ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。   作:あずももも

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548話 【悲報・ピンチ=えっち】

「あちちちっ」

 

「きゅひー! きゅひー!」

 

僕たちのすぐ近くまで到達した火柱は、チョコがとっさに広がって受け止めてくれたおかげで回避。

 

……けども、チョコってほら……スライムだけどシルバースライムで、つまりは金属で?

 

だから、おまんじゅうのツノに巻きついてたチョコが上に広がって伸びてた熱が、全部効率の良い伝導率でおまんじゅうのツノへと伝わって来ちゃったらしい。

 

ついでに僕も熱い。

 

だって、頭の真上にフライパンがある感じなんだもん。

 

【あっぶな!?】

【セーフ!】

【ドラゴンブレスを、いつもみたく盾みたいに広がって抑えたか】

【チョコちゃんナイスガード!】

 

【あっ……チョコちゃん、火を直接受け止めて真っ赤になってる……】

【あっ……偶蹄類のツノも真っ赤になってる……】

【あっ……ユズちゃんが熱そうな顔をしてるのえっち……】

 

【草】

【生やしてる場合じゃないんだが?】

【ああ、金属は熱の伝導率がねぇ……】

【ユズちゃんがえっちなのはいつものことだけど、俺たちは見てることしかできないし】

【それな】

 

【サキュバスさんたちは魔力を使い果たして、ユズちゃんたちも疲れてたところに不意打ちで……大丈夫かな】

 

【援軍はまだか!!】

【せめて魔王城だけでも来てくれたら】

【あー、ダンジョンっていう非破壊オブジェクトでガードは可能か】

 

【大丈夫? 間違ってミラーボールが熱せられたらもっとこう……やべー展開にならない……?】

 

「ぴ、ぴ……」

 

【シルバースライム:個体名「チョコ」のHPが1になりました】

 

【合体魔法が解除されます】

 

「えっ……チョコが――――――ぁん♥っ!?」

 

「きゅひ!?」

 

【!?】

【!?】

【!?】

 

「ピ」

 

ぬ゙ゅるり゙んっ。

 

首筋からおまたまでをすごい勢いで駆け抜ける感覚が貫く。

 

「ふっ……ぁぁぁん……っ!」

 

その電気みたいなしびびびって感覚で、体が震えるんだ。

 

【えっち】

【えっち】

【どうしてユズちゃんは数分おきにえっちになるの?】

【サキュバスだからだよ?】

【なにしろサキュバスの女王だからな】

【※インキュバスの王でもあります】

【えっちだ……】

 

【\50000000】

 

【!?】

【!?】

【草】

 

【ばかばっか】

【あっ……駄馬の鎧?が溶けて……】

【あー、あれ、そういやチョコちゃんの色だったわ】

【マジで便利なんだなシルバースライム】

【チョコちゃんだけだと思うよ……】

 

【※テイムした情報が無さすぎるどころかそもそも遭遇しないモンスターなので、あれがユズちゃんのちょうちょに影響されたのか淫馬に影響されたものなのか、それともああいう生態を持っているのかはなにしろユズちゃんが特殊過ぎるので、たぶん今後も分かりません】

【それはそう】

 

【ユズちゃんは?】

 

【サキュバスだからあんなもんだろ】

【サキュバスだからなにしてもえっちだろ】

【むしろエリーちゃんだって、おいたわしい立場にならなきゃえっちなわけで】

【草】

【インキュバスだから当然ね!】

【ユズちゃんに生やすな】

 

「ぴぃ……」

 

「……チョコ。ごめんね、無茶させて」

 

なぜか腰に力が入らなくなってふわふわするけども、あとチョコの座りやすかった座るところがなくなったせいで、おまんじゅうのふさふさの背中にまたがることになっておまたもおしりもふともももくすぐったくてしょうがないけども、僕はなんとかたてがみにしがみつつ、落ちてきたチョコをなんとかキャッチ。

 

「……チョコはダメだなぁ……いつも僕たちを守ろうとして、力を使い果たしちゃって」

「ぴぃ……」

 

「おまんじゅうは大丈夫?」

「きゅきゅひっ」

 

「え? ツノがやけど? じゃあ大丈夫だね」

 

「きゅひっ!?」

 

ぱっと見た感じではひどいことになってないし、せいぜいが急いでトイレを済ませて立ち上がるとき、ジッパーに挟み込んじゃったあの痛み程度だろう。

 

すごく痛いし、そのあともしばらくトイレとお風呂と理央ちゃんの襲撃で痛いけどもその程度って感じの。

 

チョコは……魔王城で着せてもらった服のポケットにしまっとこっと。

 

【草】

【ひでぇ】

【あの、ユズちゃん……?】

【温度差ァ!】

 

【もしかして:一応聖女なユズちゃんですら偶蹄類のやらかしには怒ってる】

 

【※女子トイレ侵入、ユズちゃんのお風呂侵入、百合百合シーンで蠢く、乙女に自分の自慢なブツを見せつける、女の子にセクハラする、そういや雑談で言ってたけどユズちゃんの貧乏時代に家じゅうのズボンというズボンを捨てたとか】

 

【あー】

【草】

【おのれ偶蹄目……純粋無垢な僕っ子にホットパンツは最高だろうが……!】

【それな】

 

【当然の扱いだぞ、悔い改めろ駄馬め】

【けちょんけちょんで草】

【今までがね……】

 

【あの、今盛大なピンチなんですが】

 

【それを救ってくれたのがチョコちゃんだよ】

 

【チョコちゃん偉い!】

【チョコちゃんかわいいねー】

【チョコ、良くやった】

【えらいぞ!】

 

【ユズちゃんが帰ってきたあと雑談配信でもしたらチョコちゃんが喜びそうなエサを提案してあげるからねー】

 

【この扱いの差よ……】

【普段の行いって、大切だからね】

【いざというときだけがんばっても意味ないからね】

 

【だからおまんじゅう――――――爆発四散せよ  ユズちゃんを安全に下ろしてからな】

 

【草】

【あ、降りてく】

【あのなんちゃってユニコーンもいよいよ年貢の納め時か……】

【で、でもどうするの……? あんなドラゴンがいっぱい居て……】

 

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