ユニコーンに懐かれたのでダンジョン配信します……女装しないと言うこと聞いてくれないので、女装して。 作:あずももも
「とりあえずお母さん連れてって、お父さんとお姉ちゃん。どこでも良いから、僕が見えないところに」
「あ、ああ……柚乃、行こうか」
「ゆず!」
「今、大切なときなんでしょ? この中で1番役立たずなお母さんはお城に閉じ込めて出られなくしてほしいんだ。メイドさんたちにもお願いしてくれる?」
「わ、分かった……初めて出会った妹の初めての頼み事が、義母を遠ざけることとは……人間の血とは難しいな……」
「ゆず!!!」
【草】
【悲報・ユズねぇ、ユズちゃんから捨てられる】
【そらそうよ……】
【そうでないとでも?】
【当然の反応だな】
【実の母親が大衆の目の前で媚びている姿を見た思春期の娘(精神年齢JS肉体年齢JS~JC)の気持ちを述べよ)】
【地獄】
【キショい】
【最低】
【てか虐待じゃね?】
【うちらはいつでもユズちゃんを迎え入れるよ】
【ひぇっ】
【草】
【ユズねぇは、なぁ……】
【ああ……】
【ガワは良いんだが……】
【サキュバスなんだが……】
【美幼女もとい美少女ではあるんだが……】
【からみ酒酔っ払い系ロリではあるんだが……】
【めんどくさい】
【邪魔】
【本当に邪魔】
【まじめに謝った方がいい存在】
【娘の前では、せめて普通に……ね……?】
【母娘ってこじれると致命的だからせめて母親がまともになれ】
【草】
【辛辣で草】
【至極当然だし恐らくは当事者だろうコメントの嵐】
【そらそうよ……】
【キャピる母親を持つ息子でもつらいんだ……娘ならどれほどか……】
ずりずりずりずり。
お母さんが、お姉ちゃんとお父さんのふたりがかりで――見た目はお姉ちゃんが分裂してふたりで抱えるように――転移魔法へいざなわれていく。
「……お母さん」
「ゆず!」
お母さんが首元まで浸かったのを確認した僕は、
「しばらく帰ってこなくて良いよ」
「ゆず!!!!!!!」
そうして抱えられたお母さんが消えて……僕はせいせいした。
「けっ」
「孫よ……」
【草】
【草】
【あーあ】
【マジトーンで草】
【ユズちゃんの中性的ボイスが理論上の限界な最低値に】
【こういうのを聞くと】
【ショタよ!!!】
【とか抜かすやべー勢力にも一定の理解が生まれかけたけど消失したわ】
【えっ】
【草】
【草】
【けどやっぱユズちゃん、結構音域低めね】
【ハスキーボイスに近くなるときあるよね】
【基本的に百合ハーのみんなよりも低めだし】
【ちょうちょってるときの声とかしこいときの声、結構違うよな】
【もしかして:ユズねぇの元気だったときのキャピるのを見たユズちゃん(幼)(幼)、無意識にでも母親と同列になるのを拒否した】
【あー】
【あー】
【もう完全に理解したわ】
【反抗期の娘の心理だわな】
【同情するしかない事象だった】
【※なお、親に反発する子供は反発したとしても結果的に無意識的に親の最も嫌な部分を継承する負の連鎖】
【羽ばたくか……】
【ああああああああ!!!!】
【かわいそうに……トラウマか……】
【大人になって気づくんだよな……ふとした言動が、あのとき嫌だった親父と同じだと……】
【子供だったときに嫌だったことを……自分の子供に対してしていたと自覚したあのとき……】
【 】
【おろろろろろろろ】
「じゃ――おばあちゃん」
「むゅひぃんっ!?」
【!?】
【草】
【なんだ今の声】
【おい……ユズばあちゃん、今、体を震わせ……】
【声が……気のせいか、ユズパパに対するユズねぇみたいに高く……】
【おいやめろ】
【そんなまさかあり得ないだろ】
【いや、しかし……】
【祖母×孫娘百合……?】
【草】
【業……深くない?】
【深くないとでも?】
【深淵より深そう】
【深淵さん「ちょうちょは勘弁してください」】
【草】
【草】
【まぁ人間よりはるかに長寿らしいサキュバス一族だし、多少は……?】
【ほ、ほら、ユズちゃん、女の子なら誰でも行けるらしいし……】
【サキュバスなら孫↔祖母でもいけるのでは?】
「……子を孕めてしまうのが、問題なのだよなぁ……」
「? おばあちゃん、おじいちゃんの子供……いや、行きずりの誰かの?」
「………………………………」
おばあちゃんが不穏なことを言い出した。
………………………………。
お母さんがお父さんとのあいだに弟か妹を……っていうんならともかく、おばあちゃんのはなぁ……。
【悲報・ユズちゃん、天然】
【それでいて最強サキュバス】
【リリスだぞ!】
【気分次第でインキュバスにもなれるらしいぞ】
【百合ハーだからそれはありえないぞ】
【ショタよ!!!!!】
【なることはできるな】
【できはするな】
【でもたぶん嫁たちが総員で妨害するな】
【優ちゃんはともかく、それ以外の嫁ーズは一応生粋の百合じゃない……ごめんなさいごめんなさい許してください百合原理過激派のみなさんの】
【あ】
【待っ】
【 】
【百合こそ正義】
【あっ……】
【ひぇっ……】
【草】
【また罪もない一般市民が】
【ま、まぁ、敵は画面の遠くでばっさばっさ同士討ちしてるから……】
【それがなんだってんだよ草】
【てかユズばあちゃんが……気のせいか、ユズちゃんに対して「女」の目を……】
【気のせいであってくれ でないと、ユズちゃんの家系図がまさしく混沌と化してしまう】
【そういえばこれ、魔王軍本拠地?へ乗り込んでの魔王軍主力?との戦いなんだよな ユズちゃんとユズばあちゃんの魅力が強すぎて、これっぽっちも危機感が湧かないけど】