ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。   作:あずももも

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559話 父親の反撃

【サキュバスユニコーンちょうちょ聖女ロリ魔王姫ユズちゃんだからな  気を失っていても……いや、失ってるからこそ呼び名の属性のどれか、あるいは複数組み合わせでの謎パワーで浮いてるんだろ  なんかきらきらしてるし】

 

【さすゆず】

【理央様がなんか絶叫してるのはわかる】

【草】

【さすがは理央様……いついかなるときでも電子機器を破壊するシャウトをかます女よ……】

【モンスターかな??】

【これが理央様ですわ!!】

 

【しかし、この光景……まるで飛行する能力を秘めている石とともに降りていくようだ……】

 

【ああ……】

【なぁにこれぇ……】

【知らないのか? ユズちゃんだぞ】

【ちょうちょの特技はギャグ展開だからね】

 

【泣いてたのに笑っちまうわこんなもん】

【良かった……もう便器のげろげろと仲良くする時間は終わったんだね……】

【便器の中じゃなきゃ買い取ったのに……】

【えっ】

【こわいよー】

【草】

 

【あ、魔王城であやちゃんが長い棒をこっち向けてたっぽい?】

 

【あやちゃんがなんかやったのか】

【メイドちゃんたちがいっぱい居るし、そうなんだろうな】

 

【おっぱいに挟まれた長い棒だって!?】

 

【百合に男を混ぜるな】

【下手人はここか】

【我ら百合同盟に刃向かうか】

 

【理央様の敵か】

【あやお姉ちゃんの敵だな】

【王子様系男装女子優ちゃんの敵はダンジョン潜りの敵だな】

【ひなたちゃんの敵は日向家の敵だな】

【エリーちゃん推しも忘れないでください】

【おやびん推しですが  うん……おやびんはおやびんのままで良いや……】

 

【草】

【しまった、いつの間にこれだけの派閥が】

【とりあえず百合ならなんでも良いんだろお前ら】

【そうだけど?】

【ユズちゃんが幸せそうに女の子といちゃいちゃするんなら全部OKです  挟まろうとしてくる男は死あるのみだ】

【草】

 

ひらり、ひらり。

 

柚希と理央が、重力を完全に無視して静かに舞い降りる。

 

「はーい、みんなもうちょっとひなたの方に……あ、そこで止まって! あと1番背が高い巨人さんはちょっとだけ屈んで……そうそう! そのまま手首を優しくして……今!」

 

――ぽふっ。

 

2人と2匹は、一瞬の衝撃もなく地面――ではなく、途中から羽のように浮いていたおかげで余裕を持って間に合った巨人たち数人の手のひらをクッションに、舞い降りた。

 

「みんなありがと! そのまま2人をゆっくり下ろしてあげてね! あ、おまんじゅうちゃんとチョコちゃんが手のひらの隙間から落ち――あ、ちっちゃい子、ありがと」

 

【おおおおお】

【おおおおお】

【さすひな】

 

【幼女が巨人を指揮してる!!】

【↑日向家】

【ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい】

【草】

【地域を丸ごと代表する「家」は恐ろしいからな……】

 

『――――防御魔法、展開します』

 

『周囲の皆様方に置かれましては、念のために退避を……いえ、必要ございません』

 

――――ごうっ。

 

天上からの炎が、変形して円形に展開した魔王城へ着弾。

 

――するも、十数の尖塔の先から浮き上がる魔法陣により魔王城そのものが一体となった盾を形成し、遙か直上からの大魔法を――下に存在する全てを守護する。

 

「……柚乃。力を貸してくれ」

「はい、先生…………んっ」

 

――――かぷっ。

 

中心の尖塔、そのバルコニー。

銀髪紅眼の少女である魔王が、柚乃の首筋へと牙を差し入れる。

 

「……あんっ……この感覚、10年ぶりにせんせいのおち――あんっ!?」

 

じゅぷっ。

 

魔王の牙が淫魔の首筋へと、有無を言わせずに深く深く差し入れられていく。

 

「熱烈でございますね」

「見ているだけで発情しますね」

「魔王様の内から雄の気配――なるほど、あれが『勇者』」

「おこぼれはいかがでしょうか」

 

「魔王様だけならまだしも、父君でもある勇者様ですと難しいかと」

「なによりも……あのサキュバス様が恐ろしいので」

「ぶるぶるでございます」

「あっ……それはそれで……」

 

魔王城の尖塔から10メートルほどの上空で受け止められた、ロングブレス。

 

その全てのエネルギーが――魔王の権能により、反転する。

 

【うおっまぶし】

【まーた見えなくなってる】

【あれ、これまでユズちゃんがかわしてたのより遙かにやべーブレスなんだよな】

【それを、なんかロボットみたいに変形した魔王城が受け止めて】

 

――――ごうっ。

 

『!?』

 

その勢いは数倍に増幅され――反射。

 

『――――――――GAAAAA――――!?』

 

招かれた古龍は――――――己の力を起爆剤に、大爆発を引き起こした。

 

【!?】

【!?】

【空に太陽が!?】

 

【もしかして:リフレクトした】

 

【魔法攻撃を反射するスキルも魔法も盾もありはするけど……】

【戦略級の攻撃を……?】

【魔王ちゃんすげぇ】

【そら数々の魔王を統べる魔王の城だからな  変形もするし攻撃を全反射もするだろうよ】

 

「……ふぅ。息子をいじめる同級生はまだしも、大人相手なら手加減はしない。なぁ、柚乃」

「あへぇ……♥」

 

古龍を召喚したドラゴンたちを巻き込み、遙か上空で連鎖爆発が引き起こされる。

 

その光のおかげで、光源のない漆黒が真昼のように明るく――その光を眺める柚希の父は、火照った顔で残心を取った。

 

なお、小刻みに痙攣する柚乃は想像妊娠をした。

 

しかし――魔王の肉体に入った魂から差し入れられた魔力は、そのまま柚希が生み出された部屋へと入り込み――。

 

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