ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。   作:あずももも

504 / 595
501話 【祝・500話記念配信】2

【理不尽の塊のユズねぇ(ユズママ)と一緒に生きてて、多少どころか相当ちょうちょなところはあっても、なにひとつ変わらず純粋無垢なロリで居てくれるユズちゃん……】

 

【かわいいね】

【かわいいね】

【なんにもわかっていなさそうにお口開けてぽかんと見てるのがたまらないね】

【たまらないね】

 

【ユズねぇみたいに変なツッコミとか唐突に別ベクトルに疾走したりしないからね】

 

【おろろろろろ】

【ろろろろろろ】

【ああ、ダブルユズの中でもユズちゃんはまだなんとかなる範囲だったんだなって】

【ユズねぇはなぁ……】

【あらゆる意味で上位互換だったから……】

 

【ユズちゃんはね、なんにも考えないでやらかすから笑ってられるんだ】

 

【ユズねぇは?】

 

【自らの欲望と気分のためろろろろろ】

 

【分かる】

【草】

【うん……なぜか黒女神ちゃんのお気に入りなもんだから、誰も手出しできやしないユズワールドがね……】

 

【それの元はといえば、ユズちゃんが黒ロリ女神ちゃんと仲良くしてたからなんだけどね】

 

【ミラーボールの中のどこかでね……】

【ちょうちょだから神様のお家にでも行っちゃったのかな?】

 

【草】

【もしかして:元凶=ユズちゃん】

【でも、ただひらひらしてただけだと思うよ】

【親衛隊もそう思います】

【なら許すか……】

【ああ、ただの児戯に本気で怒れる大人は居ないからな……】

 

「……柚希さん!」

 

「優さんまで……わ、勇者みたいな格好」

 

ゲームとかのかっこいい勇者な甲冑に身を包んでいる優さんが、きらきらと輝いている。

僕、ああいうのになりたかったな。

 

「柚希さんは……」

「はい?」

 

じっ。

 

腰にぶら下げた剣、かっこいいなぁ。

 

「……あのお母様の元で育ったために、理不尽耐性と引き換えにちょうちょを獲得したのでしょうか」

 

「ちょうちょ?」

 

【草】

【草】

【優ちゃんが壊れた!】

【そら壊れるわ、あんなん】

【真面目筆頭だからなぁ】

 

【もしや、見た目だけまだ無事だけど、心はとっくに……】

【あー】

【かわいそう】

【ユズねぇのユズワールドに包まれたばっかりに……】

【もうだめだ……】

 

「そうか……やはり今後、似たようなシチュエーションに対応するためにも、私もお母様に稽古を付けてもらってちょうちょ耐性を……」

 

「ちょうちょ?」

 

【草】

【悲報・ツッコミ不在】

【優ちゃんってばマジメさん過ぎてときどきおかしくなるよね……】

【マジメすぎるゆえにマジメすぎる思考回路しかできないバグ】

【あるある】

【かわいそうに……】

 

「……そういえば柚希先輩、今どこに居るんですかぁ……?」

 

「今?」

 

 

「……配信部屋に居るけど?」

「いる」

 

居るよね?

ここに。

 

「だめだよりおちゃん、ただでさえユズワールドで精神的ダメージ受けるんだから」

「そうですよ理央さん、しばらく安静に……柚希さんとは会話をされない方がよろしいかと」

 

「なんで?」

 

「柚希さん! どうやったらユズワールドを展開できますか!?」

 

「ユズワールドってなんですか?」

 

【ダメだ、ユズちゃんがなんにもこれっぽっちも分かってない】

【草】

【草】

【かわいいね】

【かわいいね】

【理央様の嘆きも一切届かないね】

 

みんながひっきりなしに話しかけてくる。

 

……あー、そうだった。

僕の疲れるけど楽しい日常は、特に最近のそれはこうだったね。

 

でも、大丈夫。

もうすぐ終わる気配がするからさ。

 

「ユズワールド……ダンジョンのことかなぁ」

「だんじょん」

 

【悲報】

【知ってた】

【もうだめだ……】

【てかさりげなく黒ロリちゃんも居るのか】

 

【※なぜかユズちゃんがお気になので全肯定です】

【もうだめだ……】

【純粋無垢な子供は上位存在に好かれるって定番だからね】

 

【大丈夫大丈夫  お祭り回だから、出たら全部忘れるよ  出たらユズねぇのユズワールドなわけだけど】

 

【絶望で草】

【おろろろろろ】

【どうか、どうかこのままで……】

【甘い夢を、永遠に……】

 

【ユズちゃんにも会えたし……もう、良いよね……?】

 

【おい待てバカ早まるなしょせんはちょうちょだぞ】

 

【でもそのちょうちょ、全世界を覆ってるよ?】

 

【おろろろろろろ】

【       】

【草】

【怖すぎて草】

【バタフライエフェクト……そうか、ユズちゃんがどっか行っちゃっても、ユズちゃんがいる以上には永遠にこっちが被害受けるのか……】

【草】

 

「……柚希さん」

 

「?」

 

なぜかさめざめと泣いてる理央ちゃん、すがりついてるひなたちゃん――なんにもない、部屋の隅っこをぼーっと見てる優さんを横目に、あやさんが話しかけてくる。

 

「……ちゃんと、帰って来ますよね?」

「え? あ、はい。ちょうど帰ろうかなって思ってて」

 

「寄り道……道草、していませんか……?」

「うっ……実はちょっとだけ……」

 

「………………………………」

 

なんだか……あやさんが、怖い。

 

「ちゃ、ちゃんと帰ります……みんなを連れて」

「みんな?」

 

「あ、はい。途中で不思議なダンジョンに入ったので100匹以上のモンスターさんたちと仲良くなったり、ユニコーンさんたちのほぼ全頭を仲間にしたので、ちゃんと帰らないとなぁって」

 

「!?」

 

【!?】

【!?】

【もうだめだ……】

【ああ……やはりあの百鬼夜行は……】

【え、でも、ユニコーン……?】

【待って  待って】

 

【もしかして:偶蹄類の同類】

 

【もしかして:ユズちゃんのパンチラとかあやちゃんのおっぱい揺れでも見せとけばひっくり返って蠢いてるだけ】

 

【草】

【草】

【なら良いか……】

【いいか? いいか……】

【草】

 

【ユズちゃんのせいでユニコーンそのものの価値が落ちてる気がするけど……淫獣の同類なら元からそんなもんだったんだなって】

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。