奴隷虐待してみた 作:ヤンデ・レー・メーン
ありがとうございます!
家を出て一時間後。俺は誰にも……いや、メイドちゃん以外に気づかれることなく、無事に奴隷を買い、自室に戻ることができた。
魔術でガッチガチに変装した俺を見破れるやつはほぼいない。ほぼね。絶対じゃないのが怖いとこ。
まあ、結局メイドちゃんにもはぐらかしといたから今はそんなことどうでもいい。
それより奴隷だ……!
俺はニヤニヤしながら振り向いた。
そこには俺よりも年上だと思われる、泥だらけ、傷だらけの恐らく少女がたたずんでいた。
なんでコレを選んだのかって? 一番安かったんだよ。家を出てから、金を碌に持っていない(貴族比)のに気づいたんだから仕方ない。なんでも病に侵され余命僅かだそう。病弱そうな細い体は今にも倒れてしまいそうだ。
「さて……挨拶がまだだったな。俺はライオット。ザットエス伯爵家の次男『神童』とは俺のこと。お前は?」
返事がない。彼女の双眸はここではないどこかを見ていた。
……無反応は、怖いです。多分、魔術抜きだったら俺の方が負けます。魔物との実践経験はあっても、対人はしたことないです。
まあ奴隷には安心安全の完全従属首輪(金貨250)がついてるんだけどね!
しかし無視。あろうことかご主人様に向かって無視とは! これはいけない。
「クク……俺は、お前を虐めるために買ったんだ。これからお前は、毎日毎日俺にあんなことやこんなことをされてこの世の苦しみを味わうんだよォ……!」
そう言うと、初めて奴隷の瞳に感情が見えた。すかさず魔術で心を覗く。
すると、黒色の感情を感じた。怯え、恐怖、絶望……そして、非常に小さいが、生への渇望。
……これは。
これは……良い。
なんというか、『人の不幸は蜜の味』とはよく言ったものだ。
「ぃ……ぃや……助け、い……死にたく、ない……」
!? 更に命乞い!? 泣いてる! やべェ!!
いいね。すごくいい。才能あるよ君。大丈夫、別に殺すまではいかないさ。
せいぜい一生モノの傷を心身に刻み付けるだけだぜ。
さて、まずは。
俺が手を近づけると奴隷はビクッと震え、しかし首輪の魔術の影響で俺の許可なくその場を動けないようにしているので、その場で縮こまった。
良い。嗜虐心がそそることそそること。だけど、まだ虐めるんじゃないよ。
あー、こうしてああして……うし、こうかな。
「魔術式起動」
俺がそう呟くと、奴隷の体が淡い燐光を発し、更に虚空から出た温水で洗浄されていく。治癒と水と火の魔術を良い感じに合わせた、たった今思いついたオリジナル魔術だ。
「……ッ!? んッ……!」
流石にあのままは死ぬからな。俺のモットーは殺さず生かさずである。今思いついた。
しかもこれ! 自分のことをいいように弄ばれて、絶対不快だと思うんだよね! 俺、天才。神童だったわ。
まあ……キレイキレイにした後が本番である。どう料理してやろうか。そういえば今日の晩御飯なんだろな。
……ステーキかな?
「ククッ……」
体の隅々まで洗われている奴隷には、俺の邪悪な笑みは見えていないだろうな……。
結局虐待まで書けなかった作者を許してください
あと、次話は間が空きそうです
次こそは……!