Q. 「お前はっ、何なんだ!真人!!!」 A.「お前こそ誰!もしかして俺ちゃんのファン?あらやだぁ♡」   作:槇緇櫓把

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それってもはや慈悲じゃない

 

 「宿にゃんよぉ!ゴジョ先に言った台詞、そっくりそのまま返すぜ。勘違いするな、2対1じゃない3対1だ」

 

 やっはろー。皆見てる?

 久々の俺ちゃんだよ。

 何々?

 

 {必死な時とか図星な時は、露骨に口数減るの元ネタと似てていいね}

 

 は?

 ……………

 

 よし、何も無かったことにしてやろう。うーん、俺ちゃん寛大だね。

 

 

 いやーにしても大変だったわ。特にタイガーちゃんが心臓ブチ抜かれた時よ、俺ちゃんもマジで!?ってなった。

 少年院の時以来じゃん!久しぶり〜ってつい言いそうになったけどマジでお兄ちゃんナイス。

 エッジショットみたいに「俺が悠仁の心臓になる」って言い出したシーン感動的すぎて泣いちゃったね。

 

 おめめはザクザク切られて、血の方がドロドロしてたけど。

 

 家族愛良かったよ。後は任せな。

 

 「なぁ皆、格好つけた手前クッソ恥ずいんだけど、俺ちゃんも術式焼き切れてるから一旦憂憂タクシー使っていい?というかマジも無理。あ、ほら見て俺ちゃんのズボン穴空いてハミちんしてるよ、ハロー」

 「しまえ」

 「冷た、もしかして雨降ってる?俺ちゃんのマスタング一世は雨降っちゃうと無能なのよね」

 

 パァン

 

 「嘘っ!あり得ねぇあのチョンマゲゴリラ!俺ちゃんとどっかの石ころ入れ替えて強制退場させやがった。一応この作品の主人公だぞ!クソッ!!!」

 

 

────────────────────────

 

 「東堂お前」

 「気にするなブラザー。Mr.真人の意志、しかと俺が受け継いだ」

 

 そう言って東堂葵が拾い取ったのは黒い剣。

 

 「いや、それはいいんだけど……何かゴツくね?」

 「気にするな!ブラザー!」

 「あ、応」

 

 二人が構えを取り、呪いの王を見据える。

 真人がこの場を離脱した事で宿儺は領域の使用が可能となるが、現在は術式の焼き切れの真っ最中だ。

 反転術式が復活していることから無論、術式を司る脳の部位を破壊し再構築を行うことでリキャストタイムを大幅に短縮するという五条悟の見せた力業をとる事も宿儺の選択肢の内には存在していた。

 しかしながらそんな余裕は宿儺に与えられる訳もなく、瞬きの間に東堂葵と虎杖悠仁は距離を詰めて戦闘が再開される。

 

 真人考案、冥冥監修の下制作された呪具、白刃輝无。

 その特性は言わずもがな仕手に関わりなく、魂へ攻撃を可能とする点。

 しかし魂へのダメージは魂の輪郭を近くする必要がある。

 

 では()()魂の輪郭を知覚しているのか?

 

 答えは単純であった。

 

 東堂葵の振るった刃を受け止めた宿儺の上腕の肉が削がれる。

 圧倒的な膂力に翳りが見え始めた直後反転術式での治癒を試みるも、呪力の効率の悪さに宿儺は舌を打つしか無い。

 

 「真人め、居ても居なくてもうざったい男だな……」

 

 呪具の元となった烏は()()()()()()()

 魂の輪郭を近くしたまま烏達は呪具としてそこ在るのだ。

 

 つまり、この呪具もまた()()()()()()()に違いは無かった。

 

 上空から降り注ぐ、五連星。

 

 「ぎぃっ」

 

 僅かに反応が遅れた影響で宿儺の腹部にある口に一本、上部左腕に二本、右足のアキレス腱を断つ刃が一本。

 そして背後から宿儺の右腕を切断した一本。

 

 《急所を外したか……いやはや済まない、何分実践は初めてでね。だが勝手は覚えた》

 

 骨伝導での連絡。

 宿儺の身体に突き刺さった呪具達はカチカチと歪な音を立てて、宿儺の肉を引き裂きながら再度浮上し四方を囲む。

 

 《さてと……好きに動いていいよ。合わせるから》

 

 宿儺は誤解していた。

 真人の呪具、白刃輝无は真人の命令によって動く自律型の呪具であり、他者が用いても付随する呪具は稼働しないと。

 烏は唯の贄であると。

 

 付随する呪具は決して自律型の物ではない。

 一級術師冥冥の術式により遠隔で操作される呪具、それこそが白刃輝无。

 

 加えて───

 

 「黒───っ」

 「チィっ!」

 

 パンっ!

 

 「閃!!!」

 

 当然、呪具とは呪力を保有する。

 この戦況。東堂葵にとってこれ以上ないほど、作り込まれたものとなっていた。

 

 黒い火花が一気に二度咲き、吹き飛んだ宿儺と周囲に漂っていた呪具の入れ替え。

 

 慣性を失ったまま、揺らめく巨軀に再び黒閃が鳩走り、追撃する様に入れ替えられた事で宿儺の背面に位置していた呪具がひらりと旋回し、その背を袈裟斬りにした。

 

 痛苦に怯むことなく、呪いの王は反転術式をフル回転させ切り落とされた部位を即座に復元、通常よりも莫大な呪力を消耗しつつ上空からの飛び蹴りを目視、脚を掴もうと手を伸ばした矢先に再びの入れ替え。

 

 指を切り裂きながら頭部へ向かう刃を歯で挟み、宿儺は己の迂闊さを理解する。

 

 《バードストライク》

 

 いずれの刃も烏である事には変わりない、故に彼らは命懸けで挑む。

 

 呪力が爆ぜ、宿儺の顎部が吹き飛ぶ。

 

 《ふむ、頭事吹き飛ばせると思ったんだけどね。ものの見事にガードされてしまったよ》

 「充分だMrs.冥冥!」

 

 冥冥の呟きに反応しながら東堂葵は、両の腕で宿儺の腕をガッシリと掴む。

 

 「放、せ」

 「俺との握手は嫌かい?」

 

 爆ぜたのが冥冥の呪力であった影響か既に額部の復元を終え、宿儺は東堂葵と指を絡めて押し合いを始める風を装い、余った腕で腹部を殴打しようとして、舌打ちする。

 

 「どうした?()()()()()()()()()()()()()

 「つくづく、愉快なやつだ」

 

 四本の腕、それは真人との闘いで腕を喪った東堂葵の治療に訪れた真人が術式でつけたオマケ。

 最も当の本人の目は死んでいたが。

 

 「黒閃!!」

 

 虎杖悠仁から意識を再び逸らしてしまった宿儺に黒い稲光が突き刺さり、地に足をつけたまま砂埃を巻き上げながら大きく真横へ仰け反る。

 

 (行ける!このまま押し切れば!)

 (このままでは、押し負ける!)

 

 「俺を」

 《私を》

 

 「《忘れていないかい?》」

 

 一瞬の思索、それすら差し込む余裕はない。

 そこに追い討ちをかけるように、()()()()()が───

 

 「っ!」

 「解」

 

 間一髪の出来事。

 黒閃を経て遂に刻まれた術式を覚醒させた虎杖悠仁の御厨子に、どこか嫌な予感を感じ取った宿儺は全力の回避を行い距離を開ける。

 

 「龍鱗、反発、番いの流星」

 

 そして漸く待ち侘びた時が訪れる。

 残った手で呪詞を唱え、指先で指向性を付与。

 

 それより早く駆け出した虎杖悠仁へ向けて

 

 「解」

 

 斬撃はクロス状に放たれ、至近距離で拳を振りかぶる虎杖悠仁では回避不能。

 真人がいないこの状況では、防御不能の必殺を受ける事は紛れもない死を意味する。

 

 拍手の音が響く。

 

 宿儺は反射的に背面への攻撃と同時に残った腕で掌印を結び、領域展開による一掃を試みる。

 

 《チッ、バードストライク》

 

 舌打ちと共に掌と刃が爆ぜ、状況は悪化する。

 残された呪具は東堂葵が保持する一振りと、宙を舞う三振り。

 右側の両腕を落とされた東堂葵は、切断された断面に呪具を刺す事で呪力の供給を継続、冥冥の操作が途切れぬ様に努めつつ術式の行使へと踏み切る。

 

────────────────────────

 

 オレの勝利条件は二つ。

 

 小僧の攻撃を凌ぎつつ三度の領域展開の隙を晒し、バードストライクを誘発させる事。

 そして真人が到着にするまでに上記の条件を満たす事。

 

 これらを満たせば少なくとも、俺が敗北する要素全てが排除され後は消化試合のみとなるだろう。

 

 尤も懸念材料はいくつかある。

 まずは釘崎野薔薇の術式。

 これは開戦からしばらくして使用されたが、それ以降の使用は見られず回数制限によるもの、或いは時間経過が必要なものだろう。

 何度も使えるのであるならば、バードストライクというリスクの高い攻撃は行わず、即座に彼女の術式を発動させる筈だ。

 

 それさえも(ブラフ)という可能性も否定はできんが、余りにも無意味だ。

 

 次に東堂葵。

 あの男が徒に戦力を減らす真似を取るとは思えない。術式が焼き切れた後の真人はまさしく無力であり、四肢を刻んでおけば潰える程度の存在。

 後ろに下げるのは至極当然だが、戻ってくるのが遅い。

 となると一度高専に戻り、何か仕込んでいると見るべきだろう。

 

 浮遊する呪具は最早問題ない。

 東堂葵の術式と絡められると少々厄介だが、もう()()()

 それに加え今からオレが領域を使おうという風に大袈裟な呪力のためを見せてやれば、突っ込んでくる。

 安全地帯から攻撃しようなどと愚かな真似をするからだ。

 

 最後の懸念点は、小僧だ。

 先ほどから時より見せる解と反転術式外の回復手段から察するに取り込んだ呪具に刻まれた術式が開花している。

 いくつ呪具を取り込んだかは知らんが、()()()()()()()()()

 小僧の魂を捉える打撃の例からして、恐らく受肉体の俺にとっては致命的な性質を有している。

 

 だが、事実がどうあれ。

 

 「───終いだ」

 

 最後の呪具が毀壊し、東堂葵は出血多量で気絶寸前。

 

 この状況で小僧如きに遅れをとる理由はない。

 

 「領域展開、伏魔御厨子」

 

 直前に何かがぶつかる後。

 あの憂憂とかいうガキや乙骨憂太が現れる時になっていた音だ。

 

 決死の覚悟で再び身代わりになるつもりか?

 

 否、領域内に新たな侵入者はいない。

 

 外で東堂葵を回収でもしたのか?

 真人を連れてきたのか?

 

 無駄だ。

 

 脆いとはいえど閉した領域を破壊できる程の火力を持つ術師はそういない。

 少なくとも現状動くことができる真人では手に負えんだろう。

 

 「じゃあな、……正直に言って貴様らを舐めていた。それこそ五条悟以外は余興程度にな。だが所詮この程───「随分と喋るな?」図に乗るなよ小僧。今この瞬間貴様が呼吸をする事を許されているのは何故だと思う?少しは無い頭で考えるといい」

 

 念の為、領域の外角の強度の条件に手を加え、出力低下のデメリットを呑んだ上で対外強度を上昇させる。

 

 思えば想定外の自体が多かったように思える。

 否、オレの想定が甘かったと言えるだろう。

 

 「余裕が出来た途端、口数が増えてるぞ。お前、思ったより浅え奴なんだな」

 「……この期に及んで挑発か?時間稼ぎのつもりかは知らんが、愚かだな。余計に寿命を縮める羽目になったぞ」

 「ハッ、図星突かれたらスルーね。なんつーか、宿儺。お前らしいわ。つか時間稼ぎしたいのはお前だろ?」

 

 ほう、存外に口の回る。

 小僧にしては冷静で状況を判断できているな。

 ククク、別人かと疑ったぞ。

 

 「もう良い、黙れ」

 

 ダメージを受けた部位は既に完治した。

 とは言ったものの魂ごとダメージを受けた部位の治癒には、かなりの時間と呪力を消費させられた。

 

 まずは小僧を殺して完全に伏黒恵の魂を沈める。

 そして次は真人だ。

 あの男さえ潰せれば、もはや高専に残る術師は有象無象のみ。

 

 直に小僧の生命は途絶える。

 

 「待て、何だ」

 

 ()()()()()()()()()()()()()()

 領域の条件による低下、領域を閉じた事による出力の低下、伏黒恵の抵抗による出力の低下。

 

 それらを加味したとしても、これは───

 

 「御厨子っちゅうか、紙吹雪だなこりゃ」

 「───ッ!」

 

 その発言と共に領域の外から衝撃が走る。

 

 「四番、竜!」

 

 オレの思索を遮り、領域を突き破って来たのは見慣れない式神。

 形状としてはたまに見かけるモノだが、高専の術師にこのレベルの火力の持ち主がいるとは。

 

 「解っ!」

 

 オレに噛み付かんとした式神を両断し、小僧の方を見据える。

 血塗れだが、確かに生きている。

 何が原因だ?

 

 「黒閃っっっ!」

 

 突如死角からの乱入者。

 それは東堂葵によって一時散々離脱を余儀なくされた真人。

 

 「ゴッ、グフ……はぁはぁっ、あの式神は貴様のものか?」

 「イノタクなら帰ったよ、サイン欲しいなら俺ちゃんを倒してからにしな」

 

 イノタクが誰かは分からんが、面倒な事になった。

 領域は崩壊し再度術式は焼き切れ、真人が戦線復帰を果たし、小僧は健在。

 相当時間が経ったというのに他の術師の姿は見えない。

 

 ということはどこかに隠れ潜んでいる、いや無いな。

 最早、オレに集団で畳み掛ける最後のチャンスが今だった。

 

 領域が崩壊してからほんの少し猶予の猶予も与えずに、攻めに来ていたのならば状況は随分と変わっただろうな

 

 つまるところ援軍はこれ以上有り得ず、先にどちらかを再起不能にしてしまえば良いだけだ。

 

 「漸くファイナルラウンドって感じかな?俺ちゃんとしてはそろそろ終わって欲しいんだけど、一年近くもダラダラと続けられる読者の気分にもなれって話」

 「どうする宿儺。今俺の元へ戻るなら」

 「フッ、思い上がったな!」

 

 小僧が割って入らぬ内に距離を詰め、真人の腕を落と───

 

 「ヌゥンッ!剛☆体☆術!」

 

 術式で己が肉体を文字通り鋼としたか、これは術式無しで破壊するとなれば少々手間だ。

 が、

 

 「オゴッ、普通に痛ェ……ちょっと待って昼メシ挟んできたからまだ腹の中にオエッ……」

 「───スゥ、失せろ」

 

 吐瀉物を吐く真人にトドメを刺すべく最大呪力を込めて拳を払おうとして邪魔が入る。

 相手は見るまでもなく、小僧だ。

 

 相変わらず並外れた膂力だが、漸く運動性能に翳りが見えてきたな。

 動きが精彩を欠き始め、見るも無様。

 

 「いや、違うな」

 

 小僧からの攻撃を片手でいなしながら、僅かに違和感を覚える。

 余りにも手緩い攻撃。

 

 「せぇぇぇい!」

 

 なんだこれは?

 まるで児戯に付き合わされている様な感覚だ。

 

 先程までの戦いが何だったのか、目を疑う程の小僧の弱体化。

 

 あの七三術師の様に、一定時間まで呪力を制限して条件を達成することで呪力の底上げを測っているのか?

 それはあり得ない。

 

 奴らには今ここでオレを仕留める以外、道はない。

 何を出し惜しみしている。

 精魂共に力尽きたのか、小僧に反転術式を使う気配はない。

 

 一方の真人は高専で反転術式を受け、魂の形をある程度取り戻しほぼ万全とも言える状況。

 

 そして両者共に、オレと伏黒恵の魂の境界を揺さぶることができる。

 長引けば長引くほどこちらが不利になる。

 

 「真人まだ行けるか?」

 「オエェ……ゲロで改造人間作れない?」

 「……そのクリームシチューに魂宿ってんならいけんじゃね」

 

 脳に反転術式を回し、破壊と再構築を試みる。

 六眼により原子レベルの受領操作を可能とする五条悟と違いオレにとってこの手段はリスクが高すぎる。

 だが真人の領域展開によって足を阻まれながら、小僧と正面から殴り合うのはかなり厄介だ。

 加えて奴の領域に付与されている術式、心臓を引き抜いてなお生きていた小僧の状態から察するに肉体を復元する事も可能だろう。

 

 「ふぅ、そんじゃあまあ、虎杖決めるぜ?」

 「さっさとやってくれ」

 

 「応、領域展開」

 「領域展開」

 

 真人の領域展開に合わせ、オレも領域を展開する。

 掌印の省略と領域内に付与される術式の出力を敢えて下げ、制限時間を撤廃。

 俺を阻む肉腫の除去さえ可能ならば問題ない。

 そのラインは既に先の領域展開で見定めてあるからな。

 

 「しかし、貴様も愚かだな小僧。結局俺と誰かの闘いに水をさすことしか出来ん」

 

 領域が完全に展開しきる前に飛び込んできた小僧。

 

 「竈、開!」

 

 使用時の人数の制限の縛りを限定的に撤廃。

 俺は放つ事なく 開 (フーガ)の焔を四つの拳に纏い、小僧の両腕を掴み、残った手で首を絞めながら焼き続ける。

 

 「っがぁぁぁぁぁぁぁ!」

 「さて、どうする真人!」

 

 ……なんだ?その()()は?

 奴の掌印は確か孔雀明王印と弥勒菩薩印を併用したもの。二つの掌印を用いる縛りの筈だ。

 地蔵菩薩印だ……と……?

 

 「俺ちゃんが、虎杖悠仁に見えてんの?」

 

 下卑た笑みの小僧の姿───

 

 「残念!」

 

 ───が溶け落ち、()()()()()()()()()

 

 「くっ!」

 

 一手先を読まれた。

 真人に化けている小僧の領域展開によって必中となる術式効果は()()()()()()()()()()()()()()

 真人の様に小僧の領域が閉じなかった場合、先に領域を維持できなくなった方が負ける。

 

 「離、せ!」

 「宿儺決着をつけよう、呪いの廻る戦い……いや、呪術廻戦に!」

 

 自らの肉体を変質させながらそう言った奴の五体はみるみる溶け出し、金属の様に凝固してオレの身体を捉えて離さない。

 先の領域展開時、御厨子の斬撃を耐えたのはこれか。

 

 だが今はそれより、小僧だ。

 奴が領域展開を維持できなくなるまでダメージを与え、今度こそ確実にトドメを刺す。

 

 小僧の呪力自体そう多くはない。

 一度領域展開をしてしまえば、最早反転術式を使えまい。

 

 「釘崎、力を貸してくれ……魂鳴り!」

 「ガハッ」

 

 これはあの女の!

 不味い、領域が維持でき……

 

 「解!」

 「っうぶぐ、オ゛エ゛ェ゛ェ゛ェ゛〜゛っ゛」

 

 必中効果が、俺を捉え教会を切り裂く。

 魂の拒絶に伴い、喉元をオレの指が溢れ出し始める。

 

 だが幸いといべきか、小僧の領域は甘い。

 僅か数秒で奴の外殻は破壊され、領域は崩壊し始め───

 

 「無為、転変」

 

 そう言った小僧の掌がオレに届き

 

 

────────────────────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ん?アンタらまだいたの?

 

 終わりだよ終わり。

 エピローグ?

 

 無い無い、作者本当にネタ切れ何だって。

 原作も宿儺戦終わってエピローグ入るけど、肝心のシンジくんはこっちだと死んでるし、多分原作より被害多いんじゃない?

 

 ああ忘れてた。

 みんなー!誤字報告いつもありがとね。

 ちなみに野薔薇ちゃんの術式は共鳴りだけど、俺ちゃんブレンドで変質した術式の方は魂鳴りね。

 こっちの野薔薇ちゃんはほぼ死んでたし、()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 

 後付け設定とか色々あるけど、気にしないで!

 リカちゃんに喰われた部位を復元させると呪術的な価値は無くなるとかナントカ、その辺作者なーんも考えてなかったみたいでさ。

 本当は後で生やしたんだけど、実は腕が三本あってそこから切り取ったって事にしといてね。

 

 「マジでここだけのハナシね」

 

 何?もうぶっちゃける要素ないよ。

 字数稼ぎももう終わったしね。

 

 あー、宿儺について?

 懐かしいね、それ昨日の話。

 

 ちょっと待ってね、過去の事は思い出さない主義で……待って待って!どうせグダグダしてて読む気無くなったから今ブラウザバックしようとしたでしょ!

 

 そう、そうその通り。

 俺ちゃんも悲しくなるけど、この話が最終回。

 ここで皆とお別れだ。

 

 悲しいね、俺ちゃんもハゼノキちゃんも、後名前格好付けて使った呪具……何だっけ?作者曰く会心のネーミングセンスらしいけど、正直ダサ、ブハッwww

 ドヤ顔であれ解説のしてるの思い出すと共感羞恥が、やだよこの空間!

 

 「さっさと本題に進めって?せっかちだね。だから皆童貞なんでしょ。まあジャンプ読んでる奴って何歳になっても子供心忘れられない子供部屋おじさんか中学生くらいなもんだし仕方ないか」

 

 ごめんごめん、言いすぎたって!

 外人のアニキとかも、ガチムチでリア充だけどアニメ見てるもんね!

 

 分かった分かった、アンタの情熱には俺ちゃんも叶わないよ。

 

 「タイガーちゃん!宿儺いるー?」

 「お、真人じゃん。どったの?」

 「いや読者が宿儺戦終わった後気になっちゃったらしくてさ」

 「あー『なんの話だ小僧、ドクシャ?』」

 

 ちょこんって虎杖悠仁からアンビリカルケーブル引っ張って出てきてるミギーみたいなのが宿儺ね。

 こいつ食い意地やば、今出てきたばっかなのにポテチ半分くらい食ってる……Lサイズのやつよ?

 

 君が死んだと勘違いして自害した裏梅ちゃんが余りにも御労しすぎる……

 

 「まあ随分とちっこくなっちゃって……」

 『それは貴様もだろう』

 

 卵につぶらなお目目と手足生やした感じのキモカワ生物、ちいかわとは対局に生きる怪物。

 そう、これが俺ちゃん。

 

 エピローグキャンセルしようとした理由わかる?

 

 昨日の戦いで結構無茶して身体がもうグッチャグチャ。

 魂の格が同じくらいのタイガーちゃんは兎も角、格下の俺ちゃんはさしすのしの反転術式でも復活できないレベル。

 脳とあと大事な器官だけ詰め込んで、元の身体はダストシュート。

 

 生まれ直ししたのが、この姿。

 

 「にしてもこうやって見ると可愛いわねアンタら」

 「勘弁してくれ」

 

 蘇った一年ズ。

 俺ちゃんの所為で顔半分六眼ブチ込まれちゃった野薔薇ちゃんと顔に傷がチョビチョビできて親父似になった男前のウニ頭。

 いや、目つき以外そんなに似てないから撤回。

 

 釘崎生きてんの?ってなったそこの皆。

 一応死んでるけど新田くん優秀すぎるわ。

 常時生と死の淵彷徨ってのよ、この娘。

 お陰で半呪霊みたいなよく分かんない状態だね。

 

 おいおい、ご都合主義か?と思うかも知らないし、萎えてしまうかもしれない。

 でも俺ちゃんの術式とかそういうもんだし、たまたまくっつけた生きている某かの魂が釘崎の魂って可能性もあるのさ。

 

 まあ生き残った代わりに呪力効率がウンチになっちゃって、泣く泣くゴジョ先のお目目くり抜いて移植してなんとか脳の負担とか軽減してるよ。

 生徒のためになるんだから、死体くらいは有効活用してくれて寧ろ感謝よね。

 

 て事で五条家の財産頂いてトンズラここうとしたけど、案の定冥冥さんにつかまってコッテリ縛られた。

 

 何をって言わせんなよ恥ずかしい。

 いや俺ちゃんの貯金、全額持ってかれたよ……セクハラしまくったのが高くついた見たい。

 

 まあそんなわけでエピローグお終い!

 

 じゃあね〜っ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





くぅ〜疲れました!

という前置きはさて置き、これにて完結になると思います。
しばらくの間お付き合いいただき誠にありがとうございました。
IFとか思いついたり、今後の原作の展開(後3話)でネタに出来そうなのがあればまた書くと思います。

 ではでは皆様の暖かい感想と評価お待ちしておりまする。

 「デッドプール4制作決定ってマジ!?幻想(ユメ)じゃねぇんだよな!」
 あ、綺麗に締めようとしたのに………
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