ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。   作:あずももも

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542話 もうすぐ理央ちゃんたちのところへ帰るんだ

【けど……】

【ああ……】

【なぜか映像がズームされてるからよく見えちゃうんだけど……】

【うむ……】

 

【ユズちゃん、なぁんで聖女衣装をはだけた下に、紐なえっちなの??】

 

【聖女衣装をを羽織ったサキュバスの格好とか、これもうえっちでしょ】

 

【えっち】

【えっち】

【えっち】

【えっち】

【そのギャップに感謝 \50000】

【わかる】

 

【しかもなんだか……色っぽくね?】

【そらほとんど全裸だからな】

【じゃなくて、なんかこう……顔つきというかなんというか】

【分かる】

【おかしい……俺にロリの趣味はないはずなのに……】

 

【あのユズちゃん見るとサキュバスの王様のリリスとかいう、えっちを極めた存在ってよく分かるね】

 

【インキュバス……ショタ……】

 

【しっしっ】

【体つきは寸胴幼児体型なのに、なんかこう……えっちなんだよな】

【そらまぁ大切なところを隠しただけの紐に聖女衣装を羽織るとかいうえっちの極みな格好してるし】

 

【あとさ  ユニコーン……でかくね?】

 

【わたあめみたいな見た目だったのが、完全に鍛えられた競走馬みたいになってやがる】

 

【体毛がふわっふわだけど筋肉が覗いてて大変よろしい】

【馬ってかっこいいな】

【分かる】

【進化するにしても、普段の見た目が見た目だからてっきりポニーみたいになるのかと……】

【それな】

 

【顔つきも凜々しくなりやがって】

【たてがみがきれい】

【ふっさふさだよ!】

【また髪の話してる……】

【ペッ】

 

【それにしても羽も立派だね】

【さらにツノがやたら長い】

【長くて太くて細長い】

【ふぅ……】

【えぇ……】

 

【おい待て落ち着け、あれは蠢く偶蹄類だぞ気を取り直せ!】

 

【もうそれでも……いや、その上のユズちゃんの方がかわいいか】

 

【さすがにそれは人として言っちゃいけないことだと思うよ】

【男子サイテー】

【待て、私は女だ】

【じゃあ女子サイテー】

【草】

 

【ちょっと目を離した隙に強くなりすぎてる上にえっちになりすぎてるユズちゃんが輝いている】

 

「――――きゅっ」

「ぴっ」

 

びーっ。

 

体の中の魔力を、かなり使い切った感覚。

それはそうだ、だって僕たちは時間稼ぎだもん。

 

だから全部を出し切るんだ。

 

そう思って後先考えずに戦ってきた結果が、

 

「あれが、湧きポイント……ボスフロアの台座があるだけ?」

 

UIさんの情報を元にたどり着いたそこは、壁ぎわにある台座。

 

これまで見てきたよりも大きいから、まるで神殿みたいな雰囲気を感じるけども……。

 

「見える限りですとボスモンスターは不在……いえ、ここの場合は恐らく『大量に湧き出るモンスターという軍勢』そのものがボス扱い。それをほとんど排除したということは……」

 

「そうなんですか」

 

【:】

 

【モンスターの「湧き」の減衰を確認しました】

 

【当該ダンジョンの当該フロア、そこに蓄積されている魔力が枯渇すれば勝利です】

 

「つまり、残ったモンスターとかちょろちょろとは湧いてるのを倒せばクリア?」

 

【Oui】

 

ぴこん。

 

UIさんっていう、情報面ではちょっとズルだけど助かる存在の手助けで、僕たちの勝利は目前らしい。

 

「……神族様の創られし、ダンジョン。……その創造元、制作元から直接、しかもリアルタイムで情報提供とは……さすがはユズ様です」

 

「? エリーさんはみんなに伝えてくれる? 今見えてるのを倒せばだいたい終わりだって」

「承知しました」

 

ばさっ、ばさっ。

 

もう僕たちが大技を――おまんじゅうたちに本気で込めた魔力を使ってのレーザー攻撃が必要ないと理解してか、ずっと張りついてくれていたエリーさんが後方の味方の方へ飛び去っていく。

 

「それにしても……疲れたねぇ」

 

「きゅひっ」

「ぴぴっ」

 

体感で……どのくらい魔力、使っちゃったのかは分からないけども、

 

【status】

 

【「ユズ」の魔力残量、残り10%です。すでに身体能力・思考能力・戦闘能力が著しく低下しているため休息を推奨します】

 

「あはは、ありがとうございます」

 

……なぜか僕の考えてることが筒抜けらしいけども、まぁ便利だからいいや。

 

あの黒髪の小さな女神様のだもん、きっと悪いものじゃないんだし。

 

【……♥】

 

「………………………………」

 

わぁわぁ。

 

すごく広い――体育館の何十倍も広くって、屋外のスタジアムみたいなサイズの、真っ白で無機質な材質で完全な長方形の空間。

 

それを上空から、それも実質的にボスモンスターが待機するような隅っこから眺めると、改めて仲間になってくれた子たちの数と、これだけ倒してようやく増えるのが止まっただけの敵の数にも圧倒される。

 

【ユズちゃんが止まってる】

【ユズちゃんがお胸におてて当ててる】

【ため息……いや、疲れたから深呼吸かな】

【かわいいね】

【かわいいね】

 

【けど、やっぱりなんだか、こう……】

 

【疲れてるからだろうけど、顔つきが……】

【服装が……】

【聖女衣装っていう清楚の中から堂々と見えてる紐が……】

【性癖が……焼かれる……】

【草】

 

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