ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。   作:あずももも

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596話 【速報・理央様、ないないされる】

【announcement:】

 

【敵の第2波の転移魔法を確認】

 

【地形を考慮し有利なフィールドへと転移します】

 

【ミラーボールを中心として描かれる黄色の線の内側までお下がりください】

 

【安全のため、1歩内側へ下がりましょう】

 

【第2フェーズも戦闘の意思のある親衛隊は、転移魔法を拒否してください】

 

 

【は?】

【草】

【電車のホーム……か……?】

【もしかして:ゆーあいちゃん、なんか変なの拾ってる】

【ユズちゃんの友達だからね……】

 

「――――――退けー! 退避ー!」

「うわ、黄色い線めっちゃ主張してくるじゃん」

 

「地面が光ってる……え、怖っ」

「は? 電車でも来んの?」

 

「その内側だけワープするんだろ、置いてかれたくなければ走れー!」

 

理央のせいで意識が無意識により支配された柚希が種族:サキュバスとしての権能を――しかもその王としての絶対的な力を発動。

 

事態は、必要のなかった風雲急を告げていた。

 

「あ――――――ん! あ――――――ん!」

 

薄い意識の中で庇護を求める赤子のように泣き叫ぶ柚希は、メイドにしがみつきながら顔を赤くして泣きわめいている。

 

「よ、よしよーし、柚希せんぱ……」

 

そんな柚希へ、媚びへつらうような笑みを浮かべて近づく理央。

 

だが、

 

「やだぁぁぁぁ――――! きらいぃ――――!」

 

「    」

 

無意識だからこその、明確な拒絶。

意識があればやんわりと断り、そのせいでこれまでとは異なる返答。

 

それに、理央は硬直した。

 

 

【announcement:】

 

【個体名:光宮理央】

 

【『究極魔法・nai-nai/偽』――――発動】

 

 

「    」

 

「 」

 

――――しゅんっ。

 

大声で泣きじゃくる柚希へ近づこうとした理央が……光に包まれ、消滅した。

 

「りおちゃん……」

「理央さん……」

 

「姫様の奥方様と伺いましたが、あれはさすがに……お待ちくださいませ。奥方様? 結婚? あははははははははは可笑しな冗談でございますね姫様、姫様はまだ幼体でございますのに。婚姻の話はもっと大きくなられてからでございます」

 

ひなたと優は、なにも存在しなくなった空間へ哀れみを浮かべ――――メイドは壊れた。

 

【草】

【草】

【ああ、ゆーあいちゃんもさすがに許せなかったか】

【そらそうよ……】

 

【自分のせいでギャン泣きしてる相手にもっかい近づこうとするとか、理央様、お前……】

【そんなんだから結婚相手として意識はされてたけど恋心は徹底的に意識されてなかったんだぞ理央様】

【マジでそれな】

 

【ユズちゃんはいじらしく園児のときからの結婚の約束を覚えてたってのに、それをすっかり忘れてセクハラ三昧とかしてた時点で理央様の無能さは底が知れないんだ】

 

【理央様は……恋愛小説や漫画を朗読させましても、肝心な心の機微をこれっぽっちも理解しておられなかったのですわ……】

【あれほどに好き好きアピしときながら「え? なんだって?」とか抜かすハーレム主人公の気持ちしかまともに答えられなかったのですわ……】

【あれは淑女失格ですの】

【最低ですわ!】

 

【草】

【お嬢様方が理央様を見捨てている】

【あーあ】

【てか、うん……コミュ力とか普通にできても肝心な気持ちを理解できてない人って居るよね……】

 

【もしかして:サイコパス】

【サキュバスの間違いでは?】

【性欲に脳みそまで汚染されてる都合の良いハーレムものの主人公だよ?】

【青年漫画誌に載るレベルのな!】

【草】

 

【悲報・理央様、電子の藻屑となる】

【とうとう上場廃止か……】

 

【底辺を這いずり回ったあと、少しだけ上昇し始めて安心してたのに突如として爆発四散したあの会社の株のようだ】

 

【ああああああああ】

【ああああああああ】

【草】

【かわいそうに……】

【株主でも従業員でもかわいそすぎる】

【理央様の被害者が拡大している】

【こんな理央様相手に、よくもまあ何年も耐えてたなぁユズちゃん……】

 

【ユズちゃんマジ天使】

【それな】

【本当にここからそう思うよ】

【ひなたちゃんですら見限るレベルなのになぁ】

 

【今のだって、ちゃんと目が覚めてたら軽く怒る程度で済ませてただろうしなぁ】

【あー】

【目に浮かぶわ】

【将来を誓ったからって幼なじみから毎日のように弄ばれても、それでも好きだからって許して付き合ってたユズちゃん  女神かな??】

 

 

【ヨンダ?】

 

 

【!?】

【!?】

【草】

【もしかして:ノームちゃん】

【ちがうちがう、そうじゃない】

【もうなにもかもがめちゃめちゃで草】

 

【大混乱で草】

【あ、親衛隊たちも……パーティーごと?に消えていくな】

【あれ?】

【どうして??】

 

【もしかして:ゆーあいちゃんも壊れた】

 

【理央様!!!!!】

【草】

 

 

【announcement:】

 

【皆様の安全のためレベル10未満の兵力を収納・帰還させ転移後の第2フェーズに備えます】

 

【現在、女神の残せし権能とユズの暴走による権能により空間が非常に不安定であるための緊急措置です】

 

 

【それならしゃあない】

【りょ】

【はーい】

【報告助かる】

【安心した】

 

【でも、理央様のせいでユズちゃんがギャン泣きしてゆーあいちゃんの予定してたペースを遙かに超えて1度に2万を召喚するし、そこからも8万召喚するし  敵は300万も来るんだよな……】

 

 

【     】

【おろろろろろ】

【展開が速すぎる】

【巻きかな?】

【めっちゃ遅いのに速いとかこれもうこれわけわかんない】

【あひゃひゃひゃひゃ! ちょうちょちょうちょちょうちょ! おはなばたけいっぱいのちょうちょちょうちょちょうちょちょうちょちょうちょ】

【かわいそうに……】

 

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