ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。   作:あずももも

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387話 【ユズちゃんの大規模校難易度攻略配信】10

【あ、ユズちゃんに告って撃沈した数々の野郎共ですけど、いろいろあるのでだいたい平均で2ヶ月休学してました】

【退学しようってしてたやつをみんなで必死に止めてたのを、ここに暴露します】

 

【ユズちゃんに告るとな……こう、罪悪感とかアイデンティティーの崩壊とかで自我が爆発しそうになるらしい】

【どうせ見ないから分からないだろうけど、ユズちゃんには内緒です】

 

【草】

【草】

【これが……魔性か……】

【サキュバスだからね……】

【ユズちゃん……恐ろしい子……!】

 

【何が恐ろしいって、この子に一切の邪心とかが存在しないことだな……】

 

【草】

【ああ、それだけは確かだよな】

【そればかりは国連会議でも全会一致してるから……】

【「ちょうちょすることだけが問題です」ってね】

【草】

 

【ここまで来ると、逆にヘタレで済んでた理央様がすげぇってなるわ】

 

【確かに】

【でも理央様、そんなユズちゃんにセクハラどころじゃないいたずらばっかしてた前科が】

【やっぱダメだわ  解散】

【草】

 

【まーた理央様の株価が】

【いつものでしょ】

【ちょうちょ並みにいつもの現象だからほっといていいと思うよ】

 

「教官さんが寝ちゃったけど……どうしよう」

 

【草】

【寝ちゃった……?】

【ユズちゃん、寝ちゃった違う、撃沈したっていうの】

【ユズちゃん……どうして……】

 

「……では、代わりは私が」

「あ、優さん」

 

確かすっごい前線に居たはずの彼女が――すっごく汗だくだくで目の前に居た。

 

「はーっ……はーっ……」

 

「大丈夫ですか?」

「大丈夫でなければならないんです……ということで、事前の協議で決めていたように、私、月岡優が代理の指揮官として……」

 

【優ちゃん!】

【※優ちゃんの配信では常に無線機からユズちゃんたちの会話聞いてました】

【※教官さんが死にかけたので全速力で優ちゃんだけ離脱してきました】

【※優ちゃんの元ハーの子たちが「あーあ」って言ってました】

【草】

【かわいそう】

 

「そうなんですかぁ、優さんが偉くなったんですね」

「形式上ではありますけど、トップは必要ですから」

 

「すごいなぁ、優さん。あ、違った……すっごーい♥」

 

「ぐっ」

 

汗だくでも綺麗なお姉さんな優さんはかっこいいなぁって思ってたら、急に胸を押さえてしゃがみ込む。

 

あれ?

サキュバスさんたちから教わったので元気にしてあげたつもりなのに。

 

【あっ】

【草】

【悲報・ユズちゃん、暴走してる】

【自然体なのに……】

【それが大問題なんだが……】

【草】

 

【これ、最初からリリスモードの方がいろいろと良かったんじゃ……】

 

「ユズ様、配下の者が宝箱を発見しました」

「近くにあるようですので、一緒に開けるところを見ませんか?」

 

「え? 行きます」

 

宝箱だって。

 

僕をわっせわっせって運んでくれてる人たちが、くるりと方向転換。

 

「申し訳ございません、優様……ユズ様は幼体にしてリリスの王ですので、まだ制御が……」

「分かっています……耐性は、この期間につけたつもり……だったんです……!」

 

【ぶわっ】

【かわいそう】

【かわいそう】

 

【てか自分の性癖にドストライク&書類上とはいえ結婚してるユズちゃんに手ぇ出してる気配もなく、今も涙流しながら耐えてる優ちゃんとか……すごくない?】

 

【すごい】

【すごすぎる】

【鉄壁過ぎる理性だわ】

【あー、ダンジョン潜りとしてもストイックすぎるくらいだもんなぁ】

 

【同じ屋根の下、頻繁に会っててそれだもんなぁ】

【理央様たちもそう思えばすごいけど理央様だけは尊敬できない】

【それな】

【理央様は前科がたんまりあるから……】

【草】

 

【すごい理性だよなぁ……本当に】

【あふれ出てるらしいサキュバスの色香にも耐える……やっぱりすげぇよ月岡は……】

【ひなたちゃんでさえ染められておかしくなってるのに……】

【あやちゃんもなかなかだけど、性癖クリティカルを思うと】

【結局以前の評価に落ち着いてて草】

 

 

 

 

「本日は6層まで攻略が終わりましたね」

「1日で6層って聞くと遅いですけど、こんな広さですもんねぇ」

 

かたんと置かれた僕は立ち上がる。

 

「んーっ……」

 

ずーっと座ってたから疲れたぁ。

 

けど楽しかったからいいや。

 

理央ちゃんたちとも話とかしてたし、眠くなったらお昼寝しても怒られなかったし。

 

「予定よりも時間は掛かっていますが……単純に人数の問題ですので。万全を期すためということで、明日以降もこのスピードでということになりました」

 

「はーい。おまんじゅー、おまんじゅー。チョコー」

 

最近はずっとおまんじゅうたちを抱っこしてたから、好きにさせてて抱っこしてないと落ち着かないんだ。

 

「おまんじゅうちゃんたちですか? あっちで遊んでましたよ」

「あれは……遊んでいたと言いますか、チョコちゃんが……」

「愛にもいろんな形があるんだね。セクハラはダメだって思うけど」

 

3人が――優さんは忙しいらしい――教えてくれる方に、ぷらぷらと探しに行く。

 

【かわいいなぁ】

【かわいいなぁ】

【ユズちゃんはこうしてるときが1番かわいいなぁ】

【分かる】

 

【ちょうちょも発症しないで、けどえっちにもなってないユズちゃんこそ至高】

【草】

【発症で草】

【ユズちゃん、ちょい天然くらいな状態でぽわぽわしててくれるのが1番良いよな】

【な】

 

【※この状態はちょうちょに最も近いです】

 

【大丈夫大丈夫、ちゃんと3人が護衛してるから】

【草】

【ユズちゃんがふわふわしてるからね……】

 

【画面の隅でちらちら映ってるけど、常に10人くらいの他の人もユズちゃんを警戒……もとい護衛してるね】

 

【草】

【うん……ユズちゃんは大切だからね】

【いろんな意味でね】

【ようやく1日が終わったか……】

【ここから……現地の心労やいかに】

 

【かわいそう】

【かわいそう(先行入力】

【せめて応援してあげようぜ】

 

【<URL>今回の参加者一覧な  ねぎらいのコメントと登録してやれ】

 

【ぶわっ】

【優しい】

【感動した】

 

【ただのんびりしてるだけで末裔たちを感動させる存在……それがユズちゃんだ……】

 

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