ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。   作:あずももも

121 / 596
121話 【ユズちゃんの初心者25階層攻略】5

【救助が!】

【あっちの配信見てたけど、めっちゃ急いで降りてきてくれてた】

【あの人たちもリストバンド不安定って表示されてたみたいだし、やっぱ生え替わりしたてはこうなのか】

【こうなるから前後は立ち入り禁止なんだな……】

 

【「えへ……うみらす……」】

 

【草】

【ユズちゃん……そういうとこだぞ】

【何? この子、夢の中でもこうなの??】

【そうじゃないとでも?】

【普段からちょうちょだぞ?】

 

【なんなら夢の中の方がしっかりしてそうなまである】

【草】

【ユズちゃんに対するこの信頼感よ】

【信頼感(ちょうちょ】

【ま、まあ、テイマーって独特な人が多いって有名だから……】

【独特(比喩表現】

 

【「――お待たせしました! 救助の者です!」】

 

【ふぁっ!?】

【誰だこいつ】

【救助だろ】

【いや、こんなやつ配信には……】

【確かに、来てる全員が今戦闘中……】

 

【第2陣のじゃね?】

【あー】

【そっちは配信なしだからあるかも】

【でもなんか格好が】

【あらショタ系イケメンさん】

 

【!!!!<URL>!!!!】

【ショタコンども……お前ら……】

【来ると思った】

【しっしっ】

【まあ、もう安全だから好き勝手しても良いとは思うが……】

 

【「先ほど上層階層にて魔法陣――転移陣を発見、ワタシが志願して飛び込んだところこちらに!】

 

【なるほど、やっぱりか】

【救護班が追加要因で突撃、で、上の階層で転移陣発見ってことか】

【第1陣は最短ルート探して急いでたもんな】

【まぁダンジョン内で移動できる転移陣もないわけじゃないし】

 

【「早くこちらへ。 ……しんがりはワタシが務めます。 走ってきた順に、早く!」】

 

【スムーズな誘導】

【あ、理央様とひなたちゃんが】

【残りの3人も早く!】

【シルバースライムの壁もないけど、走れば間に合うか】

【急いでー】

 

【「……ひとつだけ、聞いても良いでしょうか」】

 

【え?】

【月岡?】

【そんなことしてる場合じゃ】

 

【「――救護班の人なら、そんな動きづらい装備にはしていない」】

 

【あっ……】

【そういやさっき、そんなコメントが】

 

【「それに……『どうして、たったひとりしか来なかった』。 今、2人が転送された余裕はあったんだ、あっちから何人でも来られるだろう」】

 

【え  え?】

【何が起きてるの?】

【分からん】

【怪しくても今は】

【理央ちゃんたちの配信ではちゃんとゲート前に出てる!】

 

【「――改めてお目にかかる。 ワタシは人ならざる者。 そうですね……別の世界では、ワタシたちはこう呼ばれています。 ヒトならざる知性を持つ種族、魔の者――『魔族』と」】

 

【え?】

【は?】

【魔族??】

【えぇ……】

【なぁにこれぇ……】

 

【普通の剣士の服装からスーツに】

【なぁにこれぇ……なぁにこれぇ……】

【魔族って】

【魔王の配下かよぉ!?】

【ひぇっ】

 

【1年前に現れた魔王は、すごい数の部下を持ってるって】

【つまり……】

【もしかして:魔王軍のお偉いさん】

【それがなんでユズちゃんたちのとこに!?】

【分かるかよ!?】

 

【頭に角、黒い翼に黒い尻尾……】

【もしかして:吸血鬼】

【だよねぇ……】

【あの……人語を解する魔物とか】

【まぁ魔王もしゃべってたらしいし】

 

【「彼女です。 彼女以外に求めるものはありません」】

 

【悲報・魔王軍幹部(仮)、ロリコンだった】

【草】

【こんな大切な場面で!!】

【でも確かに……魔王もそうだったって言うし……】

【じゃあ?】

 

【もしかして:このパーティーで1番ロリっぽいユズちゃんが獲物に】

【えぇ……】

【ユズちゃん……モンスターたちに人気なのは分かるけど……】

【あのユニコーンからしてやべーとは思ってたが……】

【草】

 

【ダンジョン協会の救助隊は隣の部屋で戦闘中】

【少し時間を稼げたらなんとかなるか……?】

【ひなたちゃんたちは見逃されてる?からなんとか】

【でもさ  ダンジョンの壁破壊できるヤツが……ユズちゃん見逃すか?】

 

【「……ふむ、ほんの少々の時間でこれだけの会話が。 この世界の人間は、特殊な方法で念波を使えるようですね。 ええ、概ねそうだと言っておきましょうか」】

 

【!?】

【おい、こいつ配信のコメント欄読んでるぞ!?】

【こわいよー】

【上級者ダンジョンの深層のモンスターよりも強そうなのに、さらに人の言葉が分かる上にネットまでアクセスできるとか】

 

【もしかして:魔王or魔族が本格侵攻してきたら、情報戦も含めて人類おしまい】

【ああ……】

【やばすぎる】

【ネットすら封じられるとかやばすぎない??】

 

【10年前、いや、11年前にダンジョンが地球に出現した時の、物量でのごり押しだけでもやばかったのに】

 

【それ以上とか】

【人類が潰されてもおかしくない】

 

【「――そちらから攻撃してきてしまうのなら、こうなりますよ? ワタシ自身の、自衛のために】

 

【地面が】

【もうおしまいだ……】

【ああ……】

【去年魔王が出現したのだって、たまたま強い子……女神様が撃退してくれたからなんとかなったんだ……なのに】

【その子ももう居ないし……】

 

【え? もしかして俺たちやばい?】

【こいつがユズちゃん手に入れられずに暴れ出した場合、協会に登録してるのは片っ端から赤紙来るレベルだぞ】

【人類の存亡の際には強制的にっていう……】

【そんなのはもうないって思ってたから、登録しちゃった……】

 

【これ、今の若年層の半分は登録済みだからな……】

【なぁにこれぇ……なぁにこれぇ……】

【一般人も非常時には参加させられるから、こうなるとダンジョンへの適性とかはあんま関係ないぞ】

【まぁ世界中にまたモンスターがあふれたら、適性とかそんな場合じゃないしなぁ】

 

【とにかくだ】

【ああ……】

【最も大切なのはだな……】

【ユズちゃん……起きて?】

【草】

 

【そこでユズちゃんかよ草】

【だって、この魔族?が欲しがってるのユズちゃんだし……】

【囚われのお姫様なユズちゃん】

 

【なおそのユズちゃんはぐっすりすやすやな模様】

【ま、まあ、さっき大活躍だったし……】

【でもさすがにこんな状況じゃ……ねぇ?】

【ユズちゃん起きて……】

 

【魔力切れはなぁ……】

【でもユズちゃんだし……】

【素で起きない可能性があるな……】

【もうだめだ……】

【草】

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。