Q. 「お前はっ、何なんだ!真人!!!」 A.「お前こそ誰!もしかして俺ちゃんのファン?あらやだぁ♡」 作:槇緇櫓把
誤字報告ありがとうございました!
今手元にあるジャンプはエネアリまでなので27巻以降の展開はうろ覚え+オリジナル展開でお送りします。
「領域展開、真贋相愛」
特級術師、乙骨憂太の領域が展開されると同時に宿儺は掌印を結び、領域の必中効果を打ち消す簡易領域の原型、彌虚葛籠を展開する。
乙骨、虎杖を始めとした特化戦力を投入し始めた高専術師、一方五条との戦闘の影響で領域を封じられた宿儺。
真人のフォローにより虎杖が打ち込んだ魂の境界を揺さぶる打撃は八回。
その回数分だけ宿儺は弱体化を余儀なくされ、着実に高専術師は勝利はと突き進んだ。
処刑人の剣を失ったのは大きい。
文字通りの必殺の手段が今なおこの場に残っていたのならば、間違いなく勝っていたのは高専術師だった。
「いやいや、勝手に敗北するみたいにするのはやめてくんない?俺ちゃんも珍しく真面目に戦ってんだし」
「宇守羅弾!」
お〜、あの露出狂の術式!そういやあったね。防御無視ってどのゲームでも強いけど、それって敵の防御力が高くてHP低い時だけで、HPも防御力も高い敵にはなんとも言えないんだよね。
選択肢がそれしか無いならそれがいいんだけど。
まあでも確定で怯みは取れるし、
「───動くな」
おにぎりの具の人の術式はスーパーレアだね。シンジくんの身体スペックなら本家よりも耐久値高いし、喉潰れてもデメリットはそこまで無いからほんと便利。
後は式神の軌跡を領域にするやつとか未来を見るやつとか、まあ懐かしい顔ぶれだね。
その中でもとりわけ虚を突くってんなら
「捌」
こいつはチョー強力。術式自体は雑魚だけどね。
最後の宿儺の指の行方、それを察したが最後だ。点と点が繋がった瞬間って誰だって動きが止まっちゃうよね。
俺ちゃんもそう。
動きの固まる。
その隙を逃すまいとタイガーちゃんの魂の境界を揺さぶる拳が背筋を突いた。
「───」
シンジくんの目配せ。
どうやら俺ちゃんも腹を括る時が来たみたいだね。
そしてこれはもうとっておき。
対宿儺戦SSR術式。
「無為転変」
「ぐ、おおおおっ!」
「リカちゃんに食べさせた俺ちゃんの右手♡クソ痛かったから噛み締めろよ!」
一文字に宿儺の身体をシンジくんの刀が切り裂く、そして同時に俺ちゃんが悶える宿儺に真正面から拳を叩きつける。
「こちとら魂を扱う術式だぜ?タイガーちゃんのパンチばっか警戒してっから!」
宿儺と同棲して魂の輪郭を把握しただけのド素人とは違う、相性自体は最悪だけど最高の術式の担い手である俺ちゃんを甘く見過ぎちゃったね!
コネコネは厳禁、お触りもダメ。
下手に弄ろうとすれば駄目なんだ。
けど俺ちゃんは魂の輪郭どころか、その本質すらも理解している。
要は術式を使わず、物理で殴れってコト。
そして俺ちゃんの術式を保有してる刀限定で、無為転変が使えちゃう。
しかもほぼノーデメリットで、だ。
俺ちゃんが術式を使えないのはあくまで、反撃が厄介だから。
でもシンジ君の無為転変は、
デメリット自体はあるけど、一回使えば壊れるだけ。
「乙骨先輩、真人!このまま押し切るぞ!!!」
シンジ君の隙は俺ちゃんとタイガーちゃんで補う。
うーん、完ペキな作戦っすネ!
「龍鱗、反発、番いの───チィッ」
「さっせっかよ!」
宿儺がアカペラ詠唱できるって点を除けばよォ!
マジで腹話術……じゃねぇな、こいつ腹にも口あるし。
とにかく詠唱破棄は反則すぎるぜ!
「ナイス真人!」
「おうおう、ここはなろうじゃなくて天下のジャンプ様だぜ?詠唱破棄なんざテンプレやめてオサレ詠唱しろや」
「一応、ここはハーメルンだけどね」
「乙骨先輩!?」
シンジ君!?
俺ちゃんの術式の影響受けちゃった?
このままじゃ、シンジくんじゃなくて裸エプロン先輩になっちまうぜ!
宿儺もメタいし、このままじゃ呪いよりメタ発言が廻る戦いになっちゃう。
とにかく宿儺の舌を引っこ抜く、前歯をへし折る、腕を落とす。
この辺は今のうちに済ませておきたいね。
最悪なことに日車が腕を一本切り落とす前に即死しちゃったから、ダメージ自体はかなり蓄積してるけど、寧ろ原作より今の宿儺の方が厄介。
「龍鱗、反発」
「だから、聞こえ───」
宿儺の腹に蹴りを入れようとして頭が真っ白になった。
あ、やべ。
ブラフだわこれ。
「釣られクマッ」
「阿呆だな」
「ハゼノキアーマー!」
「おおおおお!」
あ、危ね〜っ。
ハゼノキちゃんがいなけりゃゼロキャラからの解でサイコロステーキになっちまうところだったよ。
けどフォーメーションが崩れちゃったな。
「仕方ない、許せタイガーちゃん!メカ崎!!!」
『芻霊呪法、魂鳴り』
「ごっ……これは……あの女の!?」
宿儺の身体から無数の針が生じる。
二次創作でよくあるやつだね、釘崎が復活して宿儺の指に共鳴りするの。まあ改造人間なんだけどね。
こればっかりはタイガーちゃんにバレたら殺されそうなんで黙ってました。
こっそり遺体安置室に忍び込んで改造人間にしたんだよね。
勿論死体は魂のない抜け殻で、俺ちゃんの術式対象の外。
けど、生きてる人間とフュージョンさせれば術式自体は使えるよねってコト。脳は破産してたけど、幸い術式を司る部分は一回くらいなら術式の行使に耐えれそうだったし。
どんな状態だったか詳しく聞きたい?
やめとくの薦めるよ。我ながら趣味が終わってると思うからね。
「───ッ」
あ、タイガーちゃんにすんごい睨まれた。
「二人とも、今は宿儺を!」
「これが終わったら、説明しろよ真人!」
「分かってる」
いやぁ、気まずいね。
釘崎いればゴジョ先が戦ってる最中に援護もできたけど、流石にその後死ぬほどしばかれそうなので大人しく死んでもらった。
タイガーちゃんくらいなら命懸けで逃げ回れるしね。
いやむしろゴジョ先より天敵だったわ。どーすんの?タイガーちゃんの
まあ今のタイガーちゃんならソフトタッチ5回くらいで倒せるから、なんとかなるかなぁ。
「出力最大!邪去侮の梯子!」
「おっと〜!ここでシンジ選手のヤコブが刺さる!宿儺選手万事休すか?」
というかいつも思うんだけど邪去侮の梯子って術式を消滅させる術式だよね?どうして受肉体を引き剥がす効果あるんだろ?
また今度似非天使に聞いてみよ。
「よしよしハゼノキちゃん、頼むぜ……」
そっとハゼノキちゃんの肩に触れて少し魂の形を弄って、最後の仕掛けをする。
ゼロ距離で解を浴びたのは不味ったね。
おかげでハゼノキちゃんの残りライフはもうゼロよ!というわけでもないけど、8割くらい持ってかれた。
死にゲーみたいなHPの削れ方だけど、魂ごとやられてるから俺ちゃんでもここからの回復には時間がかかる。
一日二日あれば再稼働できる程度には復元できるだろうけどね、この場で使い捨てることも選択肢には入れておこう。
もしシンジくんの領域で仕留めれたなら万々歳、仕留めきれなかったら次の手札を切る。それだけの話だからね。
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「冥さん、何してるんですか?」
「ふむ。そろそろ
「おいおい、お前が出てどうなるんだよ……」
「なに大したことじゃないんだ。けど所謂ぶっつけ本番というやつさ。理屈としては十分だが、どう作用するか想定の域を出ない訳だからね」
「……って、お前まさかっムグ」
「沈黙は金なり、だ。さてさて一体どう転ぶのか見物だねぇ」
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今の場面転換いる?いるの?
まあ呪術廻戦を愛読してる読者の皆なら大体どうなるかわかるよね。
銭ゲバおばさんの黒鳥操術、その最高火力となる
あれって一匹のカラスに絶命の縛りを結ばせることで発動するじゃん?
低コストで最大火力、効率的な冥さんらしい技だけど気にならない?
人間が絶命の縛りを結んで行う神風。
勿論、そんなの誰もやりたがらないし、やろうとも思わない。
だから俺ちゃんの出番。
「行くぞ、ハゼノキちゃん」
「おごごごごごごご」
ハゼノキちゃんのブヨブヨとし皮を突き破って黒い羽が次々と生えてくる。
あんまり一気に変化させるとショック死するからね、ゆっくりとギリギリを攻めて、そして何より呪いを込めて。
アヒルみたいだった唇が鋭い嘴に、瞳も真っ黒、お肌もスベス───ベタベタだ。きたな……
「さあハゼノキちゃん!舞い上がれ!」
神風ってのは人間ってのは相場が決まってんだよ!
不謹慎?うるせぇ!こいつは世界を救う戦いなんだよなぁ!
「スーパーカミカゼェェェ」
鳥山先生、力を貸してくれ!
「ゴーストォ」
黒鳥操術と無為転変のフュージョン、その奥義を今!
「アタック!!!」
ちなみに伏黒と結んだ縛り、他人を殺さないって縛りなんだけど自害を命じてるのは冥さんだから俺ちゃんは知らね。
俺ちゃんがやったのはあくまでハゼノキちゃんを術式対象にしただけだから。
ここだけの話、これの説明したら日車っちからすっごい怪訝な目で見られたよ。
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閉じた領域、その中で亜光速で飛来する一条の黒い光。
領域内の事態であるが故に乙骨は最速で動く。
それ見た虎杖は乙骨の盾となり、さらにその上から呪いの女王が覆い被さる。
そして、宿儺は
「ぐっ、おぉぉぉぉぉぉ!」
呪いの王は真人の動きを知覚していた。だが対応しきれなかったのだ。
宿儺の取る防御体勢、それを乙骨は真っ先に無効化し三者三様に致命傷を受ける。
そして同時に虎杖と乙骨、呪いの女王が復活する。
改造人間の自爆と同時に駆け出した真人の援護、無為転変によるダメージの回復。
対する宿儺は左両腕を肘先から欠損し、その半身を炙られる。
もはや掌印を結ぶことさえ叶わず、伏黒の魂ごと揺さぶられた魚の魂はこの上なく不安定である。
改造人間のベースとなった櫨木の術式は拡大解釈するまでもなく自爆である。
故にこそ神風の時相性が良く、真人も冥冥も同様に
加えて真人自身も魂の本質を知覚している事で、肉体とその魂に与えるダメージは虎杖悠仁の比ではない。
最早宿儺の攻撃は真人に届かない、強力な前衛がいる限り決して。
「2人とも離れろ!」
だというのに呪いの王は口元を歪め、
領域展開───
伏魔御厨子
それを披露した呪いの王の元に歓喜と共に、万死の厨房が甦る。
それと同時に、致命傷を負った乙骨の領域が崩れ落ちた。
天与呪縛の奇襲は失敗に終わる、最も最悪な展開で。
感想、高評価お願いします!
つまらなかった方は好きなゲームの武器を感想にでも書いておいてください。
真人「エルデンリングよりツヴァイヘンダー