ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。   作:あずももも

620 / 620
615話 【朗報/悲報・ユズちゃん、おばあちゃんを食べる】

「……え、えっとぉ……ゆず? 今のはなぁに? よく分からなかったんだけど……『星』? 『星』ってなぁに?」

 

「柚乃、それは今は置いておいてくれ。それより、この……柚乃と柚希にそっくりな方は確か、淫魔族の魔王の1人だったと魔王の記憶が……」

 

僕の説明がひと段落したからか、2人が話しかけてくる。

 

その目は――お母さんは全然気にしていなくって、お父さんはとまどいながらも先代魔王さんの記憶があるからか、僕が言ったこと自体には疑念とかはない様子。

 

「あ、うん。この人はお母さんのお母さん。見た目の通りにサキュバスの人で、お父さんからすれば……義理のお母さんってことになるのかな」

 

「義理ぃ? ……うーむ、本格的に変な夢だ……まるで娘が孫娘となり義理の息子を紹介するような顔で今代の魔王様を紹介している……幻影でもなんでもいい、まだ酔いが深いようだ……み、水を……」

 

「あ、はい。どうぞ、おばあちゃん」

 

「有り難う……済まない、済まない、捨ててしまって……」

「娘なのは僕じゃないですよ?」

 

「そうだな……親として認めてもらえないのは当然か……」

「や、いろいろと違うので」

 

困った。

おばあちゃんはまだまだ酔っ払っているらしい。

 

【ユズファミリーの関係性、複雑すぎない……?】

 

【草】

【まぁいきなり言われても違和感……は無いんだよなぁこれが】

【だってユズちゃんとユズねぇとユズババ、そっくりさんだもん】

【ユズババ……良い響きだ】

【ユズババさん、新しい恋をするつもりはありませんか?】

【草】

【まだ狙ってて草】

 

【「相手が未亡人の数百歳だから自分でも可能性があるかも」って、うちの施設のおじいさんたちがみんならくらくスマートフォンとタブレットを連打してる……使えなかったはずの人たちが、自分から「貸してはよ教えろ」ってすごい勢いで吸収して使いこなしていってる……】

 

【草】

【草】

【お年寄りでも興味とか必要性があれば使えるんだね……】

【もうだめだ……】

【全国の介護施設はおしまい!】

【大丈夫大丈夫  おばあちゃんたちも何割かは熱心にアピり始めてるよ】

【それは大丈夫なのか……?】

 

【サキュバスのユズちゃんが百合っ子だからね、可能性があるって思っちゃうよね】

【そういやそうだったわ草】

【エリーちゃんも百合っ子だしなぁ】

 

【サキュバスは女の子と恋愛をすべきって流行なのかな?】

【それならばインキュバスは男の子と……いいわね】

【ええ】

【捗りますわ!】

 

【お嬢様方!!】

【草】

【※周囲の戦線、すごい勢いで狭まっています】

【あー、ユズちゃん、かしこくなってもマイペースなのは変わらないのか】

 

【あ、もしもしユズちゃん? もし本当にコメント欄見てるんなら周り見て? なんか覚醒したんならさっさとアクション起こさないと手遅れよ?】

 

「あ。ありがとう」

 

なるほど、これがコメント欄を見ながらの配信。

 

慣れてる配信者がダンジョンで行動するときとか、ダンジョン配信じゃなくってゲームとかのそれでのナイスコメントってやつだ。

 

【!?】

【!?】

【!?】

【!?】

【!?】

【!?】

 

【ユズちゃんが一瞬で反応した……だと……!?】

 

【え、じゃあマジでコメント欄、表示とかしないで読める……?】

【おろろろろろろ】

【どうしよう  ちょうちょロリが急に進化しちゃって戸惑ってる】

【分かる】

 

【てかマジでどうするんだこの事態】

【さっさとダンジョンに全員で退避しないと……リストバンド使ってる人、増えてるし……】

 

「うん。確かにみんなはまずいことになってる。このままだとダンジョンを使っての、当初の予定って言ってたダンジョンそのものを使っての遅滞戦になる。けども、それだと間に合わない。だから」

 

「おばあちゃん」

 

「くぴ?」

 

「この前女神様がやってたの、今ならできるから。おばあちゃんのすごい量の魔力、分けてもらうね」

 

「くぴ……ぷは。娘よ、ユノよ、お前は一体――――――」

 

僕は声をかけて距離を詰め、何事かとペットボトルの口から唇を離した彼女の唇へ、

 

「ちゅー」

「!?」

 

「あらまぁ」

「柚希!?」

 

「ちゅー」

 

「   」

 

僕は、おばあちゃんと口づけを交わした。

 

【!?】

【!!??】

【ガタタッ】

【孫×祖母か……】

【どうやら俺も未熟だったようだ、こんな可能性を思いつかなかったなんて】

 

【待って? それははるか未来の可能性だよ?】

【悲報・ユズちゃん、とうとうおばあちゃんまでハーレムへ吸い寄せる】

【草】

【ユズちゃん????】

【かしこくなったと思ったらえっちになってたユズちゃん】

 

【さすがにおばあちゃんまで射程圏内ストライクゾーンとか……さすがはサキュバスの女王だ……】

 

【ふぅ……】

【これはこれで】

【見た目はまんまユズねぇだもんなぁ、おばあちゃん】

【今日はもうこれで良いや】

【わかる】

【えぇ……】

 

【あの  戦ってた人たち、みんなちらちら配信画面でユズちゃんの動向を追いながら必死に戦ってたところにこんな光景で呆然としてるんでけど】

 

【あーあ】

【草】

【あっ……まとめてリストバンドで……】

【ユズちゃん……どうして……】

 

【サキュバスの頂点だからね、かわいければおばあちゃんでも遠慮なく食べることのほうが大切だからね】

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

【2巻発売中】TSしたから隠れてダンジョンに潜ってた僕がアイドルたちに身バレして有名配信者になる話。~ヘッドショットロリがダンジョンの秘密に迫る配信~(作者:あずももも)(オリジナル現代/冒険・バトル)

【TS成分少なめがお好みの方は8章を飛ばしてお楽しみください】▼【最初にTS場面ご希望の方は8章→1章~の流れでお楽しみください】▼【1巻からの方は3章より・2巻からの方は5章よりどうぞ】▼◆【地上に舞い降りた野良猫系女神】【僕っ子ショタ系口調呑兵衛ロリ】【たまにおっきくくく】【nai-nai】【人助けするくせ隠れるのが趣味なヘッドショット系ロリ天使】(視聴…


総合評価:18956/評価:7.39/連載:766話/更新日時:2026年06月23日(火) 18:13 小説情報

TSよわよわVtuberはバズっても外には出ません ~かわいくなったら余計他人が怖くなったんだけど!~(作者:あずももも)(オリジナル現代/コメディ)

【よわよわメンタル】【新規さんで吐き気を催す配信者】【総合的にはリアルJCが飲酒してることに】【だから成人男性ってことにしてるんだろ!】【草】▼人間関係をこじらせて大学を中退した僕は、弱小個人勢VTuberとして地味に平和に男として配信生活。▼なのにある朝、アバターそっくりの女の子にTSしてた。なんでぇ……?▼ボイチェンで地声を隠して配信を続けるも、不具合で…


総合評価:1453/評価:7.26/完結:154話/更新日時:2026年04月17日(金) 12:06 小説情報

【リメイク版】TS転生してまさかのサブヒロインに。(作者:まさきたま(サンキューカッス))(オリジナルファンタジー/恋愛)

────引きニートが死んだ時、物語は始まる。ハーレムを作りたい童貞は、異世界でどう生き抜くのか。▼2017年に連載していた「TS転生してまさかのサブヒロインに。」の文章改良版になります。▼コミカライズをしていただくにあたり読み返しているうちに、文が読みにくいなと感じ、軽く表現の変更をおこないました。▼ストーリーの内容に変更はありませんが、少しでもお楽しみいた…


総合評価:5005/評価:9.02/連載:62話/更新日時:2024年08月08日(木) 12:00 小説情報

悪役貴族転生【女装】悪役令嬢ルート~99通りで断罪される悪役に転生して女装したら死亡フラグが無くなる代わりに周囲の目が怖くなってくんだけど?~(作者:あずももも)(オリジナルファンタジー/冒険・バトル)

僕が異世界転生をしたら99%の確率で死ぬ、とあるゲームの悪役・通称「女装メス堕ちジュリオン様」だった。雑魚キャラからラスボスまでを務めるブラック悪役だった。なんてことだ、僕の将来は高確率で断罪されて死ぬか、メス堕ちして飼われるかしか選択肢がないらしい。悪役転生とか地雷過ぎる。▼考えた末、唯一の生存フラグな女装に賭けてみたら――その姿はなんと、やべー女だった亡…


総合評価:1242/評価:8.29/連載:168話/更新日時:2026年06月11日(木) 11:58 小説情報

スキル『ハーメルンの上の方にあるやつ』(作者:天野ミラ)(オリジナルファンタジー/冒険・バトル)

力が強いわけでも頭がいい訳でも無い▼そして特別顔が整っている訳でも無い…と思う▼そんな何処にでも良そうなモブ、それが僕だ▼これは”普通”の村人でしかない、ノマル・フトゥーが意味不明なスキルで”特別”を目指す冒険譚である▼それで結局『ハーメルン』って一体何なんですか???▼ストックが続く限り、毎日20時に更新します。


総合評価:4296/評価:8.03/完結:137話/更新日時:2026年05月14日(木) 20:09 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>