみがどくどくポイヒ回復型…一撃必殺搭載ドリュウズ…いたずらごころエルフーン…魂です…。
でもナットレイが一番好きです(固い意志)
「お見苦しいところを…失礼しました」
一度全部吐ききってしまったので随分楽になった。長身長髪でコガネ弁の長身女性…?女性だろう…うん、この方が背中をさすってくれなきゃここまでよくならなかっただろう。神の手か…?
お腹を擦り、身なりを整えてから挨拶する。顔色は悪いし第一印象は最悪だが、だからといって礼儀を失してはいけない。それに私は外様…色々と迷惑をかけてしまうだろう。誠実を心掛けないとな。
「改めまして……イッシュ地方より来ましたアデクさん…アイリスに続いてチャンピオンを務め、先日引退しましたヒツキと申します。よろしくお願いいたします」
アイリスには引き留められたが…結構強引に振り切って来てしまった。アイリスからチャンピオンを取った手前申し訳ないことをしたが…それを言ったらアデクさんも放浪してたので何とも言えまい。イッシュ地方のチャンピオンはあまりその場に留まらない。とうのアイリスだって割と自由に動き回っているので同じ穴の狢だ。
「えぇ、こちらこそ…パルデア地方でのチャンピオントレーナー兼ポケモンリーグ委員長、オモダカと申します。船旅でお疲れのことでしょう…今回ヒツキさんの案内を担当するチリです」
「まいど!ご紹介に預かりましたチリちゃんやで!此処では四天王や事務、人事を担当しとります…ホンマにイッシュ地方からのお客さんとは…」
毛量が凄まじいこの人…オモダカさんはチャンピオンであるらしい。イッシュのカトレアに劣らないくらいだ。そして、神の手を持つ人はチリさんという方だ。ポケウッドで人気出そう。いや確実に人気が出る。女性人気もだが男性人気も負けず劣らず…だろう。偏見だがナツメさんが好きそうな逸材だ。
と、くだらないことを考えていると手を差し出されるものだから握手を交わす。
「失礼ながら…ヒツキさんのポケモンは一匹だけで…?」
「えぇ、コイツの為に来たようなものですから…他は信頼できる者に預けました」
「というと…」
「恥ずかしい話…少しばかり相棒を頼りすぎた節がありまして……こちらに食べると元気になるスパイスがあるとのことで…相棒の為に居ても立ってもいられず…というわけです。」
「なるほど…となるとペパーの方が詳しいやろな…自分、そのスパイスに詳しい人知っとります。よければ都合がつく日に案内しますわ」
「…!助かります」
「チリ…船旅で疲れていることでしょうしその辺で」
「おっと…失礼トップ。…ヒツキさんも堪忍な」
「いえ、ありがとうございます」
「改めて…ようこそパルデア地方へ。貴女の来訪を歓迎します。こちらに来る時の条件については…把握しているということで」
「はい、学園の方での特別講師や大穴の研究護衛…それと四天王の臨時担当…でしたね。確かひこうタイプの」
「そうです。特別講師については…バトルや臨時の授業という形になるかと。ただ学園所在の講師が度々大穴に入ろうとしていまして…そちらの大穴への護衛が主となります。四天王の臨時担当ですが、パルデア地方は現在人手不足で、営業も担当しているノーマルタイプのジムリーダーがひこうタイプの四天王を兼任している形となります。そちらのフォローという形で回って頂けたらと…」
「承知しています。業務内容については?」
「大まかな内容としては、まずパルデア地方に慣れるまでの期間、学園での臨時講師が最初の主な仕事になるかと思います。その後、四天王の担当や大穴の護衛となりますが育成等も考慮すると、半年の試用期間を経てからとなりますが…よろしいでしょうか?」
「えぇ、何分フェアリータイプはイッシュには居ませんでしたし、パルデア地方特有のポケモンを知る良い機会になると思います…半年間十分研究させてもらいます」
「よろしくお願いします。続いて、四天王の件ですが…ひこうタイプの担当となります。話を聞く限り、得意なタイプの話は伺っていないのでこちらの判断で割り振りましたが……」
「担当については問題なく。ただ業務を行う上で必要な知識やパルデア特有のひこうタイプについての情報は前任者から伺っておきたいのですが…」
「その件はこちらでも出来得る限りのサポートは致します。詳しい事はまた後日に」
「承知しました。改めて、よろしくお願い致します」
「えぇ、よろしくお願い致します」
どうやら本当に人材不足であるらしい。確かにチリさんは先ほど四天王に加えて事務や人事を担当していると言っていたし、ノーマルタイプを担当するジムリーダーの方も営業とひこうタイプの四天王…三足の草鞋であるらしい。さすがに負担が大きすぎないだろうか?ブラックか?ブラックなのか?
そこはかとないブラックな匂いに冷や汗が流れるも、相棒の為…飲むしかない。
と、悲壮な覚悟を決めているとチリさんからお声が掛かった。
「ちょっとええですか?」
「…はい、なんでしょう?」
「いやぁ…疑ってるわけやないんやけど…チャンピオンとしての実力があるのか気になってな。ちょいとバトルしてみたいと思ったんやけど…一匹で、それも療養中…無理せぇへんから一目でも見ときたいなぁ…なんて」
「…チリ」
「あいや…トップの手前ぶし「いいですよ」つ…お」
「大丈夫です。バトルをするわけではありませんし、それに…相棒にもパルデア地方を見てもらいたいので」
申し訳なさそうなチリさんの手前ということもあるし…なにより相棒がこれから生活していく場所だ。ずっとモンスターボールに居たのもあってのびのび過ごしたいだろう。激しい動きは元より、「のんき」な性格でその場でどっしり動かないタイプだ。はしゃいで怪我するタマじゃない。
「出ておいで……相棒、ナットレイ」
「ナッドゥ!」
ナットレイの鳴き声はポケモンベストウィッシュ編94話を確認しました。そんなモロなんだ…。ゲームだと金属音みたいな声なのに…。
四天王云々や研究護衛は本編やってて『レホール先生…絶対やらかすだろうな』という確信と『アオキさん…アオキさん…?(DLCクリア後の評価を聞いて)』となったので、両方に絡ませたいなと思いますた。反省はしている。後悔はしていない。
あと、チリさんは何かと理由つけてポケモンを見たがる。多分、主人公持ってないけどハガネールとかガマゲロゲとか出したら渋の二次創作のドオーとの絡みみたいになる。異論は認める。