ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。   作:あずももも

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331話 ひなたちゃんに食べられた から優さんを食べる

「――ぷは。 これで、良さそう?」

 

「ぷは……うん、ありがとう」

 

僕たちの唇が離れ、籠もった熱も離れていく。

 

「ごめんね、ゆずきちゃん。 わたし、魔力とか少なくって」

「ううん、今はちょっとでも欲しかったから」

 

キスしてた途中に、何回かちろちろってべろを僕の口の中に入れてきたひなたちゃん。

 

僕がびっくりしたからか、本当にちょっとだけで済んだけど……あれは

 

「――でもね」

 

「うん? ……んむっ!?」

 

ぎゅっ。

 

――ぬたっ。

 

彼女のべろが――今度は勢いよく僕の口の中に入ってきて、ぐるぐるとかき回してくる。

 

「――~~~~!?」

 

「……ぷは。 今は大変みたいだから、これくらいで良いよ」

 

数秒で離れた彼女の唇からは――一瞬だけ、2人のつばがアーチを描いていた。

 

……なに、今の感覚。

 

すっごくくすぐったかったのと、これが愛ぶ――そういうのは今は禁止だってば。

 

【朗報・サキュバスモードでも押され気味のユズちゃん】

 

【まぁベースはユズちゃんだし】

【あのユズちゃんだもんな】

【ちょうちょの?】

【ちょうちょの】

【草】

 

【うん……たぶん、ユズちゃんがちょうちょ発症せずに育った場合の精神年齢とかそんな感じなんだろうしねぇ、今のユズちゃん……】

 

【ちょうちょ発症で草】

【草】

【ま、まぁ、あの女神様いわく、ユズちゃんがこうなったのはダンジョンの真上で育って魔力浴びすぎたかららしいし……】

【でも姉妹揃ってサキュバスだよ?】

【インキュバスです!】

【うん……絶対ご先祖のどっかでサキュバスorインキュバスの血が入ってるって】

【それな】

 

【あの、理央様】

【そっとしておいてやれ……いくらなんでもかわいそうだからな……】

【ユズちゃん……? 理央様が変なのに目覚めないうちにちゅーしたげて……】

 

 

 

 

「わっ、私もですか!?」

「ダメですか? 優さんもって思ったんですけど」

 

ひなたちゃんに刺激されたのが落ちついてから――途中で甲高い音で飛んでくるのとかをおまんじゅうに撃墜してもらったりしてから読んだ、優さん。

 

【悲報・ユズちゃん、見境ない】

【これが……インキュバスの本性か……】

【え? なに? ユズちゃん、生えるととたんに女の子堕として回る、俺らの敵になるの?】

【草】

【敵ってなんだよ草】

 

【大丈夫大丈夫】

【なにが大丈夫大丈夫なんだよ】

 

【中身はユズちゃんだから、たぶん土壇場でちょうちょ発症するから】

【ああ、理央様相手にはな……】

 

【草】

【草】

【見える見える……】

【ああ、そうなりますねぇ……】

【つまり?】

【今はショタおねです!】

【そういうことだ】

 

「で、でも、私は理央さんたちとは違って、柚希さんとは……」

 

「え? でも、最初の頃はともかく、最近は僕に向けて発情してましたよね? それって性的には僕でもいいってことですよね?」

 

「は、はつ……!?」

 

優さん。

 

大学生の女の人。

 

聞いたら、あやさんの2個上なんだってね。

卒業したらダンジョン潜りするって言ってたもんね。

 

普段は男の人のフリしてるから髪の毛は短めで、けれどもそれが凜とした美人さんな彼女の顔や雰囲気に、ぴったり合っていて。

 

まさに、できる女社員さん……や、社長さんって感じ。

 

こっちも聞いたら、さらしでお胸潰してるってすっごく痛そうなことをしてまで男の人に見せている普段着とは違って、ゆったりしたシャツの下には――んー、理央ちゃんとあやさんのあいだのサイズのお胸。

 

腰もしゅっとしてて前進がしなやかで、たぶんダンジョンの適性がなかったとしてもスポーツ選手さんとかになってて、それでやっぱり今みたいに人気になってるんだろうなって思う。

 

背も高いし、やっぱり中性系の美人さんだし。

 

【ガタッ】

【発情!?】

【んまっ! ユズちゃん、えっちなことは言っちゃダメ!】

【ユズちゃんがナチュラルに発情とか言ってる……】

 

【インキュバスモード怖い……サキュバスモードになって……】

 

【大丈夫? サキュバスモードの方がたぶんお前特効だぞ?】

【その片鱗はこれまでに散々な……】

【もうだめだ……】

【ちょっと外に出てくる……大サバトが効いてきたんだ……】

【ユズちゃんにだけはむらむらしちゃだめだユズちゃんにだけはむらむらしちゃだめだユズちゃんにだけはむらむらしちゃだめだ】

【草】

 

「僕、匂いで分かるんです。 ……ダメ、ですか?」

 

「臭いっ!? ……い、いえ、そもそも柚希さんは理央さんたちの……ですし、お、私みたいな男みたいな女とは……」

 

「――優さんは、素敵な女性ですよ?」

 

ふーっ。

 

座高もあやさんより高い彼女へ、その肩をぐっと掴んで体重をかけて――耳元へ引き寄せて、聞き分けのない理央ちゃんに言うこと聞かせるときみたいにする。

 

抱きつく感じにして――あ、なるほど、君はこういうのが好きなんだ。

 

「ぁんっ!?」

「僕は、好き、ですよ? かっこいい女性って」

 

ふーっ。

 

インキュバスとして女の人を堕とすための――はダメだから解除、この人たちにはそういうスキルとか使っちゃいけないの。

 

「僕は、わがままなんです。 1度、こうって決めたら意地でもやり遂げたいんです。 ……今は、優さんの全てを、食べちゃいたいんです」

 

「      」

 

真っ赤になったまま固まって――よし。

 

「理央ちゃんより聞き分けよくて助かりました。 じゃ、いただきます」

 

ん。

 

……口紅の感覚と、ほのかにつけてるおしゃれな香水の匂い。

 

【草】

【比較対象にされる理央様ぇ……】

【理央様かわいそう】

【かわいそう】

 

【WSSなNTR場面で自分の名前呼ばれながら想い人が別の子にキスする姿とか見せつけられて脳みそはじけ飛んでそう】

 

【草】

【かわいそう……】

【ユズちゃん……どうして……】

 

【けど、優って……】

【あの、月岡のプロフ、下の名前が「優」って】

【えっ】

【??】

 

【……いやいや……いやいや】

【でも、ユズちゃんの懐きっぷりを見ると……】

【……あのぉ……もしかしてぇ……?】

【まさか、あの月岡が……?】

 

【朗報・ハーレムパーティー、まさかの百合ハーパーティーだった】

 

【そして百合ハーの主はたった今インキュバスユズちゃんに食われた】

 

【草】

【草】

【やっぱり女の子は男に勝てないのね……】

【百合に割って入る男になってしまったのか、ユズちゃん……】

【ま、まあ、ユズちゃんの本体はサキュバスだから……】

 

【そうそう、実質的に百合だから……】

【ロリ状態のユズちゃんに発情してたって全世界に暴露されちゃったもんねぇ……】

【月岡……もとい、優ちゃん……】

【百合もおねショタもおねロリも楽しめる……それがユズちゃんの配信だからな……】

 

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