ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。 作:あずももも
「んぅ……」
僕は眠いのが苦手。
僕は眠いのが好き。
寝ようと思えばいくらでも眠れちゃうんだ。
「んっ……」
最近は特に、体がぴりぴりぽかぽかするからなかなか起きたくなくって。
「ユズ様ー? そろそろ朝、……」
「あっ……」
僕の胸元がふわふわしている。
僕の胸元がちくちくしている。
まーたおまんじゅうが潜り込んできてる。
もう慣れたけども、いい加減お母さん場慣れして欲しいよ。
僕のおっぱい吸っても何も出ないんだからさ。
「……おまんじゅう先輩……」
「はっ……んっ……」
くすぐったくてつい、体がもぞもぞ動いちゃう。
眠すぎて、ちょっとだけ起きてるのに頭も体も動かないもんだから、吸ったり噛まれたりされ続けるんだ。
「……ユズ様が怒らないからと……さすがにいけませんっ」
「ぎゅいっ」
びりっ。
「んっ……!」
「!?」
頭の中に火花が飛び散る。
先っぽがはじけたように痒い。
「……ちょ、ちょっ……!? いくら先輩でもそれは……! お、乙女を何だと……!」
「ぎゅい」
ぱちっ。
「んぅっ……!」
今度は反対側ではじける。
――痒くて痛くてくすぐったくて気持ちいい不思議な感覚。
だからなのか、無意識でなんとかおまんじゅうを抱きかかえるも、引き剥がすまでにはいかない。
だから僕は、ずっとじくじくぴりぴりされ続ける。
「え? ユズ様は厳密には違うから大丈夫? ……もうっ、それも失礼です。 お母様に言いつけますよ? ……と、言いますか……」
「はぁ……はぁ……」
「きゅい♥」
おまんじゅうが来てからというもの、頻繁に寝汗をかくようになった気がする。
起きるとパジャマもすっかり着崩れてるし、髪の毛もすごいことになってるし。
「………………………………はっ!? い、いけませんっ! 主に向かって不埒な考えは……!」
そういやこの声、エリーさんかな。
眠すぎて何言ってるのか分からないけど、ふんわりとエリーさんの匂いも漂ってきている。
「……ですからっ! おまんじゅう先輩! 『そこ』は理央様のものです! あとひなた様とあや様の!」
「ぎゅーいー」
「んっ……あっ……」
びりびりびりびり。
小刻みに弱いびりびりがきて、脚が動いちゃう。
「……はぁ? ユズ様が実は……? そんな馬鹿なこと言っていないでさっさと離れてください! そうやってくわえ込んでいるからユズ様が魅了魔法を無意識で……!」
エリーさんの声が近づいて来て、
「――あんっ!」
「!?」
きゅぽんっ。
特大のびりびりがきて、痙攣したみたいになっちゃう。
「……はー……はー……」
少し目は醒めたけど、まだ体が動くほどじゃない。
「……最低ですおまんじゅう先輩……寝ている乙女を襲い、こんなことを……」
「きゅっきゅきゅきゅきゅ」
「成長が止まっているせいでお胸が慎ましい体つきだからと言いまして、それはあんまりです。 軽蔑します、おまんじゅう先輩」
「きゅい! きゅきゅきゅきゅっ」
息をするので精いっぱい。
体の中で何かがはじけた感覚で、視界がちかちかしてる。
「……良いでしょう! そこまで言うのでしたら今、確かめますからね! ワタシがユズ様に不敬を働けないからと調子に乗って! もちろん怒られる覚悟で――――――」
……ひやっ。
冷たい風が、下半身を包む。
……また理央ちゃんが寝起きにお布団に入ってきたのかなぁ。
あの子、普通にズボンとか脱がしてくるからびっくりするんだよなぁ。
女の子が男の……を見たいとか、精神が小学生のままなんだよ理央ちゃん。
……まぁ、僕のは小学生のときから変わってないし、見ても楽しいことなんてないだろうからいつもすぐ諦めてくれるんだけど。
「ほら! こーんなにつるつる……で……」
「きゅっきゅっ」
「え、生え……きゃああああああああ!?」
「エリーちゃん? どうし、……」
なんだかうるさい……お母さんの声までする。
胸の先っぽが両方ともじんじんするし、おなかはすーすーするし、もう最悪の寝覚めだよ。
「……味見したくなったのならひとこと言って……? 理央ちゃんに許可取らないと……」
「おっ、お母様!? え!? ……えぇぇぇぇぇ!?」
「ぴ」
「んっ……」
ぬるり。
生暖かくてすべすべでほどよい重さの液体みたいなのが、おへそから下に降り注いでくる。
……んー、チョコー?
なんでいつも体に張り付いてくるの君……。
「え? ……チョコ先輩が……え? 擬態の応用で、ソレを隠して……えぇぇぇぇぇぇぇぇ!? 嘘ぉぉぉぉぉぉ!? 本当は生えていらっしゃるぅぅぅぅ!?」
「……そういえば、エリーちゃん、知らなかったのねぇ……」
「し、知らなかったって!? え、まさか本当に!?」
「サキュバスさんでも性別、まちがえることあるのねぇ」
「いえいえ……いえいえ!? いえ、だって! 魔力も香りも何もかも!!」
「お医者様が言うには、どうやら女性ホルモンがかなり多い体らしいのよ。 小学生の頃、心配で一度観てもらったことがあって……半陰陽とまではいかなくて、機能には支障なさそうとは……」