ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。   作:あずももも

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600話 【祝・600話雑談配信】1

「いやぁ……あのときは大惨事になりましたね! ピンチに次ぐピンチが何回もあって……クライマックスでしたものね! 私が最後の戦闘に参加できなかったことだけが心残りです!」

 

「りおちゃん」

 

「ごめんなさい……本当に反省してます……だから私だけおあずけはどうか……どうか……!」

 

「反省してるの? 心から?」

「ごめんなさいごめんなさい」

 

「謝る相手、まちがってるよね?」

 

「柚希先輩本当にごめんなさい許してください私が自分を制御できないせいで柚希先輩にあらん限りのことを」

 

ひなたちゃんを前に、理央ちゃんが地面に張りついている。

その光景を見るみんなが、それをただ見下ろしている。

 

……だって、絶対反省してないもん。

 

もう怒ってないけど、でも形だけでも怒ってることにしないと……また絶対セクハラっていうかその先のことを公衆の面前でしかけてくるもん。

 

さっきもうしてきたもん。

もう誰も信用してないもん。

 

【草】

【こんの痴女百合っ子め……】

【これ反省してる出だしか?】

【絶対してない  理央様の株を賭けても良いよ】

【それ賭けが成立するか?】

【しないな……】

 

「とくべつかい」

 

「いえい」

 

両手でVの字をかにさんみたいに動かすノームさんが、ちょこんと僕の横に座る……いや、軽いけど体重を乗せてきている。

 

「……ええと……私がここに居ても良いのでしょうか……?」

 

「うん。あやちゃん、ずっと上から魔法撃つだけで地味だったからって」

 

「じ、地味……」

 

「だ、大丈夫ですよあやさん! 私たちダンジョン潜りからは憧れの目で見られていましたから! ち、地球人類の中で1番先の魔法を何時間も撃ち続けていた栄誉ですから!」

 

「その通りでございます、姫様の御親友のあや様。貴女の行使した魔法は……ローカル換算で、ざっとレベル150ほどでないと操れない魔法でございました」

 

「でも、地味……」

「魔法部隊とはそのようなものでございます」

 

片側からノームさん、もう片方にあやさんが座っていて、僕はノームさんからの体重を逃がすようにあやさんへ寄りかかる。

 

そんな揃ってななめになる姿勢で、僕たちはモニターの上の配信カメラを見ていた。

 

「というか、これ……なんですか?」

 

僕はみんなを次々に見て、最後に顔ごと寄りかかってきている黒髪の女神様に尋ねる。

 

「たいむしふとしちょう」

 

「ええと、あの壮絶な戦いの場面を振り返る雑談配信……ですね」

 

かしこい優さんがわかりやすく翻訳してくれる。

ノームさんってインターネットとかに詳しすぎて、ときどきよく分からないから助かるんだ。

 

 

【つまりは時間軸をまたぐ特別回となります】

 

【600話記念の閑話です】

 

 

【ゆーあいちゃん助かる】

 

【でも時間軸 is 何?】

【600話と閑話というのは……?】

 

【知りたいか?】

 

【怖いからいいや……】

 

【知ったらもう戻ってこられないが本当にいいんだな?】

 

【よくないって言ってるでしょ!!】

 

【草】

【草】

【何者かが人類をどこかへ連れていこうとしている】

【どこなんだろうね……】

 

【知りたいか?】

【地球人類さんは大歓迎だよ】

【おいしそうだもんね】

【こっちおいで】

【かわいがってあげるから】

【その星に居たら一生知らない素晴らしい世界を堪能できるよ】

 

【そういうのがしつこいならノームちゃんに言いつけます  ユズちゃん経由で】

 

【【【【【ヒュッ】】】】】

 

【【【【【      】】】】】

 

【【【【【#このコメントは最初からありませんでした】】】】】

 

【草】

【お、居なくなった】

【一瞬で退散して草】

【まるでGジェットのような効果てきめんさだね】

 

【さすがは女神様、名前だけでつよい】

【まぁ上位存在の前でおいたしたら……ねぇ?】

【ユズちゃんの配信にはいろいろなのが来るからな……警戒は怠るな】

【あの配信のせいで目をつけられたからなぁ……俺たちって種族ごと】

 

「ですが……ええ。あのときは本当にどうしようかと」

「だなぁ。エリーたちも俺様たちもマトモに戦える力、残ってなかったしなぁ」

 

ばりばりむしゃむしゃ。

 

僕たちの後ろで座布団を敷いておせんべいを食べてるおやびんさん、ワイングラス片手に居心地が悪そうなエリーさん。

 

あの2人、合わなさそうなのに案外いつも一緒に居るし、一緒に食べたりしてるんだよね。

なかよしさんでほほえましいね。

 

「2人と眷属のみなさんはずっと戦っててくれたじゃないですか」

 

これは本当だ。

 

他のみんなが来てくれるまではテイムモンスターのみんなだけにしか頼れなかったからね。

 

「ツユ払いってか? あー……またドラゴンの野郎どもと特訓させてもらってこようかなぁ」

「ワタシたちを使役されていますユズ様の位階が上がりましたので、もうそれ以上強くなられても……」

 

【あの戦いのあとでなぁ……】

【ああ……】

【もう笑うしかないことが起きたからなぁ……】

【ああ……】

 

 

【ネタバレコメントはBAN対象です】

 

【悪質なユーザーは他種族へ引き渡します】

 

 

【ごめんなさいごめんなさい】

【もうしません】

【やだよ、一生を引き延ばされた上でかわいがられる生活なんて……】

【幸せでも尊厳のない生活は、ちょっと……】

【草】

 

【なんで地球人類って異世界の異種族に人気なんだろうね……】

【何か良い匂いがするらしいぞ】

【俺たちで言うところのお猫さまやわんこ以上の人気らしい】

【ユズちゃんを求めてやってきたエリーちゃんみたいな感覚なのか】

【それならしょうがない】

 

【魔王の脅威が去ったと思ったら、今度は異世界の異種族の脅威  ユズちゃんの戦いはこれからだ】

 




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ついでにイラストや動画も週にいくつか上げています。
ぜひ見に来てください。
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