ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。   作:あずももも

572 / 597
569話 かっこいい杖とあやさんに会った

「ほー……」

 

ごううううっ。

 

空から太陽が落ちてきて、けれどもなぜかとてもかっこよく変形しているお城の尖塔の先っぽから魔法陣が展開し、バリアを形成して攻撃を受け流している。

 

「……ほぁぁぁぁ……!」

 

「  だ゜っ」

 

「りおちゃん、それどうやって発音するの?」

 

【草】

【え? なんだって?】

【唐突な奇声】

【大丈夫大丈夫、轟音で威力は低減してるから】

【普段通りの理央様】

【こういうのでいいんだよ】

【分かる】

 

【しかしすごいな】

【ああ……】

 

【SF映画のエフェクトみたいな場面に遭遇したもんだから、語彙力が完全に消滅して鳴き声しか上げていないユズちゃんがくっそかわいくて】

 

【あるいは魔法少女アニメのエフェクトか】

【それな】

【ユズちゃんってかわいいよね】

【見た目も種族もそうだけど、こういうところがね】

【なにしろ元純粋幼女だからね】

 

【今は?】

 

【え? サキュバス】

 

【サキュバスとかいう汚染ワードよ】

【純粋無垢とえっちが同居してるユズちゃんとかいう化け物よ】

【※聖女でも性女でもちょうちょでもあります】

【もうだめだ……情緒が引き裂かれてこねこねされる……】

【草】

 

「あの上に、ゆずきちゃんのお母さんとお父さんが居るの」

 

「ほぇー……」

 

「ゆずきちゃんのお母さんはサキュバスさんでね、あ、でも、ハーフだって、ハーフ!」

 

「ほぇぇー……」

 

「……りおちゃんも何か言って」

 

「はひっ!? こ、細かいことは私も分かりませんでしたけど、柚希先輩のお父さんが銀髪美少女な魔王さんになっているってことらしいです!!」

 

「ほぇぇぇー……」

 

【悲報】

【草】

【知ってた】

【話聞いてねぇ!!】

【ユズちゃん……どうして……】

【だってかっこいいもの好きだもんねユズちゃん】

【こんのお子ちゃまめ……!】

 

「……あやちゃん」

 

「あ、はい……柚希さん?」

 

ぐいっ。

 

「ぇぇぇー……あ、あやさんだ」

「はい、私です」

 

すごくかっこいい光景を眺めていたら、優しいけど確かな手つきと力で視線が移動させられて、久しぶりに見る気がするあやさんが居た。

 

【おお】

【なるほど、おねロリか】

【ときにはお母さんみたいに、ほっぺたを挟んでこっち向かせる勇気も必要なのか】

【ままぁ……】

【これはあやママ】

 

【ひなたちゃんと理央様では包容力が足りなかったか……しゃあない、ロリと自称後輩だからな】

 

【日向家】

 

【ごめんなさいごめんなさいユズちゃんが夢中だったから気づかなかっただけですお願いですから会社に圧力かけて辞めさせたりさせないでください子供が居るんですあくまであやちゃんの包容力を強調したかっただけなんですゆるしておねがい】

 

【草】

【こわいよー】

【ひなたちゃん関係では速攻で飛んでくる1ワードに視聴者が怯えている】

【そらそうよ……】

【ねぇ、知ってる? 田舎とか僻地の旧家ってね  やべーんだよ】

【知ってる……今見た……こわい……】

【草】

 

あやさん。

 

そういえば理央ちゃんもひなたちゃんも教官さんもそうだったけども、見慣れない装備を身につけてる中で、魔法職らしく着心地の良さそうな魔女さんっぽい布の服を着ていて、頭には魔女さん帽子に手元には――

 

「え、なんですかその杖、すごくかっこいいですあやさん」

 

「ご無沙汰――ああ、柚希さんですから……こほん。はい、メイドさんたちに貸していただいたものです」

 

彼女が胸元に抱きしめていたのは、かっこいい杖。

素材は木だけども、どう見ても機械が組み込まれていてごちゃごちゃとしていて……なんていうか、かっこいい。

 

【おっぱい】

【パイスラッシュ】

【\500000】

【ふぁっ!?】

【草】

【あやちゃんの包容力と母性はすさまじいな……!】

【ばかばっか】

 

「はわぁぁぁぁ……!」

 

「……どうぞ」

「!!!」

 

あやさんが、杖を貸してくれた……!

 

【かわいい】

【かわいい】

【悲報・ユズちゃん、みんなとの再会よりも新鮮な杖に興味津々】

【だってお子様だもん】

【幼女なのは伊達じゃないもんな!】

【ああ、ユズちゃんが過去トップクラスで笑顔を】

【かわいいけどお口は閉じようね】

 

【あの  一応だけどあやちゃんたち、ユズちゃんのパートナーなのよ……? 久々の再会の場面なのよ……?】

 

【※ユズちゃん】

 

【もうだめだ……】

【草】

【1ワードで説得力があるユズちゃんよ】

【全国のユズちゃんかわいそう】

 

【大丈夫大丈夫  このユズちゃんのインパクトがすさまじすぎて、誰だって他のユズちゃんをユズちゃんだとは認識できないよ】

【それはそう】

【できるもんならしてみろ  できるもんならな】

【草】

 

【しかしでかい】

【ふぅ……】

【身長差でユズちゃんの目の前に……】

【それでも手元の杖に夢中なお子ちゃまよ】

【ユズちゃんだからね……】

【あやちゃんは最高だな!】

【サイテー】

 

【馬鹿共、ユズちゃんを見習え  百合っ子のくせにおっぱいに興味を示さず、それに挟まれたかっこいい杖の方しか見てない子供スピリッツをな】

 

【ユズちゃんは子供だから……】

【女の子も小さいうちはこういうのに興味示すんだけどなぁ……】

【途中からだいたいファッションとかにね……】

【うっ……(思出死】

【なにか嫌な思い出があったか……かわいそうに……今度のサバトで巻き込んでもらうか?】

【そうするぅ……】

【草】

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。