ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。   作:あずももも

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670話 【朗報・ユズちゃん≒神様(サキュバス)】

お姉ちゃんが空へ放った、満天の花火。

 

……それに加え、器用なお父さんも同じような花火を重ねて打ち上げる。

 

「はぇー」

 

【かわいい】

【かわいい】

【これが……サバトを引き起こした顔か……】

【純粋天然無垢素材だろ? これ、覚醒すると淫魔の女王なんだぜ……?】

【草】

【「素材」でおなかいたいからやめて】

 

【たぶんこの世界が平和になるとユズちゃんがひらひらするんだ  だからこの顔は平和の象徴だよ】

 

【おお】

【素晴らしい】

【感動した】

【草】

【それは確かにそうなんだけどね……】

【ユズちゃん、種族特性的な何かのせいか、いきなり覚醒するからね……】

 

【サバトで生み出された子供たちが、数年後~十数年後に知るのか  このちょうちょが君たちを生み出させた存在だよって】

 

【果たしてどんな感想を抱くのか】

【さぁ?】

【ユズちゃん成分が混じってるかもしれないもんなぁ……子供たち】

【ひぇっ……】

【こわいよー】

【ああ、人類がサキュバスに染められていく……】

 

【まぁそもそもユズねぇっていうハーフサキュバスがすでに地球上に存在した時点で、とっくに淫魔の因子は人類のDNAを汚染しているかもしれないけどな】

 

【あっ……】

【       】

【もうだめだ……】

 

【そ、それにしても  新しい生命を何十万単位でポップさせるとか、時代と国と価値観が違えばガチで神の所業だよな!】

 

【それはそう】

【充分に神扱いされてる気はするがな】

【人類に友好的っていうか人類と一緒に育ったし、ちょうちょがちょうちょだから扱いがこんなんだけど、やってることはマジでそう】

【コメント欄とかで笑ってるのはまだマシで、SNSとか本気で崇拝してる書き込みとか見受けられるもんなぁ……】

 

【そら各国各勢力各宗教から警戒されるわな  魔王軍の本拠地へ乗り込んで直接大決戦するまで、わりと実力行使も辞さない構えで】

 

【今は?】

 

【これを見て排除しようと思うか?】

 

【ユズちゃんを一瞬でやれなければ――即座に全世界のあらゆる軍事衛星に弾道ミサイル、原子力潜水艦に空母に戦車部隊を意のままに操れる淫魔の女王の反撃が来るぞ】

 

【※暗殺が成功して一瞬でやっても、たぶんお姉ちゃんがガチギレで報復してきます】

 

【※ついでに戦闘力が同じなTSパパも、勇者だろうと関係なく攻撃してきます】

 

【※お姉ちゃん、配下にやべー数の魔王たちを従えてる上に融和主義(人道に対する罪に対しては即着火するタイプ)です】

 

【※魔王お姉ちゃん、いくつもの世界を穏便だろうと何だろうと支配するだけの軍隊を持っているはずです】

 

【      】

【……うん! 派手にやってくれたおかげで未来は安全だな!】

【魔王軍の侵攻を未然に叩いてるしな!】

【ユズちゃん万歳!】

【草】

【調子良くって草】

 

【※エリーちゃんやユズばあちゃんを思い出してください  魔族は基本的にインターネットを瞬時に解読できる能力持ちと推定されています】

 

【あっ……】

【怖すぎて草】

【良かった……ユズちゃんかわいいとかしかコメントしてなくって……】

【アンチユズちゃんしてたやつらは震えて眠れ】

 

【目を開いた瞬間、目の前に殺気立った魔族が立っている可能性が24時間365日一生涯続くぞ♥  どんな地下に立てこもっても転移魔法でやってくるぞ♥  いつ来るかなんて来る瞬間まで永遠に分からないぞ♥】

 

【        】

【ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい】

【あーあ】

【そもそもユズちゃん、魔王の姫扱いだしな】

【そういやそうだわ】

 

【何が何でもユズちゃんが守護られる体制で草】

【やはり世界はユズちゃんを中心に回っている】

【舞ってるんだよ?】

【草】

 

「ふむ……成る程な」

 

「?」

 

綺麗な花火があちらこちらに上がるのを見ていたおばあちゃんが、ぽつりと漏らす。

 

「あの方は……ユズ。お前の髪飾りの花を、空へ飛ばしたのだな」

「え? ……あ、これですか」

 

僕は、ずいぶん長いこと切っていないせいで片目の前だけでも留めていないと両目がすだれみたいに覆われて前が見えなくなるヘアピンを外してみる。

 

「やはり、同じ花だな」

 

「……見えない」

 

【草】

【草】

【ユズちゃん……】

【なんで外した草】

【完全に前髪で前が覆われてて草】

【これがユズちゃんの精神年齢か……】

 

【相当伸びてるもんなぁ、髪の毛】

【それはそう】

【まぁいろいろあったし】

【本当にな……】

【おろろろろろろろ】

【草】

 

【また髪の話してる……】

【神の話でもあるよ?】

【こんだけかわいくてちょうちょな神様なら……まぁ……】

【俺たち人間の繁殖の手伝いもしてくれるしな!】

 

【それは充分神様扱いする理由にはなる】

【確かに】

 

【つまり俺たちはユズちゃんに飼育される動物園の中の動物  興奮してきたな】

 

【えぇ……】

【わかる】

【管理シチュって……いいよね……】

【いい……】

【もうやだこの人類】

 

【大丈夫大丈夫  これからずっとサキュバスに飼育と繁殖と管理をしてもらえるから】

 

【それは大丈夫なのか? 大丈夫なのか……】

【少子高齢化で滅びるよりは、まぁ……?】

【魔王軍の侵攻で滅びるよりもずっとマシだな!】

 

【救世主で神様、だけどちょうちょ  このバランス感こそユズちゃんの真骨頂よ……】

 




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