ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。   作:あずももも

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662話 なぜか怖がるお姉ちゃん

「こんな力を使える私は……やはり、怖いか……? ユズは、幼いものな……」

 

「?」

 

涙ぐむお姉ちゃん。

それに釣られ、もっと傾く僕の視界。

 

……僕、怖いとか言ったっけ?

 

言ってないし、怖いと思ってないのにね。

むしろお風呂に突撃してくる理央ちゃんの方がよっぽど怖いと思うよ?

 

【※後方で理央様被弾】

 

【ペッ】

【メンタルくそ雑魚なめくじ以下の百合っ子はほっとけ】

【お首かしげてるユズちゃんごときで尊死するとは】

【ひなたちゃん「はぁー……」】

【ひなたちゃんが見下している】

【10年ちかく連れ添ってるクセして耐性ができてなさすぎるダメダメ理央様だもん】

 

【理央様はどうせ復活するからほっといても大丈夫大丈夫】

【わりと雑に扱っても平気だぞひなたちゃん  そのへんに投棄しとけ】

【ユニコーンと同列でなにひとつ問題ないからな!】

【草】

【ただ今の最下位は理央様  その次がユズねぇとユニコーンとなります】

 

「……に、人間は……敵対したり、資源的に必要だから支配した世界の人間たちは……特に子供は、私がこうして近づくと怖がるのだ……」

 

「あー」

 

なるほど、確かに。

 

普通の人にとってはお姉ちゃんの今の攻撃は……んー。

サバンナで出会ったライオンの群れよりも怖いもんね。

 

【あー】

【あー】

【そらそうよ……】

【まぁ、そうなるな】

【俺たちだって普通に怖いし】

 

【かわいいけど怖い】

【画面越しで見るならともかく直は怖すぎる】

【むしろ綺麗過ぎるから怖いのもある】

【あー】

【あー】

 

【美しすぎる人とかって逆にモテないって言うもんなぁ】

【それな】

 

【チャラ男ですら近づけないのが超絶美人か】

【「ありゃあ無理だ」って瞬時に判断されるのよね】

【「あれに見合う男or女ともうくっついてるだろ」ってな】

【ほんそれ】

 

【だから同窓会でとんでもない美人or美男子だった人が、歳取っても普通に綺麗なのに結婚してなかったりして】

 

【あー】

【それ、私のお姉ちゃんのことだ……】

【ぶわっ】

【良い縁談持ってったげて……】

 

【大丈夫大丈夫  サバトに巻き込まれて無事いい人捕まえたよ(物理】

 

【よかった】

【おお……】

【おめでとう】

【おめでとう】

 

【ただ……相手がまだ10歳未満なんだけど……お姉ちゃんは30代後半なのに……ううん、それはまだ良いんだけど、なぜかもうサバトのあいだに妊娠してて……うん……やっぱりユズちゃんのサキュバスっぷりってすごいなって……お相手のご家族との顔合わせ、結構修羅場だったし……「ユズちゃんのせいだから」ってことで無理やり収めたけど、正直私もクッソ羨ましいわ何あの姉、生来のショタコンをここで発揮して理想の彼氏をゲットしたどころか旦那にしてるのよふざけないでよ私がどんなにがんばって婚活して今の旦那を捕まえたと思ってるのよ】

 

【草】

【草】

【草】

 

【ひぇっ】

【こわいよー】

【収まりたまえ鎮まりたまえ】

【サバトの余波は……やはりすさまじいな……】

 

【よく考えたら怖いんだよなぁ、サバト  「互いの運命の人」を、互いの意思と無関係に巡り合わせてそのままサバトさせて10ヶ月後に子供を持たせるって】

【生命を操っているんだもんなぁ】

【おろろろろろろろ】

 

【ユズちゃんは生殖本能の恐怖  魔王ちゃん(お姉ちゃん)は生命の恐怖  よし、姉妹での差別化は完璧だな!】

 

【お、話が戻ってきた】

【ユズちゃんの首がそろそろまずい角度だからね】

【草】

【なんにも分かってないユズちゃんの顔が好き】

【わかる】

【そのせいで余計に泣きそうっていうかもう泣いてるお姉ちゃんが好き】

【すごくわかる】

 

【ユズちゃん、たぶん全然怖がってないよね……】

【親衛隊は深くそう思います】

【草】

【貴重な意見だぞ】

【ユズちゃん、戦艦とか見てきゃっきゃしてたしなぁ……】

【お姉ちゃんはそれ知らないからね】

【あー】

 

【まぁ今の見る限り、やろうと思えば一瞬で都市どころか県レベルで消し炭にできるだろうしなぁ……そんなのを「かよわいサキュバスな妹」に見られたって思ったらな】

 

【生体最強兵器(魔力の限り連発可能)だしなぁ】

【魔王の中の魔王だもんな  普通は畏怖の対象よね】

 

「……せっかく妹のためにと、これまでも相当抑えてきたのに……かっこいいところを見せようと、思わずあんな攻撃を……」

 

「……とりあえず迎撃、しておくな」

 

両手で顔を隠しちゃったお姉ちゃんを見たお父さんが――顔も体も声も見分けはつかないけども――そう言うと、ばさっと高くへ飛んでいく。

 

「嫌だ……世界で唯一の妹に怖がられたら……感情を制御できず、幼き頃のように思わずで世界を破壊し、さらに嫌われるようなことを……」

 

【ひゅっ……】

【    】

【ゑ?】

【もしかして:お姉ちゃん、やらかし済み】

【もうだめだ……】

【ああ、なるほど……小さいころから今みたいな出力だったんですねぇ……】

 

【んで地球上ではかなーりセーブしてたと】

【囚われの姫(救出されたお姫様)ユズちゃんに怖がられないようにか】

【あー】

【今のを見れば……ほとんど何もしてないも同然だったのか……】

【ユズちゃんに全世界の命運がかかっている】

【もうだめだ……】

 

【ちょうちょだぞ? 遺書を……いや、世界まるごと消し飛ぶのなら、もういいか……】

 

【草】

【阿鼻叫喚で草】

【ユズちゃん?? さすがに今はちょうちょじゃなくてリリスのかしこい感じのになろうね??】

【大丈夫? ユズちゃんだよ?】

【もうだめだ……】

 

【まさか妹がお姉ちゃんを怖がったら敗北とか思いつかんわこんな展開】

【いつも世界の中心なのがユズちゃんだからね】

【ユズファミリーの今後に期待だ  大丈夫、暴発しそうになったらユズパパがなんとかしてくれるはず……たぶん】

【おろろろろろろろ】

 

【ユズばあちゃんも居るし、ユズねぇもどっかには居る  最悪家族総出でなんとかしてくれ……してください……お願い……】

【地球人類の祈りが1つに】

【その矛先がちょうちょロリだからなぁ……】

 

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