ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。   作:あずももも

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641話 【視聴者参加型ダンジョン攻略配信】

【ユズちゃんのダンジョン配信への参加要請】

 

【誰でも行けるってよ】

 

【よし、行くか】

【おうよ】

【ちょっくらパーティーメンバー捕まえてくるわ】

【景気づけに1杯やってから行く】

【飲みすぎないようにな】

 

【ダンジョン適性がなかった俺が、人生でたった1度でも戦えて――ダンジョン配信を、できるのか】

 

【憧れだったんだ】

【ああ】

 

【だから私は、ユズちゃんを応援してたの  たとえ今は……こんな、地球を手玉に取ってる全世界の兵器と国連軍を配下にした魔王サキュバス女王ユニコーンちょうちょ聖女ロリ魔王姫百合キラー祖母捕食済みユズちゃんになってたとしても……最初のころ、言ってたから  ダンジョン適性がなくって、毎年の遠足で悔しい思いしてたって】

 

【草】

【草】

【長い長い】

【名前が長くなってて草】

【つけようと思えばいくらでも長くできるぞ?】

【おろろろろろろろ】

 

【脳が……長くなっていく……】

 

【横に延びるのか……】

【頭蓋骨突き抜けそう】

【グロいからやめて!!!】

【草】

【人間から別の種族に進化してて草】

【羽ばたいちゃったね♥】

 

【こんな冗談を言いつつも……ものすごい勢いで同接が減っていくな】

 

【代わりに増えていく、新規配信者の配信待機画面】

 

【すでに登録している配信者たちも、続々と待機画面入りだな】

【壮観だ……】

 

【そうか、これがユズちゃんの「力」――テイマーか】

 

【全世界のテイマー連盟の連名で開示請求しても良いか?】

 

【ごめんなさいごめんなさいゆるして】

 

【草】

【草】

【テイマーさんたちかわいそう】

【幼女とテイマーだけはユズちゃんに怒ってもいいと思うの】

【風評被害が深刻だからな……】

 

【あれは「ユズちゃん」なんだ  ちょうちょでもロリでも幼女でもテイマーでもなく、ただただユズちゃんなんだから別枠なんだ】

 

「――――――戦艦、空母……飛行機。戦車、みなさん」

 

僕は――声をかけるために静かになった戦場を好機と見て、上空から大量に降り注いでくるドラゴンたちを見上げる。

 

「彼らを、撃ち落としてください。ただし、敵は多いです。可能な限りに少ない弾を可能な限りに命中させて……飛行不能にしてください。そうすれば、転移してくるみなさんが倒してくれます」

 

――――――ぐーん。

 

砲塔という砲塔が、上を見上げていく。

飛行機という飛行機が、上昇していく。

 

「今、ここで。偶然だったとしても、僕たちの住む星を目標に侵攻してきている魔王軍を、叩きます。期限は、僕の魔力が切れるまで」

 

僕の中の魔力が、すごい勢いで減っていく。

それでも……最低でも。

 

「敵の本拠地――前線のそれかもしれません。けれど、そのひとつへ大打撃を与えたなら……少なくとも数年は猶予が生まれます。……どうせ放っておいても襲われるんなら、今できる限り削っておけば。僕は、そう思うんです」

 

【ユズちゃん……】

【そうだね】

【その意見には賛成だよユズちゃん】

 

【このためにミラーボールをミラーボールにしてミラーボールに飛び込んで危うく地球軍 VS. ユズパパとかいう大惨事引き起こしかけたんだもんね】

 

【草】

【草】

【結果ではあっても、俺たち全員のためになる戦いになったからな】

【てかユズパパの魔王軍とも同盟関係だからな  ユズちゃんを救出するまでって】

【あー】

 

【ユズちゃんの救出  ……ユズちゃんが、そこからちゃんと返ってくるまでは有効だよな?】

 

【だよな】

【大丈夫大丈夫  仮に決裂しても、あれだ  地球軍を統べるのがユズちゃんになっちゃった以上、引き分けには持ち込めるよ】

【そうだった】

【草】

【マジでそうだったよ……】

【人類には友好的だから……】

 

「………………………………大丈夫です。お父さんやおばあちゃん、他の魔王さんたちへも……ちゃんと説得します。だから」

 

 

【:】

 

【全兵装の同期完了】

 

【これより、龍族――ドラゴンの発祥の地、そのひとつである「龍の巣」掃討作戦】

 

【開始します】

 

――――――ばしゅううう。

 

どぉんっ、どぉんっ。

 

目と耳が利かなくなるほどの一斉攻撃が、海上から地上から空中から放たれる。

 

【すげぇ……】

【うおっまぶし】

【地球のほぼ全戦力が一斉射撃を】

【てか旧式の戦車ですら砲弾が空高くへ】

【なにしろ、魔王にテイムされたからな】

 

【なんてことだ、地球軍は魔王軍だったのか】

 

【そうだよ?】

【そうでないとでも?】

 

【※地球、実質的にもう魔王軍に支配されてる】

 

【友好的だから……】

【えっちだから……】

【繁殖はさせてくれるから……】

【草】

【絵面はかっこいいんだけどなぁ……】

【その中心が淫魔だからね】

 

【ああ、地上へ人々が満ちていく】

 

【数十人ごとにばらけて召喚されてるのか】

【それでドラゴン退治をしろと】

【いいね】

 

【これが、私たち地球人が12年前にしたかったこと  ユズちゃん、ありがとう】

 

【まだ早いぞ】

【そうだよ】

【ちょっと行ってくるわ】

【ユズちゃんが大丈夫なら俺も】

 

【間違いなく歴史に残る大ボス戦  しかも配信が記録で残る……行かない理由があるか?】

 

【ないな】

【だな】

 

【万が一があってもユズちゃんに看取られるんならそれはそれで】

 

【草】

【その手があったか  ちょっと行ってくる】

【待て、早まるな】

【草】

【一瞬で流れが変わって草】

【駄馬がはびこる配信だからな……】

 

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