非日常的で日常的な青春の記録を刻む物語   作:よるくろ

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 はい。*1

 見切り発車です。ブルアカ最終編見てから急激に書きたくなりました。

 え?駄作の気配がビンビン?

 『開《フーガ》』ァ!!!

*1
はいじゃないが




何番煎じの神様転生

 

 

 

 

 僥倖。

 

 正に僥倖!

 

 今俺には、とてつもない幸運が目の前で繰り広げられている。

 

 目の前に佇むベールで頭を包む神々しさの塊のような女性。明らかに異質な宇宙チックな空間。そして“死んだ記憶がある俺”。

 

 これは…これはこれはこれはこれはァ、異世界転生ってヤツじゃないんですかァ!?

 

「あの、すいません。少し心の声を納めてくださいませんか」

 

 あっ、すいません。

 

 そうだ、こういう目の前の女神様的な人には読心がデフォルトで付いてるんだ。そんなのが使える人の前で心の中だとしても暴れ散らしていたら当然相手方の迷惑だろう。死して詫びようかな。*1

 

 んで俺これからどうなるんだろ。もしかしたら異世界転生とかじゃ無くて天国か地獄か決める裁判所的な場所だったりすんのかな。だったら昔の人はバカだね。こんな見るからに美人そうな人があんな怖く脚色された閻魔様なわけがない。既に天国じゃねえか。

 

「んんっ…いえ、普通に転生してもらいます。行き先は自分自身で決めてもらいますが」

 

 最高。

 

 あ、待って待って、それってアニメの世界にも行けちゃったり?

 

「アニメ…理解。可能です。しかし、数ある世界線を選ぶことはできず、正規の世界線のみ選ぶことができます」

 

 なるほど。つまりなんちゃらがいない世界とか、IFを選べない訳ね。良いじゃん、余計なもん選ぶよりよっぽど良い。初手バッドエンドの世界とか死んでも行きたくねえよ。*2

 

 となると、正規の世界線がまともな世界…ハッピーエンドで終わる世界ってあったかな。そもそも世界線が複数あるアニメとかゲームって案外少ないもんな。

 

 大前提として俺がやりたい事ができる世界がいいし…。

 

 可愛い女の子と接したいし、カッコいい事してみたいし、とにかく思いついたことを力一杯やってみたい。遥か昔の、バカやってた学生時代みたいに。

 

 …学生…青春…そうだ、そうだ青春だ!いいじゃんか!

 

 女神(仮称)さま、決まったぜ!俺が行くとこ!

 

「では、私にお伝えしてくださいますか?」

 

 青春の記録が、銃と神秘で織り成す透き通った物語が始まる世界!

 

 ”ブルーアーカイブ“だ!

 

「行き先は、”ブルーアーカイブ“。決定しました。続いて、最低限の継続生存能力を向上させる為の強化を器に施します」

 

 転生特典って奴か。

 

「いいえ。どこの世界にでも送るのことできる器を、その世界に合わせてチューニングします。変更点。”ヘイロー“の追加。それに伴い、”神秘“の増幅。付け加え、“神秘”に対するアプローチの向上。その他の要素を排除し、余剰分のパラメータを身体能力に割り振ります。更に、才能値がボーダー以下となっているのを確認しましたので、補償を付け加えます。…補償。他の世界の一部の要素を器に取り入れます。これにてチューニングを終了します」

 

 …なんかよくわかんなかったけど、なんかなったんだな。

 

「ヘイロー、及び神秘に関する知識は最低限器に取り入れておきます」

 

 あ、これはどうも。

 

「転生に関する全工程を終了しました。転生なさいますか?」

 

 どうしよかな、正直声が良過ぎるからもうちょっとこの女神様とお話ししていたいけど、相手の都合もあるだろうしさっさと行った方が良いよな、多分。

 

 じゃあ、転生します。

 

「…んん、了解しました。では、転生を開始します。間も無く意識が閉ざされます。次に意識が目覚めた時には器に入っている状態ですので、そこからが貴方の“はじめから”になります」

 

 そう言うと女神様は白い手を祈るように絡ませて、何かを呟き始め___。

 

 

 

 

「全肯定を終了。…はぁ、心臓に悪い」

 

「随分優しかったね?他の人には淡々としてるのに。@li$eちゃんってばちょろーい」

 

「黙りなさい¥@eyuri。私はちょろくありません」

 

「もしかして…惚れた?」

 

「“天に帰す逆説の戟”展開まで、3…2…」

 

「アァーッ嘘嘘!嘘ついたゴメンね!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 不思議な光が薄らと浮かび上がる。

 

 それが瞼越しの光だと分かると、俺は恐る恐る目を開けた。

 

 白い天井。古い照明。壁際の窓から漏れる陽光。眩しい。俺の身体を包む敷布団と毛布。クソ暑い。思わず毛布を払い除けると、肌が外気に晒される感覚がした。裸かよ俺。

 

 上半身をゆっくりと起き上がらせて、手のひらを見つめる。これが俺の身体か。腕とか足を見ると、生前よりかなり筋肉質になっている。そして何より。

 

 デッッッッッッッッカ*3

 

 覚醒前でこれか???いや、もう意識を逸らそう。あまり触れたくない。もしかして女神様の趣味だったりすんのかな。*4

 

 とりあえず服を探そうと立ち上がる。身長は前と同じくらいか。身体が動かしずらいとかも無いし、今なら思った通りの動きができそうな気がする。

 

「あ、あー…?」

 

 うむ、ダウナー系の、女性キャラに居そうなイケボだな。また女神様の趣味か?*5

 

 まず先に服を…ってすぐ隣にあるわ。なんで気付かんの。

 

 それを拾って袖を通す。シンプルなインナーだが、これってどっちかっつーと下着だろ。上着はどこに…あタンスがある。

 

 少し古いそれを開けば、中には着物の数々。全体的に黒か紺色しか無いが、全部同じ絵柄だ。

 

 もしかしたら、ここは百鬼夜行だったりすんのかね。外に行ってみないと分からんけど。

 

 とりあえず着物に袖を通して…よし。

 

 まぁ中々様になってるんじゃ無いか?自画自賛だけど着物の袖から見える腕がカッコよく見える。くくっ、なんか心が若返ったようで楽しいぜ。

 

 あ、そういやチューニングだとかでこの身体にヘイローを追加したとか言ってたよな。知識を取り入れるなんて言ってたけど…お、これか?箇条書きみてえに思い出せる。

 

・身体機能の大幅な向上。及び衝撃、貫通に対する大幅な耐性を獲得。

・無意識下の最低限の操作が可能。

・核心に迫る事で、異能の発現の可能性がある。

 

 ほーん、なるほどね。つまりまぁ、呪力だと思えばいいのね。分類的には反転してそうだけど。

 

 となれば、今後の最終目標はひとまず呪力の核心、もとい神秘の核心に迫る事が目標になるな。

 

 あ、てか今いつだ?“先生”がまだ来てない前提で決めたけど、既に来てるんなら核心とかそんなん言ってられんが。ストーリー見逃しちゃう。

 

 アロナかプラナかの確認もしなきゃならんのに。いやプラナが疫病神とか言うんじゃねえよ?そんなん言う奴俺が直々にぶち殺したるから。まぁアロナなら普通に適度に…いや過度にストーリーに混ざって修行。そしてプラナならストーリーにあまりかかわらず、エデン条約調印編まで死ぬ気で修行。こんな感じで行こうと思ってた。

 

 何はともあれ先生が来てるかどうか確認せんとな。一番時期がわかりやすいのはアビドスでのユメパイセンが死亡した時期かな。めっちゃ心が荒んで気が狂いそうだけど、それの確認ができなきゃ話が始まらんね。

 

 外に出るか。多分百鬼夜行だと思うけど、ここがどこかも確認せなならんしね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ココドコォ???

 

 青い空、白い雲、遠くに見える暫定サンクトゥムタワー。そしてなにより目を引く天空に浮かぶ円環。キヴォトスやんけ!*6

 

 んでここどこやねん!辺り一面横軸の視界が全部廃墟やないか!

 

 もしかしてあれか!?ミニレアムの廃墟かここ!?

*1
既に死んでいる

*2
まどマギ

*3
ナニが

*4
(目を逸らす)

*5
(目逸らし)

*6
当たり前だろ






 
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