ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。   作:あずももも

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34話 光宮さんと、2人との顔合わせ

「……ということでお邪魔します! 改めて光宮理央って言います! 柚希先輩のいっこ下です!」

 

「りおちゃん、よろしくねー! ……って言うか……すっごいおしゃれ……おとなー」

「高校生だけどね! でもありがと! ひなたちゃんもその服かわいいよ!」

 

「私のお友だちとかでそこまでおしゃれな子とか居ないし、今度一緒にお買い物……あ、あやちゃんも挨拶挨拶!」

「ゆ、夢月です。 よろしくお願いしますね」

 

「さっき話してたんだけど、あやちゃんは静かなのが好きなんだって!」

「それなら柚希先輩とお似合いかも!」

「うん!」

 

光宮さんとお母さん、それに裏切り者のおまんじゅうに襲われた僕は……気が付いたらこの前の初心者講習のときに来た駅前に。

 

あれ?

 

でも、その後のことがあんまり思い出せない。

何があったんだろ?

 

あ、そういえば「今日も万が一のときにびっくりさせちゃいけないから」ってお母さんが言って、「ほんの4年5年前までは一緒にお風呂入ってましたし、そもそもいつも見て見せられてますから大丈夫です!」って言い張る光宮さんの前で、僕のぱんつを

 

「………………………………」

 

……思い出さない方が良いかも。

 

「……へー、私立なんだ?」

「うん! 小学校受験だったから! 電車が長いのー」

「お嬢様学校でしたよね……どおりで先日の服がお洒落だったんですね」

 

「あやちゃんのも素敵だと思うけどなー」

「大人の魅力がありますよね!」

「私は、あまり1人で外出しないので……」

 

この前とは違うけど、服の素材的に高そうな格好のひかりさん。

 

大学生らしく落ち着いた格好をしてる夢月さん。

僕をひん剥いたときの格好そのままな光宮さん。

 

気が付けば3人は盛り上がってる。

女の子同士、姦しいね。

 

僕?

 

なんか頭がぼーっとしてる……なんでだろ。

 

あ、確か「小学校のころとそんなに変わってませんけど、つるつるでかわいいから好きです!」とか言われたような

 

「柚希先ぱーい」

「……あ、うん」

 

「いっつも天井見てますけど……私は?」

「光み……理央ちゃんのその服は、この春に買ったやつじゃなかったっけ?」

 

くいくいっと袖を引っ張られた先には、なんだかご機嫌ななめの光宮さん。

 

この子、人懐っこい分、自分が注目されてないとおへそ曲げるタイプの女の子だからなー。

 

お母さんにも「理央ちゃんと会ったら、必ず1か所なにかを褒めるのよ?」って言われてるし。

 

「そういう柚希先輩は今日もかわいいですね!」

「……君とお母さんが選んだ服だけどね」

「なのでかわいいワンピにツインテですよ先輩!」

「僕は地味なのが良かったんだけどなぁ……」

 

「そうだ! なにかちがうって思ったらツインテ! ゆずきちゃんかわいー!」

「ええ、とてもお似合いです」

 

「……あ、ありがとうございますぅ……」

 

僕、ワンピース着させられてたし、なんならツインテールにさせられてたんだっけ……なんで意識してなかったんだろ……まぁいいや。

 

お母さんの服で出歩くのも、家を出ちゃえばそこまで恥ずかしくないし。

 

ツインテール?

 

男がワンピース来てるのに比べたらどうってことないよ……髪の毛も短いから目立たないし。

 

ひなたさんみたいに長くないから、本当にぴょこんって感じだし。

 

「……ふふっ。 おふたりは仲が良いんですね」

「改めてよろしくね!」

 

「はい! 柚希先輩ともども、よろしくお願いしますっ!」

 

あー、良いよなぁ女の子たちって。

こうして爽やかに仲良くなれるから。

 

僕?

今みたいに、基本話しかけられないと話せないけど?

 

「きゅいっ」

「んっ……どうしたのおまんじゅう」

 

「あ、ユニコーンちゃん! ゆずきちゃんゆずきちゃん、抱っこさせてー!」

「あ、うん、どうぞ?」

 

「きゅい!」

「あはっ、やわらかーい!」

 

おまんじゅうを見てると、この子も結構選り好みをするなぁって思う。

 

何が基準かは分からないけど……だってテイムされているとはいえモンスターだしねぇ……とりあえずで肝の座った系おばさんたちは苦手、田中君みたいに男子はもっと苦手、で、光宮さんとか……見た感じではひかりさんと夢月さんのこともかなり好きみたい。

 

ぐいぐい来るおばさんたちとか、怖い系イケメン……オラオラ系って言うんだって……で、体格も良くって背も高い田中君が苦手なのは僕もおんなじだから、気持ちはよーく分かる。

 

みんな、ほんとぐいぐい来るから負けちゃうよねぇ……まぁ僕の背が低いせいで、ふつうに話しかけられても上からぐいっと来る形になるのもあるけどさ。

 

そういう意味では、この場ではひなたさんが癒やし。

 

……僕よりほんの少し低いだけってのは忘れとこ。

 

「……本当に毛並みが素敵ですね。 それに、温かい……」

「きゅい……」

 

ひかりさんに抱っこされながら、夢月さんのお胸に顔をうずめているおまんじゅう。

 

……吸わないでね?

 

お願いだからね?

吸うなら僕だけにしてね?

 

誰も見てないときだけだよ?

お願いだからね?

 

ね?

 

こんな公衆の面前でおっぱい吸われたら、僕、刑務所に入れられちゃうからね?

 

ほら、動物とかが問題起こすと飼い主の責任になるからね?

 

吸うなら僕のにしてね?

お願いだよ?

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