ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。   作:あずももも

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314話 み゜っ

「ユズ様がお忙しそうでしたので、この話はお二方を通じて人間様の政府へも通してありますが……まさか、自ら作り出された異界へ、ご自分で乗り込まれてしまうとは……それほどに魔力が……」

 

「むぅー?」

 

エリーさんのおへそが気になる。

腰のきゅってしまってる細いとこが気になる。

 

あそこがどうしても気になるし、触りたいんだ。

 

「はい、魔王を討伐したあの一撃で――1年分程度でしょうか、これまでに貯め込んできた魔力を放出されました。 けれど、ワタシとしましても完全に予想外のユズ様が貯め込んでいたそれは、とてつもなく……お母様の方は、あのときの女神に吸収してもらえたようですが……」

 

「………………………………」

 

エリーさんのお尻からふとももへ広がる膨らみが気になる。

エリーさんのおまたを隠すためだけの紐が気になる。

 

……お母さんの介護で一時期は毎晩見てたし、理央ちゃんに至っては小さいころからつい最近までも広げて見せてこられてたそこが、どうしても今、見てみたくなっている。

 

「……あのダンジョンも、本来なら消失するはずでした。 けれどもあのように残り、しかしお母様からは完全に独立した異界として確立しています。 ……それからこの事態を想定すべきでした。 ワタシの失態です。 処分はいかようにも」

 

「何でもぉ……?」

 

「はい、もちろんでございます」

 

エリーさんのおまたの付け根が気になる。

エリーさんの太ももの内側が気になる。

 

なんだかすごくおなかが空いてるみたいで、よだれが出てくるんだ。

 

「しかし……やはり、ユズ様は魔王――失礼、勇者になるべくしてなった存在ですね。 これほどまでの魔力です、普通の人間でしたら貯め込む前に――お母様のように体調を崩されていたはずですから。 そうです、それこそ無尽蔵とでも表現できるほどの素質を――」

 

「エリーさん」

「はい、なんでございま――」

 

「脱いで」

 

「……へ?」

 

エリーさんが、きょとんとしている。

 

「かわいい」

「へ……え!?」

 

「だから脱いで」

「え? あ、あの、ユズ様!?」

 

――ああ、そうなんだ。

 

理央ちゃんがよく、すごい顔でお風呂場とかベッドに潜り込んできて僕をくすぐり倒して揉みしだいてきたのは、この衝動のせいなんだ。

 

「えっちなことしたい」

 

「!?」

 

「脱いで」

「……あ、お酒! 確かユズ様は酔われると、対策していても思わず灰になるほどの魅了を――」

 

「……だめぇ?」

「う゛っ」

 

だめって思うと、急に悲しくなる。

 

切なくなる。

 

ああそうなんだ、これが――理央ちゃんがいつも、僕をくすぐったあとにしていた顔なんだ。

 

「うぅ……」

「あっあっ、ユズ様っ」

 

えっちなことできないって分かって、とっても悲しい気持ちなんだ。

 

ダメだって分かると、すっごく泣きたくなるんだ。

 

「ち、ちょっとお待――」

「――エリーさん」

 

とんっ。

 

「えっ」

 

――とさっ。

 

エリーさんを、肩を軽く押して――けども「そのまま地面に後ろから倒れたら痛そうだなぁ」って思ったら、なぜかいつの間にかあったベッドへ、ぎしっと倒れ込む。

 

「押し倒され――いえ、それどころではありません……このベッド、まさか新居の――つまりユズ様は、物質を、世界をまたいでの召喚を」

 

「エリーさん」

 

――ぎしっ。

 

「あ……」

 

「……だめぇ?」

 

ベッドに仰向けになってるエリーさんに、上から覆い被さる形。

 

理央ちゃんが、よく、僕のベッドの上で僕をこうして組み敷くようにしてふーふー息が荒くなってる、いつもの遊び。

 

今の僕も、ふーふーって息してる。

 

苦しい。

 

――そっか。

 

遊びじゃ、ないんだ。

 

「えっち、したいんだ」

 

「    」

 

そうだったんだ。

 

なぁんだ。

 

理央ちゃんは、こうしたかっただけなんだ。

なのに僕は、それが全然分からなくって。

 

「……初めてなのに、やり方が分かるんだ」

 

「      」

 

なぜか、この後にするいろんなことが、頭に入ってきている。

 

――サキュバスさんたちが、人間の男の人を誘惑する手練。

――インキュバスさんたちが、人間の女の人を喜ばせる手管。

 

そっか。

 

「――君たちを支配下に置くってことは、この『知識と経験』ももらえるってことなんだ。 そっか。 田中君のえっちな本の意味とか、ようやく分かった」

 

「ふぇっ!? ま、まだ日が浅いのにもう『リリス』としての――」

 

「じゃあ、エリーさんのこと。 ――――食べちゃって、いい?」

 

「――――――――――――み゜っ」

 

「え?」

 

エリーさんが、変な声を上げた。

 

なんていうか、ひらがなの「み」なんだけど「ぴ」とかそんな感じの声。

 

――その瞬間、彼女の居た場所には――彼女の形をしていくだけの灰が、薄く積もっていた。

 

「……そっか」

 

これが、僕に逃げられたときの理央ちゃんの気持ち。

 

残念で悲しくって、あと――この身体の火照りの行き場がなくなった、やるせなさ。

 

「……寝よっと」

 

ぽすっ。

 

ふわりと舞い上がる灰の中、僕は丸まる。

 

……エリーさんには逃げられちゃっだけども、エリーさんが残してくれた灰だけはあるんだ。

 

体の中から、熱いのが抜けていく。

 

「……あ、そういえば」

 

目を閉じる前に――僕の身体を、見下ろすと。

 

「僕も、エリーさんみたいな格好になってて、エリーさんみたいな女の子の身体になってたんだぁ……♥」

 

紐でしかない胸元と、おまた。

 

……なんで僕は男なのに紐ブラジャーしてるのかとか、おまたもインキュバスさんたちみたいにぎりぎりはみ出さない程度の面積しかない紐なのかとか、不思議な感じ。

 

でもなんかえっち。

 

それが不思議。

 

不思議だなぁ。

 

でも夢だから不思議じゃないんだ。

 

「おやすみぃ……」

 

僕は、寝た。

 

夢の中だから寝直すってことで良いのかな?

 

 

 

 

「……すぅ、すぅ……」

 

「……おやびん」

 

「ユズのやつ……またエリーを倒しちまいやがった」

 

「あ、さっきユズ様に灰にされたやつ、復活したっぽいぞ」

「おー、良かった」

 

「サキュバスって怖いっすね」

「ほんそれ」

「じゃあ、俺たちはこの辺で――」

 

「――あ? 何言ってんだ?」

 

「ひぃっ!?」

「お、おやびん!?」

 

「……よくもユズと俺様を孕ませようとしてくれたな? しかも俺様たち雌の許可なしで。 ――空へ行こうぜ? 全員、もう一度上下関係をたたき込んでやる。 なぁに、大丈夫だ。 ユズに支配されてる以上、死んでもすぐに復活できるから――――なぁ……?」

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