ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。   作:あずももも

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302話 2人に、女の子だっていう嘘がばれた

【ユズちゃんに生えたってそれマジ?】

 

【それデマ】

【そっか、そうだよな】

【安心したわ】

 

【そうそう、理央ちゃんが望めば生えるだけだぞ】

【エリーちゃんによると、どうやら自分の意志で生やせるらしいからな】

 

【!?】

【草】

【えぇ……】

【え? 百合ハーが普通のハーレムに!?】

 

【でもユズちゃんだぞ……?】

【ならいいか……】

【草】

 

【まぁまて、ユズちゃんだぞ】

 

【それがどうした】

 

【あの見た目、あの性格、あのちょうちょっぷりでショタになるんだぞ】

 

【!!!!!!!】

【百合教徒ですが……ユズきゅん限定でOKと致しますわ!】

 

【ひゃっほううう!! ユズきゅんがユズきゅんじゃなかったのは残念だけど、ユズきゅんになれるんなら何でも良いわ!】

【おねロリ、百合ハーへおねショタとショタハー勢力が合流しますわ皆様!】

 

【ユズちゃんが可変になったことにより、末裔ども、百合お嬢様方、おねショタ狙いのお姉様方、それにショタコンが一枚岩に……!】

 

【そうか……ショタ状態なら、男にときめいたりあああああ!!!】

【万が一ユズちゃんが好きな男が居てもあああああ!!!】

【草】

【もうやだこいつら】

【これが末裔だぞ】

 

【とにかくショタになれるんなら男の心配は不要】

【つまり?】

【ユズちゃんはエターナルユニコーンだ】

【やったぁぁぁ!!】

【草】

【もう理屈もなんにもなくって草】

 

【胸が熱くなるな……】

【ああ……!】

【すばらしい  すばらしい】

【やっぱり愛は世界を救うんだ……】

 

【草】

【草】

【一瞬で湧いてて草】

【なぁにこれぇ……】

【ユズちゃんの配信だからな……変なのがよく湧くんだよ……】

 

【しかし、まさかユズちゃんが可変になるとは】

【……ってことは、ユズちゃんと理央様の障害は……?】

【性別でのそれが……なくなるな……】

【理央様が百合っ子なら、ユズちゃんはロリのままでいれば良いんだしな!】

【理央様がどちらも望むなら、日替わりで……】

【素晴らしい……】

 

【もしかして:理央ちゃんはユズちゃんのユズちゃん食べれて満足、ユズちゃんはユズちゃんに生えたユズちゃんの初めての衝動に無我夢中で満足】

 

【ユズちゃんの中身は女の子だから実質的に百合だもんな!】

【生やせるってことは、解除すれば生えてないってことだし】

【申し立てはありますけれども、それよりも何よりも理央様の幸せですわ!】

【百合教徒……お前たち……】

 

【なんてことだ……】

【ここが天国だったか……】

【だってサキュバスだもん】

【しかもインキュバスになるんだぜ】

【ユズちゃん……よくやった】

 

【ユズちゃんがロリだからこそ好きだった俺たちは一体……】

【大丈夫  可変だぞ?】

【普段は女の子に決まってるだろ】

【てか理央様たち、普通に女の子のユズちゃん好きだったしな】

【つまり?】

 

【たぶん基本形はロリ  スパイスとしてときどきショタっていう素晴らしいパラダイス】

 

【何それ興奮してきた】

【よし、ロリ教徒の俺もまだ推せるぞ】

【ロリコン一筋だったけど、ショタコンってのもいいかも……】

【もしもしお巡りさん?】

【草】

 

【あれ? それだとユニコーンは?】

 

【あっ】

【草】

【ユニコーンには……我慢してもらおう……】

【ま、まあ、ユズちゃんが女の子のまま理央様を愛することもできるし……】

【そ、そう  ユズちゃんがそのままならユニコーンは大丈夫だし……】

 

【もしユズちゃんがユズきゅんになっちゃったら?】

 

【……ユニコーン、爆散する……?】

 

【草】

【まぁ1回爆散した方がいい気はする】

【ツノくらいは消し飛ぶべき】

【だよな!】

 

【テイムモンスターなら爆散しても魔力で復活できるし……さっさと爆散しよっか、ユニコーン?】

 

【はなから見捨ててて草】

【だってセミスタイルだし……】

【セミファイナルだし……】

 

【ほら、今も画面端でぴくぴくしてるし……】

【あやちゃんのおっぱいで喜んでてうらやま死刑だし】

【草】

【私怨で草】

【まぁあのユニコーンだからどうでもいいや……】

 

「……ゆずきちゃんが……」

 

「男の子に……?」

 

……あっ。

 

僕は、おそるおそるで2人を見る。

 

2人は――口に手を当てて、何も信じられないっていう顔をしている。

 

「そんな、まさか……!」

「そんなことって……!」

 

「………………………………っ」

 

2人は――僕のことを、嘘つきだって言いたい目で見てきている。

 

そうに決まっている。

 

だって僕は、最初っから2人のことを騙してきたんだから。

 

……だから、せめて。

 

せめて、今でも謝らないと。

 

……たとえこのあとに怒られて、泣かれたとしても。

 

僕は、真摯に受け止めなきゃいけないんだ。

 

「2人とも……ごめ――――――――」

 

「……そっか。 ならエンリョ、要らなくなっちゃった」

 

【ひぇっ】

【こわいよー】

【ひなたちゃんの声が】

 

「……え?」

 

「……ですね。 理央さん、あの話――私たちは、いつでもOKです」

 

【よかった……あやちゃんはまだ無事で……】

【でも、やけにいい笑顔してるような】

 

「え?」

 

――やけにすっきりした顔をした2人が――笑顔で、理央ちゃんに話しかけている?

 

「……?」

 

「……よしっ!」

 

ぱんっ。

 

両手を叩いたお母さんが、僕たちの注目を集める。

 

「どうせゆずは嫌じゃないんだから、もうここではっきり決めちゃいましょう!」

 

「お母さん……?」

 

僕は、地面で動かぬぬいぐるみになっていたおまんじゅうを拾い上げながらも――どうして2人がこの反応なのか、お母さんがこんなこと言いだしてるのかが分からない。

 

「実はここに――ゆずの判子だけ押していない婚姻届がありまぁす! 法律改正で印刷されたばっかりの、できたてほやほやの重婚届よ!」

 

ばっ、と服の中から――どうやってしまってたんだろう――ひらりと飛び出した、1枚の紙にみんなの視線が吸い寄せられる。

 

「………………………………え?」

 

婚姻届?

 

……なんで?

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