ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。   作:あずももも

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380話 【ユズちゃんの大規模校難易度攻略配信】3

「………………………………」

 

はたと、僕は気がついた。

 

――なんだか急にお母さんから無理やり教えられたあざとすぎる声とポーズと笑顔でありがとって言ったけども。

 

これ……なんかすっごく恥ずかしいことしちゃったんじゃ?

 

なんで僕、こんなことしちゃったんだろ。

 

僕、久しぶりにダンジョン攻略できるってはしゃいじゃって、思わずお母さんみたいなことしちゃった?

 

「……そ、それじゃ、行ってきますっ!」

 

……なんで僕、急にこんなこと言いたくなったんだろ。

 

しかも、隙あらば子供に見られようとするお母さんのぶりっ子前回だし……うぅ、顔が熱くなってきた……もう。

 

「き  ゅ゜」

「ぴ♪」

 

「……ユズ様……サキュバス、それともショタ系インキュバスの手練れの経験が流れ込んで……?」

「ユズってすげぇな。エリーたちより人間を堕としてるぜ」

 

たたたっ。

 

恥ずかしいし、みんながこっち向いて待ってるし……さっさと潜ろうっと。

 

「         」

「         」

「         」

「         」

「         」

「         」

 

「……お、おい、しっかりしろ!?」

「あ、リストバンドで何人も持ってかれた!」

「まずい、待機組を回せ!? 人員がごっそりいかれちまった!」

 

「クソっ……救護班を要請しろ!」

「あれが……サキュバスユニコーンちょうちょ聖女ロリユズちゃんの聖女要素……ぐはっ」

 

【草】

【優しい】

【かわいい】

【でも……】

 

【悲報・守衛の人たち半壊】

【いや、まともに立ってるのが何人ってレベルで……】

【リストバンドとか】

【心臓が止まるほどかわいかったんだろうなぁ……】

 

【ユズちゃんの急な動きに追いつけなかったカメラさんのせいで後ろからしか見えなかったこの悲劇】

 

【悲しい】

【うぅ……】

【これはNTRれたときのあの感覚に似てる  \30000】

【草】

【えぇ……】

【不意打ちNTRやめーや】

 

【なお至近距離に急接近してきて精神攻撃を真正面からゼロ距離射撃叩き込まれた軍人さんたちの今後】

 

【かわいそう】

【もうまともな精神では居られないよね】

【それな】

【かわいそうに】

【ユズちゃん……どうして……】

 

【なぜか気分が乗って、画面から見切れてたはずの軍人さんたちにお礼を言いたくなったすっごく良い子だからだよ】

 

【ぶわっ】

【感動した】

【イイハナシダナー】

【今どきこんなにピュアッピュアな小学生が居るのか】

 

【これが天使か】

【聖女だって】

【確かにこれは聖女の風格】

【それな】

 

【いや、サキュバスだろどう見ても……】

【ああ、メスガキ系統じゃなく良い子系統のサキュバスか……】

【ユズちゃんには無限の可能性があるんだ】

 

【\1500000】

 

【ひぇっ】

【無言で札束投げるのやめて??】

 

 

 

 

「じゃあみなさん、まだお互いの実力が分かってないので準備運動程度にがんばってくださーい」

 

「拝命致しました。――全軍、ユズ様の通りに体力と魔力を消耗しない範囲で役を成せ。我らが主を250階層よりの深層までお連れするために」

 

「「サキュバス/インキュバスの名にかけて」」

 

「おう、お前ら。『この前の』チャラにする変わりに……分かってんな?」

「「へい、おやびん!」」

 

テイムした人たちに声をかけると――準備運動って言ってるのにやる気出してるみたい。

 

特にエリーさんは真面目すぎるからなぁ……もうちょっと理央ちゃんみたいに好きなことしても良いって言っても聞かないから。

 

「普段はお庭で狭い思いしてるみんなぁー? 走ってきて良いけどぉ、お味方にはじゃれついちゃだめよぉー? やるのは戦いが終わったあとで、ちゃあんと教えたみたいにゆっくり近づいて寝そべってからなでてアピールするのよぉー?」

 

「わおにゃあん!!」

「ばうわう!」

「こけーっ!!」

 

「……あら? キメラ……キマイラさんたちの種類が増えてるわねぇ。まぁいいわぁ、行っちゃって!」

 

お母さんが――なぜか僕の腕を取って真横から声をかけている。

 

……まーた若く見られたいからって、僕と並んで立ってからに。

 

「え、ちょ、星野さんのおか――姉さん!? 今、さりげなくテイムモンスターが増えてるって!?」

 

「そうみたいですねぇ。まぁ誤差よ、誤差」

「誤差じゃないんですけど!?」

 

教官さんが僕からお母さんを引き剥がしてくれている。

 

ありがとう、お姉さん。

 

「じゃ、ひなたたちも行こっか!」

「ええ、モンスターさんたちが私たちを守ってくれるということですので、肩慣らしですね。久しぶりの戦いで、ちょっとわくわくしますね」

 

お母さんと僕を中心に左右へ広がっていくテイムモンスター――と、魔族の人たち。

 

正面には敵のモンスターが数十体。

 

ちょっと強そうだけど、いざとなったら軍人さんもダンジョン潜りさんたちも助けてくれるって言うし、まずは僕たちがどこまで通用するかの小手調べってやつ。

 

【すげぇ】

【ああ……】

【テイムモンスターだけで100体くらい居るのか、これ】

【すげー】

【もはやダブルユズだけで軍団だな……】

【それもイロモノのな……】

【草】

 

【私、テイマーだけどこんなの知らない……】

 

【草】

【ユズちゃんがユズちゃんなだけだから……】

【そうそう、ちょうちょと人間を比べちゃダメだよ】

【無意味だからね】

【草】

 

【あの  今ユズねぇが、キマイラが増殖したって】

 

【あいつら繁殖とかすんの!?】

【えぇ……】

【たぶん、今この映像見てる学者さんたちが発狂してるね】

【歓喜で嬉ションしてそう】

 

【まーたダブルユズが人の情緒をかき乱してる……】

【サキュバスだからね】

【生まれついてのナチュラルサキュバスだから……】

 

 

◆◆◆

 

 

ハルちゃんの小説、発売中です!

 

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ついでにイラストや動画も週にいくつか上げています。

ぜひ見に来てください。

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