ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。   作:あずももも

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665話 【悲報・会話のドッヂボールすら成立しないユズちゃん】

【でもさ、サキュバスとかインキュバスって案外にまじめなんだな  だって、ちゃんとしたパートナーが居る人たちはその人たち同士以外でサバトしなかったし】

 

【あー、付き合ってる相手が居た人はサバトで本能のままに浮気とか無かったんだったか、あくまで自主申告だけど1件も  だから問題にならなかったとかなんとか】

 

【まじか】

【それはすごい】

【まぁパートナー・夫婦関係がしっちゃかめっちゃかになってたら、今ごろサバトの地の人間関係は地獄絵図だっただろうしなぁ……】

【ユズちゃんが降臨したサバトの地ではことごとくの人間関係が崩壊とかなったら……そうか、これがバタフライエフェクト……】

【草】

【「サバトの地」で草】

 

【つまりユズちゃんを始めとしてえっちな魔族は純愛派ってことでOK?】

 

【だろうな】

【まぁサキュバスもインキュバスも(ユズファミリーとかエリーちゃんとか除いたら)そこまで強くはない印象だしな】

 

【「ユズちゃんしゅきしゅき♡」って異世界から飛んできたエリーちゃんとも、わざわざ変身して演技してまで自分に惚れさせようとしてたくらいだしな!】

 

【エリーちゃん「    」】

 

【ぽ、ぽんこつはかわいくて安心だから……】

【おいたわしいエリーちゃん……】

【そこまで悪いことはしてないのに被害担当エリーちゃん】

【だからこそ安心材料のひとつになるね】

【感動した】

 

【てかこのコメント欄の加速度に比べてユズちゃんの周辺の時間速度よ】

【これが……相対性理論か……】

 

【なお魔王お姉ちゃん】

 

【つよくいきて  今日からいろいろと独特すぎるこの子があなたの妹です】

【ノウハウは理央様……は無駄だから、ひなたちゃんやあやちゃん、優ちゃんにユズねぇから聞いてね】

【草】

 

【ユズちゃんたちを見てすぐに迎撃に向かったユズパパ……やはりお父さんだったんだね……】

【きっと小さいころからこういう感じだったんだろうね】

【マイペースな何歳児の頃まで面倒見てたんだ、もちろん把握してるだろうし】

【むしろ小さいころからなにひとつ変わってないからこそ素通りできるんだろうね】

 

【かわいいね】

【かわいいね】

 

【脳が……3歳児ユズちゃんを幻視して……あれ? 目の前にサキュバスが居る……】

 

【ひぇっ】

【おい待て戻ってこい、その先は……天国だろうから、まぁいっか……】

【草】

【※国外のミラー配信のコメント欄は「早く自分たちの国でサバトしてくれ」の大合唱です】

【人間ってばかばっか】

【人間だからな!】

 

「………………………………」

 

僕は、ずっと考え続けた。

 

そして、1つの考えに至った。

 

……じゃあ、何?

お父さんに僕以外の子供が、居たりしたってこと?

 

あんなにお母さんと仲が良いっていうかハーフでもサキュバスだから、きっと――子供としては想像したくはないけども夜の方面とかじゃ、むしろ死なない程度に搾り取られてたはずで、お父さんから浮気をする余裕はないはずで?

 

「………………………………」

 

あ、でも、お父さんってば、のこのこと一人暮らし……だったのかな?……なお母さんのところにお見舞いに行って捕食されたって言ってたし、脇が甘くて隙が多いんなら……もしかしたら。

 

そう考えると――やっぱり、答えは1つしかない。

 

「!」

 

「!?」

 

【!?】

【!?】

【ガタッ】

【草】

 

「ユ……ユズ……?」

 

【声が震えてるお姉ちゃん】

【かわいそう】

【しかし……ユズちゃんが何かを閃いたらしい】

【もうだめだ……】

 

【なんかもう表情の全てがかわいいユズちゃん】

【びくっとして目を開いてから微妙にこくこく首を縦に振ってるね】

【かわいいね】

【かわいいね】

【これはかわいい】

 

【しかしどんな答えにたどり着いたんだ……?】

 

【知りたいか……?】

 

【知ってしまったらお花畑でなんにも考えずに蜜を吸ってそうだから遠慮しとく……】

 

【草】

【草】

【ちょうちょだからなぁ……】

【サキュバスでもあるけど、やはり原初はねぇ……】

【ちょうちょ>>>サキュバス  みんなも知ってるね】

【草】

 

そうか。

 

学校の先生ってモテるって言うもんね。

お父さんはいい人だけどまじめで押しに弱いから、お母さん以外の誰かに捕食されて「認知して」って迫られてたってこと?

 

「……!!」

 

そうだよ、じゃなきゃ今の状態に説明がつかないもんね。

 

なるほど。

 

完全に理解した。

これならわざわざリリスの思考回路で検証する必要もないよね。

 

お金がないから図書館に通いつめたり、やることがないから――理央ちゃんがしょっちゅう邪魔してきてたけども――ヒマだからって毎年の勉強は問題集とかを4月中に終わらせる僕は、同学年木みんなよりもちょっとだけかしこいんだ。

 

「魔王さん」

 

「! ユズが私のことを――――――」

 

だから、ちゃんと言ってあげよう。

 

「『妹さん』、きっとそのうち慣れますよ」

 

「ユズ――――――えっ」

 

【えっ】

【えっ】

【は?】

【?????】

【会話のキャッチボールが成立していない……?】

 

【投げられたボールがてんてんと転がっていくのを眺めながら、目についた足元の小石を拾ったと思ったらあさっての方向へ投げているかのようだな……】

 

【草】

【それだ!!】

【草】

【ユズちゃん????】

 

【お姉ちゃんなら妹のちょうちょっぷりにも慣れないとな!】

 

【※遠方でお父さんが一生懸命戦ってます】

 

【がんばって】

【ファイト】

【こっちは今、ユズワールド全開で忙しいから】

【魔王ちゃんのスペックならなんとかなります】

【草】

 

【うん……ユズちゃんの反応の方がおもしろいからね……】

【配信だからしょうがないよね】

 

【俺たちはユズちゃんの視聴者だからユズちゃんにしか熱中できないんだ……それはそれとしてTS美少女になったユズパパ、アイドルデビューにご興味は?】

 

【草】

【もうやだこの人類】

【サキュバスの守護している人類だから諦めよう?】

 

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