ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。   作:あずももも

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586話 【コメント欄、観戦中】

「むー」

 

「ぎゅ……ぎゅへぇ……!」

「ぴ……ぴぴぃ……! ぴ?」

 

「ひ、姫様? その……ユニコーン様のHPが、そろそろ危険水域に……」

「知らないっ」

 

【草】

【淫獣が潰れそうになっている】

【てかひしゃげてる】

【HPがないなりそうで草】

【ユニコーンがユズちゃんの癇癪でねじ切られそうになってて草】

 

【まさかの最終局面で初期テイムモンスターがリスポーンか……よし、行けユズちゃん  撮れ高だぞユズちゃん  駄馬は盛大に鳴け】

【草】

 

【さすがにかわいそ――淫馬、爆発四散しろ  これまでの所業を悔い改めろ  特にユズちゃんへの数々の罪をな】

【まぁユズちゃんの胸元につぶされるんなら本望だろ  な? 馬刺】

 

【草】

【一瞬で見捨てられてて草】

【そらそうよ……】

【隣に居るチョコちゃんはこんなに良い子なのになぁ】

【マジでそれな】

 

【シルバースライム、どうも会話の全部を理解していないフシはあるが……ともあれ素直でいい子だよな】

 

【ああ  馬肉と違ってな!】

【草】

【すでに肉にされてて草】

【ぼっこぼこで草】

【これまでのセクハラがなぁ……】

【これでバランスが取れてる……のかなぁ……?】

【ユズちゃんが思春期迎えたら割とガチで嫌われそう】

 

「柚希先輩かわ――――――――」

 

「りおちゃん、うるさいよ。戦闘中だよ。他のパーティーの人たちが困るよ。りおちゃんが意味もなく叫んだせいで他の人が気を取られてケガしちゃったりしたらどうするの。ふだんならともかく戦場ではマジメにしてね、りおちゃん。ひなた、怒るよ。それよりモンスター来たから動くよ。ほら、りおちゃん戦闘でしょ。突撃して」

 

「はい……」

 

「え、ええと……わかりました。行きましょうか、ひなたさん、理央さん」

 

理央ちゃんがいつもみたいなうるさい声を出そうとして、最近のいつもみたいにひなたちゃんに怒られて。

 

それからまた優さんのかけ声とともに――3人が、戦い始める音がする。

 

【久しぶりの理央様】

【いつもの理央様】

【そんでひなたちゃんに制御されている理央様】

【かなりガチめにおこのひなたちゃん】

【さすがに当然だわな】

 

【ひなたお嬢様……流石でございます】

【既にその御年齢にして当主としての器を……】

【ひなた様こそ次期当主として揺るぎなく思いますよね皆様!】

【おまいら! そう思うでごぜえますですよね!】

 

【使用人の方々!!!】

【草】

【工作がいつも露骨すぎる】

【こいつらネットに染まってないからバレバレなんだよなぁ】

【下手すぎて草】

【バレバレな工作ならむしろほほえましいまであるからセーフ】

 

【※ずっと真面目に見捨てることなく理央様の配信を聞いてやってたのに、今の急激な絶叫で鼓膜破けました  こんなときだからとアンプでマシマシにしたヘッドホンで聴くんじゃなかった  ひなたちゃんのロリヴォイスが聞こえないの……マジで何にも聞こえん……119番してもなんも聞こえん……え? こういうときってマシでどうやって救急頼めば良いの? モールス信号?】

 

【草】

【草】

【結構な大惨事で草】

【確かにどうすんだよ草】

【かわいそうに……】

【あーあ】

【あー、しばらく落ち着いた状況だったからねぇ……】

 

【なにしろユズちゃんの声が小さいから音量上げがち→ひなたちゃんもあやちゃんも優ちゃんも静かなタイプだから警戒感薄れる→唐突な理央様のシャウトのコンボってのは不可避だからねぇ……(n敗】

 

【知ってる? 鼓膜ってね、破壊と再生を繰り返すのに慣れるんだよ】

【慣れたくないなぁ……】

 

【それでも俺は理央様を応援するんだ  そうしてやらないとかわいそうだから……】

 

【私も  なんかもう、哀れで】

【みんなに見捨てられてるからこその理央様なんだ】

【逆に興奮するよな】

【わかる】

【人気がないからこそ推し甲斐があるんだ】

 

【いつまでもトップを飾らないからこそ永遠に俺たちのアイドルなんだ】

【かわいいのにかわいそうってぞくぞくするよね】

【ずっとずっと私たちしか見ないの】

【わかる】

【ひでぇ】

 

【過疎配信者を応援する人にしかわからない高揚感が、ここに……】

 

【草】

【草】

【理央様の立ち位置が新たな段階へ達している】

【おもしれー百合女だからね】

 

【過去のやらかしを提出させられた結果、どうあがいてもヘタレ以外の感想が得られなかった百合っ子だもんな! セクハラはいくらでもするクセ肝心なところでな!】

【草】

 

【しかし、迎撃戦といってもそこまでではないか】

 

【それな】

【女神ちゃんからのクエスト?とか聞いてからびびってたけど】

【まぁ「ユズちゃんたちだけで」なんとかなるってことらしいしな】

 

【こういうのでいいんだよ、こういうので  だってほら……ユズちゃんってば、変なのばっか引き寄せて難易度跳ね上げるし……最初っからいろいろとアレだったし……なんだよこれ……本当、ちょうちょってなんだよ……】

 

【草】

【そのユズちゃんもお姫様抱っこされてるしな!】

 

【※ぐずるユズちゃん、戦闘放棄してます】

【※ユズちゃんはもう充分がんばったから……】

【※むしろこのほうが安心して愛でられるまである】

【※わかる】

 

【てかマジでなにに対してご機嫌ななめなんだ……?】

【さぁ……?】

【わかるもんか  わかったらとっくに羽ばたいてるから、残ったやつは誰もわからないんだ】

【ちょうちょ理論……バタフライエフェクトか……】

【草】

 

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