【急募】勇者トークンです マスターがヤンデレ精霊達に襲われない方法探してます   作:アラメシア

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なんでこんなに伸びてるんですか(感想の数急増)
今回、ちらっと別テーマの子が登場します。


俺の負けデース……それじゃダメなんだよぉ!?

「……あ?」

 

 

 頭の中が、ふわふわとしている。

 この感覚は知っている、知っていなければならない。

 

 

「マスターが決闘(デュエル)を……?」

 

 

 いや、違う。

 あれは明晰夢の様な感覚だ、決して今の様に浮ついた思考にはならない。

 つまり、ただの夢。

 

 

「なわけ、ねぇか」

 

 

 ……夢なんて、俺が見る筈もない。

 いや、こちらに来て夢を見た経験なんて二度しかないのだ、そうなれば確信が持てると言うもの。

 

 

「擬似空間まで、持ってくるとは……一体、何を盗みたいんだ? おい」

 

『……あらら、バレちゃった?』

 

『意外と早かったね』

 

『夢と言えば! みたいな人達だっているのにねー?』

 

「あっちは俺のことが嫌いなんだよ、こんな形であっても関わりには来ねえ」

 

「それ抜きにしても、今の今までお前らが関わらないことなんてなかったろ、常習犯ども」

 

「マスカレーナやら、リトルナイトか……サイバース族の友情はお熱いねぇ」

 

『……私達は悪魔族だけど』

 

『普段の配信中は、ってことじゃない?』

 

 

 姿は見えず、されど声は空間に響いている。

 やはりここは、『そう言う類』の擬似空間であるらしい。

 

 情報だけで作り上げられた、電子の世界。

 そこに俺は、この怪盗コンビによってまた引き込まれたらしい。

 

 

「そこはどうでもいい。何の用だ」

 

『何って……』

 

『君の記憶に決まってるよね〜☆』

 

「またか」

 

 

 無論、マスター達に会いに行く為である。

 脅しのネタになるならそれで良いのだろうが、こいつらは別の意味合いも含まれていそうなのが侮れない。

 

 

「どんな情報を突き付けられようが、俺はどかねぇよ」

 

『うん、そこは諦めてる』

 

「……?」

 

『なんか、ここまで来ると尊敬するレベルでガッチガチだもんね〜』

 

「要らない尊敬だな」

 

『酷っ……ってことで、私達が狙ってるのは君の……』

 

「君の?」

 

『……教えてあげなーい!』

 

『うん、私達も結局盗めなかったし、教えない』

 

「……はぁ」

 

 

 このやり取りも、三回目なのだが。

 盗むものが今回は違うらしいが、何にせよ結局盗めていないのなら同じことである。

 

 

『サニー達の方は脅しをまだ諦めてないみたいだけどね』

 

「傍迷惑な話だね、お前ら含めて」

 

『ま、私達の目的は変わったから良いんだけどね〜』

 

『かなり強いプロテクトに守られてる。これは多分、私達には手に負えない』

 

『だよね? ……君、これどうやってるの?』

 

「知らん、知ってても教えると思うか?」

 

『……自覚なし、つまり』

 

『うーん……これは面倒なことになりそうだな〜』

 

「おい、もう用がないなら、俺を元に戻せ。俺はお前らと違ってちゃんと休憩しなきゃならないんだよ」

 

『そこは同情する、でも良い気味』

 

『因果応報、って奴だよね?』

 

「わかってるさ、でもそれが使命だ」

 

『……使命?』

 

 

 ……使命? 言い間違えたか。

 

 

「ま、とにかくあそこを通りたきゃ俺を倒せってことだ。お前らのライバルはもう来て欲しくないが」

 

『へー? ……でも私達が脅威に思われてないのはなんか嫌だなー、にひひ、これは黙っておこう』

 

「良い性格してるな」

 

 

 あいつらの方も何かしら黙っているんだろうが、共通の敵がいても和解する訳ではないってのがはっきりと分かるね。

 

 

『いつかは、その情報を頂戴する』

 

「やってみな、それで俺を倒せるんならな」

 

『うっはー、強気だね。……ま、暫くは大丈夫そうだし気長にやろ〜☆』

 

 

 もう来ないでくれ、ってのも本音なのだが。

 まあこいつらはまだマシである、意識だけでやりとりする分疲れが少ない。

 

 

『協力者でも求めてみる?』

 

『良いかも。でも集団には任せたくない』

 

『だったら一人の人がいいよねぇ……』

 

「作戦会議は余所でしてくれ」

 

 

 敵の目の前で敵を攻略する方法を探す……プロの怪盗の姿か? これが。

 

 

『あ、忘れてた。ばいばーい』

 

『ん、じゃあね』

 

「二度と会わないことを願ってるよ、怪盗コンビ」

 

 

 

 

 

 

「やっぱり?」

 

「うん、彼自身に、ここまでする力はない筈」

 

「てことは……」

 

「"彼女"が関わってる」

 

「……厄介だね〜」

 

「そうだね」

 

 

 

「……ある時から、全然姿を見せなくなった"彼女"と」

 

「不意に現れた彼、かぁ……時期があからさま過ぎるよねー」

 

「仮にも、"彼女"が異世界に干渉する力を持ってる以上、私達ではあの守りはどうにもならない」

 

「うへぇ……でも、沢山いるテーマの中でってなると、協力してくれる人いなさそうなのがねぇ」

 

「うん、基本的に皆仲悪いし」

 

「時間かかりそう……ま、地道に探そっか」

 

「彼をモノにする為に?」

 

「……」

 

「あはは、素直じゃないなぁ」

 

「……そういう、キスキルだって」

 

「んー? だってなんか可愛いじゃん?」

 

 

 

「ボロボロになっても諦めないところとか……ね☆」

 

 

 

「リィラもそう思うでしょ?」

 

「……ん」

 

「にひひ、おんなじだ〜」

 

 

 

 

 

 

「っ!? ……なんか寒気が……」

 

 

 風邪でも引いたのだろうか俺は、あり得ない話だとは思うが。

 

 

「……そういやあいつらも矢印を、こっちに向けなきゃならねぇんだっけ」

 

 

 ……あかん、助けを求めておいてだが、一向にそんなことをできる気配がしねぇ。

 どいつもこいつも、マスターに対してひたむき過ぎるんだわ、畜生め。

 

 

「もっかい、掲示板に尋ねてみるか……?」

 

 

 妙案は思い付かなくてもいい、取り敢えず現状報告的なことをしてみるのもありかもしれない。

 

 

「客観的事実も大切だしな」

 

 

 うん、そうしてみよう。




(推しのテーマに)愛ある人達からのコメントラッシュにより、作者の体はボドボドです()
アンケートは取り敢えず、いつかまた第二回をやると思います(作者の敗北)
その時に今回入れられなかったテーマを含まれたらなぁって思ってますので、今回は許してもらえませんかッ!

アンケートはやっぱり閃刀姫と蟲惑魔が強かったよ……息の長いテーマってのもあるんでしょうけど。
正直やっぱりなーって感想が大きかったり。
可愛いから問題はナシ!
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