ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。   作:あずももも

591 / 592
587話 【コメント欄、恐怖する】

【ユズちゃんたちはさておき、とりあえずは現状維持で七稜郭の外で戦線を構築した感じか】

 

【ユズちゃんたちはちょっと……こう……ちょうちょだから……と津別だからね……】

【草】

【けっこう何とかなってるね】

【上空で結構な戦力が戦ってくれてるからな】

【真上からはあいかわらずでかでかブレス、だけど魔王ちゃんパパがガードしてくれてるしな】

 

――数十人。

 

100人に届いてるかどうかって人数。

それが、この防衛線で戦っている人たちの、数。

 

100人くらいでの戦闘ってのは魔王城があったダンジョンへ潜ったときに見てきたけど、改めて見るとかっこいい。

 

――――どぉん、どぉん。

 

しかも堀の中からは現代兵器の砲撃が、僕たちをずっと飛び越えて遠くへ落ちていくし、たまにばしゅうううんってミサイルらしきものも飛んで行くんだもん。

 

すっごくかっこいい。

見てるだけでわくわくする。

 

あ、そういえばさっきはモンスターたちも車とミサイル飛ばしてきてたっけ。

 

「人間と魔王軍ってのの科学力はおんなじくらいなのかなぁ」

 

SFマンガとかみたいなのもとかもなかったし、よく分からないのもなかった。

そう考えると、魔王軍もそこまでじゃないのかもね。

 

【!?】

【!?】

 

【※ちょうちょの戯言です、落ち着きましょう】

【※どうせたいしたこと考えてないと思うよ】

【※ただの鳴き声だと思います】

【※親衛隊もそう思います】

 

【草】

【草】

【あ、メイドちゃんが別のに気を取られててさらなる真実が暴かれずに済むっぽい】

【それは知っといた方が良かったような……?】

 

【人生には知らない方が良いことの方が多いんだぞ  ちょうちょの胸の内とか地球人類の外の話とかな】

 

【system:】

 

【次フェーズへの移行を確認しました】

 

「? UIさん?」

 

ぴこん。

 

女神様――ノームさんが残してくれたUIさんが、ぴこぴこと輝く。

 

【ユズちゃん??】

【まーたユズちゃんだよ】

【※ちょうちょのひとりごとです】

【それとも俺たちに見えないなにかと通信を……?】

【こわいよー】

【ホラーすぎる】

 

【大丈夫大丈夫  あれだ、他のちょうちょと連絡取ったりしてるんだよきっと】

 

【それはそれで怖いんだが?】

【それはそれで普通に恐怖だな……】

【ちょうちょネットワーク?】

【普通に空を飛んでる蝶たちが、実はネット的なコミュニケーションを……】

【え? ユズちゃんと同格のちょうちょが居るって?】

 

【おろろろろろ】

【こわすぎる】

【鳥肌立ったわ】

 

【脳が……2匹の蝶に吸い寄せられていく……】

 

【↑想像したらホラーそのものだったぞお前!!】

【ちょうちょって、甘い蜜が好きだよね……】

【脳みそちゅーちゅー……開頭するか……】

【狂気の沙汰で草】

【草】

 

「……女神様の魔法でございますね、姫様」

 

「メイドさん」

 

顔を上げてみると、僕の目の前のぴこぴこを一緒に眺めているらしいお姉さん。

 

「『友愛』様とおっしゃる方なのですね?」

 

「あ、はい。ゆーあいさんですね」

 

やっぱり分かるんだ。

こういうのって嬉しいよね。

 

【?????】

【?????】

【んにゃぴ……】

【え? そのゆーあいっての、マジで居るの??】

【もうだめだ……】

 

【悲報・メイドちゃんによって謎の『ゆーあいさん』、実在すると判明】

【メイドちゃんはユズちゃんLOVE過ぎて暴走するけど、思考回路は超まとも……つまり……】

【ああああああ】

【ユズちゃん……たまには本物を見てるんだね……】

 

「ふむ……」

 

何やら、下を向いて――僕のおなかとかを見ながら考え事をしている彼女。

……下ろしてくれても良いんだよ?

 

「もし、『友愛』様。どうやらユズ姫様の言動は、今この場で足の指から臍までをしゃぶりつくしたいくらいに可愛らしいせいでどうにもご理解の及ばない様子でございます」

 

「?」

 

あれ、僕の耳、おかしくなった?

 

【!?】

【!?】

【おいこのメイド長】

【あっ……女の子をことごとく堕として回る百合っ子サキュバス……】

【あー】

【まぁ最初の出会いからしてなぁ……】

 

【悲報・メイドちゃん】

 

【もうだめだ……】

【ああ、やっぱユズちゃんにやられてたか……】

【俺たちの癒やしだったのに……】

 

「可能でしたら人間様の『配信』ネットワークへアクセスを。……おそらくされようとしているでしょう『次のフェーズ』へも都合が宜しいかと。ええ、貴女の『創造主』の御方と同じようにすれば、意思疎通はスムーズでございます」

 

【???】

【????】

【んにゃんゃにんにゃにゃにゃぴぴぴぴぴぴ……】

【草】

 

【いかん、言語中枢がやられた!】

【これはいよいよだな……】

【え? ちょうちょ、こっちに来んの??】

【目に見えないちょうちょが来てしまったらいよいよおしまいだよ】

 

【:】

 

【テイマー・ユズ】

 

「あ、はい。良いと思います」

 

どうせ誰も僕のこと信じないし。

 

………………………………。

 

「けっ」

 

「おや、またご機嫌斜めですか姫様」

 

【草】

【草】

【なぁんでぇ……?】

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。