ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。   作:あずももも

653 / 663
649話 【ユズちゃんの最終形態攻撃:超遠距離レーザーガトリング砲】

「きゅ………………………………ひーっ!」

 

「ぴっ」

 

ぷるぷると震えたおまんじゅうが、限界まで溜めたものをどばっと出す。

 

通常時の十数倍の出力のレーザー光線――無属性魔法がツノの先っぽから発射された直後にチョコの内部へ直撃し、8本のヒダにそって等分に分裂。

 

その光がチョコの内部で圧縮し直され、平行に近い角度で発射されていく。

 

「おー」

 

『『――――――GAAAA!?』』

 

減衰することのない光が、高度――千メートルくらいかなぁ――程度まで降りてきていたドラゴンの塊へ直撃。

 

「……おー」

 

――――じゅっ。

 

先頭集団が一瞬で溶けて魔石になり、その次の層、また次の層と貫通していく。

 

「…………おー……」

 

その光は、どこまでも。

 

上へ上へと延びていって――最後は大気圏の外で、ゆっくり霧散する途中で追加の数匹を巻き添えに。

 

「すごい」

 

【草】

【草】

【かわいい】

 

【感想が小学生並みで草】

【小学生では?】

【現役の小学生(飛び級の高校生)だよ?】

【頭は良くても情緒は子供だからね】

【かわいいけど、そろそろお口は閉じようね】

【草】

【か、かわいいから……】

 

【ていうか……やばくね? この威力】

 

【魔王】

【姫】

【淫魔の女王】

【性転換可能】

【地球の全軍隊】

【百合キラー】

【祖母捕食済み】

【駄馬を降ろせる実力者】

 

【草】

【草】

【多い多い】

【ま、まぁ、わりと最初の方からユズちゃんのバ火力とバカみたいな魔力量は……ね?】

【あー】

【そういやそうだったわ】

【レベル1でダンジョンの床を軽く溶かしてたからねぇ……】

【おろろろろろろろ】

 

「ぎゅひーっ、ぎゅひーっ」

 

「じゃ、どんどん撃つよ」

「!?」

 

ぎゅるんっ――――ぐりんっ。

 

いつもみたいに首を、動画とかで見たことがあるフクロウさんみたいに巡らせてきたおまんじゅう。

その動きと同時に僕の顔へ近づいてきた角(チョココーティング)を掴み、無理やりに前を向かせる。

 

「ぎゅひぇいえ!?」

 

あ、悲鳴上げてる。

けどHPは削れてないから大丈夫だよね。

 

「ちょっと、危ないでしょ? 今のおまんじゅう、ツノが長いんだから振り返らないの」

「ぴっ」

 

【草】

【なんだ今の声草】

【草】

【今すげぇことしなかった?】

【首もげるぞ草】

 

【大丈夫だろ、ユズちゃんのレベルに応じて馬刺しも馬刺しなりに耐久力はあるはずだし】

 

【確かに】

【あー】

【ユズちゃんたち、今どのくらいなんだろうねぇ……】

【もうここまで来たらレベルとかいう概念吹っ飛んでそう】

【草】

【こわいよー】

 

【大丈夫大丈夫  「ユズちゃん」そのものがもはや概念として確立したから】

 

【ちょうちょは?】

【ロリは?】

【テイマーは?】

【サキュバスは?】

 

【それらは部分的に概念になってますね……】

【まだ使えるか……よし】

【草】

【なにが「よし」なんだよ草】

【それぞれで「ユズちゃん」を表すことも可能だが……やはり「ユズちゃん」には敵わないよな……】

 

【あの  ユズちゃんたちの新攻撃は】

 

【今さらでは?】

【そうですね……】

【ユニコーンのツノだけ無理やりに引き延ばしてチョコちゃんがガトリングみたいにして宇宙空間まで届く超遠距離レーザーガトリング砲にしてるだけだし】

【それな】

 

【わー、レーザー光線きれー】

 

【わー、爆発の光きれー】

 

【わー、魔石がきらきら降ってきてて……あぶねぇ!?】

 

――――どんっ。

 

どすんっ。

 

どがんっ。

 

「あ、そっか」

 

今まではミサイルと砲撃で飛べなくなる程度にしてたから、ドラゴンさんたちは飛べなくなっても必死に羽でぱたぱたやったりして、それでそれなりにゆっくりと落ちてきてたんだ。

 

けども上空で撃墜しちゃって魔石になっちゃうと、かなり硬いらしい魔石――しかもでっかいのがあっちこっちに落ちてきちゃうってことで。

 

「ぎゃんっ!?」

 

「あ、空から降ってきた魔石にりおちゃんが」

「理央さん!?」

「おろろ……理央さんなら大丈夫でしょう」

 

「反省だなぁ」

 

「ぎゅ……」

「ぴ?」

 

【草】

【草】

【悲報・理央様】

【リストバンド起動してないから大丈夫でしょ】

【比較的小さいのだったみたいだしな】

【理央様もレベルだけは高いから頑丈だな!】

 

【さすがは理央様、ギャグの因子にも好かれているようだ】

【草】

【優ちゃんが見捨ててて草】

【まぁ、そうなるな】

【自分が吐くほどの音響攻撃され続けてきたからねぇ……】

 

【うっかりな視聴者へのDMの嵐で遅くなっていた迎撃も、ユズちゃんたちのちょっとおかしい出力の対空レーザーで勢いを取り戻しつつあるか】

 

【助かったな】

【いいな? もう適当なこと言うんじゃないぞ? ゆーあいちゃんがかわいそうって思うんならな】

【一応これ、地球としては最終決戦だから……ね……?】

 

【なるほど  駄馬、消失するくらいに酷使されろ  何、今回が最後だろうから遠慮は要らないぞ  消えても問題ないから最後の1滴まで絞り出せ  チョコちゃんとかいう天使が居るから、本当に消えてもなにひとつ問題はないぞ】

 

【草】

【ひどくて草】

【これまでがこれまでだから誰も同情してなくて草】

【因果応報  聞いてるか? 淫馬、あとついでに理央様】

 




定期のないない(治療)のため、次回の投稿は9/2の予定です。
更新が止まるこの期間、ぜひ他の小説、またはプロフより他のコンテンツをお楽しみくださいませ。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。