ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。   作:あずももも

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590話 【沸き立つ親衛隊】

【言語センス皆無な女子って居るよね  まぁユズちゃんは……なんだが】

 

【お前!!】

【大丈夫、口が軽いやつはもう粛清されてるから】

【※裏切者や侵入者の警戒は常にしましょう  まぁ真実を聞いたとして、外の奴らでこれを信じるのは誰一人として居ないだろうけど】

【それはそう】

 

【ユズちゃん、それでむくれてたからなぁ】

【あれは笑ったよなぁ】

【お姫様扱いで完全にへそ曲げててかわいかったもんな!】

【俺たちにしかわからないネタで盛大に笑ったわ】

【かわいいからセーフセーフ】

 

【ある意味最強の情報漏洩対策よね、ユズちゃんの見た目と言動って  幼馴染とかそれに近い存在じゃないと絶対わかんないわ、あんなん】

 

【まぁ……ねぇ……?】

【※同級生でも一定数が半信半疑です】

【※小学校後半~中学前半の体育とプールで性癖が爆発四散させられた被害者たち】

【そらそうよ……】

【「あれ」から「それ」へたどり着ける存在は早々居ないよねぇ】

 

【????】

【????】

【なに言ってんだこいつら】

【もしや親衛隊か?】

 

【そうだが?】

 

【なんの話してたの?】

 

【ひみつ♥】

 

【うわっ……】

 

【え?】

 

【草】

【草】

【親衛隊ってのも、実はちょっとおかしいよな】

【ちょっと……?】

【最短数年、最長10年くらいちょうちょの魔力に中てられてたやつらだぞ?】

【もうだめだ……】

【急に信頼感がないなってて草】

 

【ひでぇ】

【俺たちに対する信頼度が地に堕ちたようだ】

【まぁそれはそれで……一定数おもらししようとしては粛清してるようなやつらの発言も信じられなくなるってことで】

【先月だけで2人居たからなぁ】

【裏切り者は許さないぞ】

 

【けど……行く?】

 

【ああ】

【もちろん】

【だな】

 

【全世界同時視聴のラスボス戦  行くしかないだろ?】

 

【それな】

【これが最後の決戦  なら行くしかないだろ】

 

【今後のダンジョン配信で名前を売る機会になるもんな!】

【しかも初心者もOKときた  行ってくる】

【俺も】

【私も!】

 

【ここで活躍したら将来は明るい】

【それな】

【打算ありきかよ】

【悪い?】

【いや別に?】

 

【教室の隅で、毎年のダンジョン遠足から何日かしょぼくれてたユズちゃん  あの子と一緒に戦えるなら】

 

【ぶわっ】

【ダンジョン適性、ずっとなかったもんな】

【ああ……】

【なんか今はメイドちゃんにお姫様抱っこされてむくれてるけど、あのときよりはずっと幸せそうだよな】

【草】

 

【ユズちゃん、ここまでちょっとおかしい存在になっちゃった以上、もう俺たち一般人と普通にダンジョン潜ることはないだろうし  行くしかないな】

 

【正真正銘のラストだからな】

【しかも全世界に見てもらえるし】

 

【とりま私は早く戦場に出て、理央様なだめてくるわ  あの子、ローテンションで15人くらい居る私たちで抑えないと、あんなだから】

 

【草】

【草】

【あー】

【あんの暴走っ子め……】

【い、いい子だから……】

【あのメイドちゃんも理央様風味あるし、戦闘苦手な子で抑えよ?】

【草】

 

――ぶんっ。

 

僕たちを取り囲むように、光の渦が湧き上がってくる。

 

「出てきたばっかの学生さんたちに負担をかけるなー! 広く展開しろー!」

 

「上級者パーティーは平均より強いモンスターを優先して叩け! 学生さんでも問題ないのは彼らに任せろ!」

「疲れた人は今のうちに休め! 治癒魔法もかけてもらえ!」

 

それを見た人たちが、思いっきり走って遠くへと駆けていく。

 

ずっと走り続けてるのに、すごいね。

僕なんかもう疲れ切って抱っこされてるのに。

 

「人数が来てくれて助かる」

「ようやく一息つけるか」

「要はボランティアでやった初心者案内みたいな感じだな?」

「てかこの人数をテイムするとか、ユズちゃんマジパネェな」

 

僕は、暗い紫の空を見上げる。

 

「………………………………」

 

学校のみんなが、来るのかぁ。

 

【かわいい】

【かわいい】

【何かを思うユズちゃん】

【でもお口は閉じようね】

【開いたお口にちょうちょが入っちゃうかもだからね】

【草】

 

「柚希さん。状況が変わるようですが、私たちは」

「ひなたたちはどうするの?」

 

「私は柚希先輩とずっと一緒むむむ!!!」

 

顔を戻すと……理央ちゃんがひなたちゃんと優さんからお口チャックされてる。

 

理央ちゃん、ずっと走ってるのに元気だね。

 

「えっと、今はまだ大丈夫だから、みんなの応援に行っててくれるとありがたいです。……僕も行きたいんですけど」

 

「このままでよろしいのでしたら問題ございません、姫様」

「……メイドさんがまだ離してくれないから、先に行ってて」

 

下ろしてくれないんだもん、この人。

 

……下ろしてもらってもそれはそれでだるいし、なにより戦力にはなれなさそうだしでしょうがないんだけどさ。

 

【草】

【過保護過ぎて草】

【まぁ、今までのを見てたらね……】

【ユズちゃん、土壇場だと結構謎のバイタリティー発揮して限界まで戦っちゃうし】

【根性あるよね】

【かっこいいけどかわいくてちょうちょな子】

【それなぁ】

 

【とりあえずだ  理央様、戦ってこい  駄馬のおかげで相対的に紙屑回避した株価を上げてこい  ドベのレースを再開したくはないだろう?】

 

【草】

【ひでぇ】

【でも正論ではある】

【活躍はしてるから……】

【うん、前線走り回ってたから画面映えはしてたよね  拳で殴っては移動ばっかだったから正直地味だったけど】

 

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