New world note in Earth   作:YUKANE

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しれっとUA10000突破してました。1年足らずに達成出来るとは思ってませんでした!

今回に東和市街散策は桐島ら自衛隊関係者視点でお送りしつつ、設定を次々出していきます。
3月中には国交締結に持っていきたいので、頑張って纏めて行きます。

※2026/1/30 伊崎辰巳を秋崎紗京へ変更。間違えていたのに気づきました。


Episode.29 別々の散策

800万もの人口を抱える東和の中心部には各種行政機関や大使館・大手企業の本社・国内最大の文化施設が建ち並んでおり、その中に東和国立図書館が存在していた。

コストを代償に強度を得たプレストレスト・コンクリート(PC)製の4階建て低層ビルには国内だけでなくTRM諸国の本も収蔵されており、収蔵された本の規模から“世界の本棚”と言う異名を与えられていた。

 

そんな国家管理で運営される図書館に防衛庁施設等機関の1つである防衛研究所に所属し、戦史に関する調査研究や編纂、戦史資料の管理を担う戦史研究センターの戦史研究室で主任研究官を務める三田宗次が訪れており、東和やTRM諸国の歴史に関する本を読み漁っていた。

 

国立の施設にいる事も相まって監視役の職員もいない三田は利用者の迷惑にならない程度の自由奔放さで、興味の湧く・知識になるであろう本を探していた。

 

「この辺りだと思うが───あったあった、未開拓地文明化政策、通称 BMP。」

 

既に来訪した2時間近く経過している為に図書館の内部構造を覚えた三田は、木製の本棚に掲げられた収蔵本や番号を元に次に読む本を探し出した。

本棚から取り出された分厚い本の黒い背表紙には金文字で“未開拓地文明化政策概要書”と書かれており、その厚さと出版元に国立とある事がそこら辺の雑誌とは違う専門的な書物だと知らしめていた。

 

三田は子供であれば両手で運ぶ必要がある程に重い本を抱えて館内のオープンキャレル*1へ向かい、本を木製のキャレルデスクに置くと自らも背もたれ付きの椅子へ座って、持ってきた本を捲りだす。

 

(“未開拓地近代化政策、通称BMPは茶瑠祢須(チャルネス)以西地域に点在する勢力統一による近代国家成立と、国力及び技術力増強を目的としている。

BMP実施に際して現地勢力の言語翻訳や共同調査を円滑に実施すべく、交渉担当の外務省や現地調査を担当する農林省・海洋省・各分野の民間学者、対象地域の情報収集を行う情報省、関係者の護衛・輸送を行う軍部を纏めたBMP局が設立された。またBMP実施で職員らを現地まで輸送し、長期間に渡って拠点として展開する海軍では求められた性能を有した艦艇が建造された。”

正に国家の総力を集めた大プロジェクトだ。こんなの今の日本では絶対に出来ないな。)

 

三田は黒インクで紙に刻まれた文章を黙読し、その中身を理解すると脳内で計画の壮大さに感心していた。

 

(“対象地域への進出時には航続性能や指揮能力に長けた装甲巡洋艦や防護巡洋艦・揚陸艦・補給艦で編成された艦隊が担当し、護衛を担う陸軍部隊同伴で外交官や各分野の調査員が地続き故に現地の言語や情報を知っているチャルネスや狩須(カリス)人を介してファーストコンタクトが行われる。

現地勢力との交渉が円滑に進んだ場合は現地の農業や漁業・鉱石分布・文化・軍事力・移動手段などを調査し、その結果から近代化政策が計画される。交渉が決裂して攻撃してた場合は、同伴していた即応性と機動力を重視して編成された陸軍部隊と海軍部隊によって制圧して強制的に支配下に置かれる”·········まんま帝国主義だな)

 

教科書で習った通りの帝国主義を東和が行っていた事に、脳内で思わずツッコんだ。

 

(“十年近くに渡って行われたBMPによってチャルネス以西に複数の近代国家が成立し、国民総生産(GDP)や生活水準を格段に向上させて東和との技術差を100年以内に縮めつつ、現地の文化を残せた事から成功と見なされている。

現在は対象となる地域が無くなった為に実施されておらず、専属のBMP局は各省庁との仲介・取次ぎ役として解体され無かったが、規模と人員は大幅に縮小された。”────やる場所が無いだけで何時でも再開する気でいやがる)

 

BMPの概略について読み終えた三田は深い溜息をつき、思ったよりも帝国主義的だった中身に頭を抱えた。

 

(こんなお手本通りの帝国主義を日本は受け入れるのか?)

 

80年以上も平和主義にどっぷりと浸かった日本人に典型的な帝国主義を行っている東和が受け入れられるか三田は不安になったが、不意にある考えが浮かび上がった。

 

(いや、待てよ───逆に日本が帝国主義になるかもしれん。

地球有数の技術を持っている日本であれば、逆にTRM各国の国内産業を破壊するだろう。その方がより帝国主義的じゃないか!!

どちらにしろ大変な事になりそうだ)

 

考える度にどんどん困惑していく三田は再び深い溜息をついた。

 

 

国内の中心部である東和には国土防衛を担う東和陸軍の総司令部も置かれており、市街南東に鎮座する東和駐屯地は国内最大の規模を有していた。

陸軍の総司令部だけでなく東和市街の防衛を担当する東和首都防衛軍の司令部も置かれ、最精鋭の2個師団も駐留している駐屯地には東和陸軍工廠が併設されていた。

 

国内で2つしか存在しない陸軍工廠を富士学校に在学する幹部候補生の戦闘訓練や、日本一有名な演習と言っても過言ではない 富士総合火力演習を担任する富士教導団で高級幕僚を務める 秋崎紗京一等陸佐が見学していた。

総火演の担当として陸自の様々な部隊と触れ合った彼は、工廠で生産されている様々な兵器を興味深く見ていた。

 

「一部の部隊にしか配備されてない車輌も見た事があっても、生産ラインを見るのは始めてなので興味深いですね。」

「ありがとうございます。ここは火器こそ扱ってませんが、銃剣や工作車輌と言った重要不可欠な裏方装備を生産しております。」

「火器を扱っていない理由はやはり駐屯地の周りが住宅街だからですか?」

「愚問です。ここは国内で最も人が集まる東和都市圏内ですから、万が一弾薬が誘爆したら大惨事間違いなしですから。」

 

秋崎は案内役の陸軍少尉と話しながら工廠を歩いていく、生産ラインが敷かれた建物の外には生産されたばかりの車輌が整列していた。

 

「戦闘車輌こそいないが、装輪・装軌問わずここまで車輌が並んでいるのは壮観だな。」

「同意です。手前の装輪トラックは兵士の腹を満たす六十六式炊事自動車で、奥の装軌車輌は五十九式工作車。どちらも地味ではありますが、部隊には欠かせない必需品です。」

「後方装備品がここまで充実しているのは素晴らしい軍隊である証ですな。」

 

少尉が手前に止まる装輪トラックと奥の装軌車輌について説明すると、秋崎は感心した声を上げる。実際に戦闘する戦車や装甲車だけでなく、兵士の腹を満たす炊事自動車や故障車輌の回収・障害物除去と言った戦わずしも重要な役目を任された車輌が重視されている東和陸軍の姿勢は近代陸軍と言って過言ではなかった。

 

「武装は旧陸軍なのに、考えは自衛隊········つくづく面白いな。」

「何かありましたか?」

「あぁ───奥に置かれている2輌が気になりまして。」

「あれですか。車体の上に何かが載っているは一昨年に採用されたばかりの六十九式架橋車でして、隣のブレード付きはその前年に採用された六十八式伐開車です。」

 

秋崎と少尉が見ている先には鉄製の細長い棒が載せられた六十九式架橋車と、車体正面に鋭く尖った大きな衝角がつけられた六十八式伐開車が鎮座していた。遠目から見ても一目で分かる程のインパクトの強い車輌は秋崎の興味を引いた。

 

「あれ程までにインパクトの強い車輌は自衛隊にもいませんな。」

「我が軍でもよく言われます。そろそろ次の見学場所へ行きましょう。」

 

秋崎は少尉に連れられて次なる目的地 銃剣生産ラインへ向かおうとするが、不意に奥に聳える巨大な塔が目に入る。

駐屯地からそこまで離れていない山の上から生えた3本の塔はコンクリート製を知らしめる灰色で、塔の先端からはそれぞれの塔に向けて細い線が伸ばされていた。

 

「あの塔が気になりますか? あれは各地から送られた通信を受信すべく建てられた130mのコンクリート塔でして、小高い彼月(かづき)山にある事から東和タワーに並ぶランドマークになっております。」

「130m········こんなデカいコンクリート塔なんか日本にあるのか。」

 

秋崎は地方都市のビルよりデカいかもしれない塔に圧倒され、地震大国 日本ではこんな塔が見れないだろうと思わされた。

 

 

彼月山の山頂に位置する彼月送信所から聳えるコンクリート塔は、かなり離れた東和港からもクッキリと見る事が出来た。

東和市外に隣接した東和港は国内最大の規模を持ち、製鉄所や石油精製工場・火力発電所で構成された東横工業地帯で生産された品々が国内外へ日々運ばれていた。

ひっきりなしに貨物船が行き交う港は東和海軍の東和海軍基地を併設しており、その関係があってか東和港には一隻の博物館船が停泊していた。

 

東和海軍初にして唯一の弩級戦艦 塩生級戦艦の1番艦 「塩生(しおう)」は退役して博物館船になっており、東和港有数の観光スポットになっていた。

東和国内で一番大きな博物館船でもある「塩生」には今日も国内外を問わずに旅行客や修学旅行生が訪れており、その中に自衛艦隊作戦主任幕僚の桐島龍樹一等海佐がいた。

 

「弩級戦艦を見れるとは──いい経験をした。」

 

日本は疎か地球上でも希少と言える弩級戦艦を見学出来た桐島は、一通り見終えた「塩生」を去って東和港へ降り立つ。この後の行き先を考えていると、彼と同じく使節団メンバーの経済産業省大臣官房審議官 八巻耕司が目に入った。

 

「ここで会うとは奇遇ですね。八巻さん。」

「誰かと思ったら桐島さんか、やっぱり海自だから海に来たのか?」

 

桐島に話しかけられた八巻は海自だから海に引き寄せられたと冗談紛いの発言をするが、桐島は八巻自身もそうだろうと言う反論を心の中でしながら作り笑顔を浮かべる。

 

「まあ、そう言う事で。八巻さんは何処か見てきましたか?」

「東和技術館と言うのを見終えて、路面電車を使ってここに来たところだ。」

「なるほど。こちらはあの戦艦を見終えたところです。」

「暮田や横灘浜で見た戦艦よりは古めだが、横須賀の「三笠」と同じく迫力があるな。」

「あの艦は「三笠」より主砲の口径も数も多いので、見応えがありましたよ。」

 

桐島が右手の親指で後ろの「塩生」を指さすと八巻は総排水量 28000tの戦艦を興味深そうに見ていたが、190mの船体に沿って立てられた旗に描かれた艦名を見ると疑問を浮かべた。

 

「ん? この艦は「塩生」って言うらしいが、同じ名前が山にもあったような?」

「気づかれましたか。どうやら東和海軍は山の名前を戦艦に、川の名前を巡洋艦に使っているみたいです。

補足しますと海自でもイージス艦は山の名前を、フリゲートに川の名前を使っております。」

「言語が同じなら名付け方も似るのかもしれんなw」

 

東和海軍艦艇の命名方式が海自と類似している事に何処となく親近感を抱いた八巻だったが、不意に「塩生」の艦上構造物と第3・第4主砲の間に置かれた物体に目が入った。

 

「船の真ん中辺りにあるT字型の物体はなんだ?」

「あれは航空機射出用のカタパルトです。恐らく火薬式でしょう。」

「あれで航空機を飛ばすのか!?」

 

桐島がT字型の物体こと NS-3R型火薬式カタパルトを指差しながら説明すると、興味を示した八巻は大いに驚いた。

八巻が初めて知った者に興味を示す一方で、桐島は悩ましい表情を浮かべていた。

 

「桐島さん、難しい顔をしてどうしましたか?」

「弩級戦艦ってのは一次大戦期に使われた代物ですが、あのカタパルトは一次大戦後に使われ出しました。あの2つは地球であれば20年近く離れた存在同士なのですが、どうやらこの艦は建造当初から備えているのでチグハグしているんです。」

「なるほど········でも、ここは地球じゃないんだから一緒にあってもおかしく無いんじゃないか?」

「そう言われればそれまでですが、一度違和感を抱くと簡単には拭えないモノです。

まあ、ここで考えても答えは出ませんから、港を見に行きましょうか。」

 

地球基準の矛盾について考えるのを辞めた桐島は、八巻を連れて東和港見学へ向かった。

 

 

東和の空の玄関口である東和国際空港は、市内でありながら3000mもの滑走路を持つ為に国内外各地から旅客機が乗り入れ、国内唯一の航空会社 東和航空も本社を置く重要拠点になっていた。

首都防空を担う空軍の首都航空軍が配属された東和空軍基地が併設された空港は、国外からの要人や観光客が最初に訪れる施設である為か東和の国力が詰め込まれていた。

 

空港の中心であるターミナルビルは近代的なコンクリート製でありながら所々に和の要素が加えられており、ビルの中には乗客の移動を補助する歩く歩道や観光地の映像を流す巨大な白黒モニター・菓子や飲料水、新聞等を販売する自動販売機と言った最新技術を用いた設備が置かれていた。

 

文字通り綺羅びやかなターミナルビルに旅客機格納庫が隣接しており、そこを航空自衛隊に関する計画立案を司る航空幕僚監部で運用支援・情報部長を務める松柳雄介空将補が訪れていた。

役職柄、空自に関する情報を知り尽くした彼は格納庫内に止められた1機の旅客機を眺めていた。

 

(見れば見るほどこの飛-2型旅客機はDC-3ソックリだ)

 

眼前に止められた双発機は丸みを帯びた大型な胴体を持ち、星-20乙と名付けられた空冷星型14気筒エンジンを1基ずつ備えた主翼や垂直尾翼には機体を保有する航空会社の赤い塗装が施されていた。

 

飛-2型旅客機と名乗るその機体はアメリカが作り上げた傑作機 DC-3と瓜二つな見た目をしていた。松柳自身も言われなければDC-3とだと勘違いする程に似通った機体を眺めていると、機体を保有する会社の茶瑠祢須(チャルネス)人社員が流暢な日本語(東和語)で話しかけてきた。

 

「どうですか。我が茶瑠航空が誇るフラグシップ機 飛-2型旅客機は?」

「大変素晴らしい機体だ。TP-01に負けない美しさと機能性を持っている様に見える。」

「そう言って下さるとありがたいです。この旅客機は茶瑠祢須(チャルネス)で初めて航空機製造を行った于吉(ウキツ)航空工廠が開発・製造しまして、モノコック構造の胴体には寝台やギャレーと言った最新の設備を備えています。

この機体は茶瑠航空の主力旅客機になっているだけでなく、空軍でも輸送機として使われております。」

 

東和語で説明する役員の話を横で聞きながら松柳は飛-2型を眺め続ける。一時は全世界の旅客機の大半を占め、製造開始から90年以上が経過した現在でも数十単位で飛び続ける個体もいる為に珍しさこそ薄かったが、DC-3ソックリそのまま別世界──しかも中国と思わしき国家で作られている事実が疑問として彼の頭を回っていた。

 

(DC-3を中国が使ったかどうかは知らんが、日本海軍が零式輸送機として使っていたのは事実だ。もしかしたらだが、茶瑠祢須(チャルネス)の航空機は日本海軍を模して───いや、東和海軍の艦載機に艦爆と艦攻がいたから関係無いのか?)

「───ぎさん、松柳さん機体には乗りませんか?」

「あ、えぇ勿論乗りますとも。ただ、その前に聞きたい事がありまして、この機体が2型と言うのですから1型もあるのでしょうか?」

 

思考の船旅に出ていたせいで役員の声が届いてなかった松柳だったが、久々に役員の声を聞いて瞬時に状況を把握するや形式名から仮定した前任機の話を振った。

役員は顎に手を当てて質問内容の返答を考え、暫くして松柳を格納庫の外へ誘う。

 

「奥のエプロンに双尾翼*2の尾翼を備えた機体が見えるでしょうか? アレが前任であり、茶瑠祢須(チャルネス)初の国産旅客機の飛-1型です。

現在は地方路線に使われる為に東和には訪れないのですが、丁度乗務員で来訪しておりました。」

「あれが前任機ですか、飛-2型を見た後ですと中々変わった見た目をしてますな。」

 

遠目ながらも並列の垂直尾翼を持つ機体を視認した松柳は、東和来訪前に頭に叩き込んだ旧軍機から似ている機体を探り出す。

 

(確かあれは────陸軍の一式輸送機! こりゃ陸軍と海軍機がごちゃ混ぜになっていそうだ)

 

疑問を解決するどころか、寧ろややこしくなった事に松柳は思わず後悔した。

*1
研究・学習の為に図書館に置かれるスペース。

個室の場合はクローズドキャレル、個席の場合はオープンキャレルと呼ばれる。(by.Wikipedia)

*2
水平尾翼の横に小さな垂直尾翼を取り付けた形式。

現在でも輸送機で使われている例がある。




・BMP
今回で大体の説明が出来ました。この政策はTRM諸国を語るのに非常に重要になっていきます。

・六十六式炊事自動車or五十九式工作車・六十九式架橋車・六十八式伐開車
これらは暫く後に本格登場させる予定なので、その時に細かい設定を上げようと思います。

・彼月送信所
劇中で“地震大国 日本ではこんな塔が見れないだろう”とありますが、実はモデルとなった施設のは長崎県の針尾送信所と言う海軍施設で、コンクリート塔は現在も現存しています。

あまりにもロマンのある建物と言う事で出したくなり、陸軍の総司令部がある為に国内各地から情報が集約させる必要がある東和に設置しました。

・東和海軍は山の名前を戦艦に、川の名前を巡洋艦に使っている
気づいている人はいなかったでしょうが東和海軍は戦艦に山の名前を、巡洋艦に川の名前を使っています。
巡洋艦に関しては出る機会すら少なかったですが、戦艦に関しては塩生山が前話で登場しました。同じく前話に出てきた白鷺川も巡洋艦に使われていますが、登場はいつになるのやら·····

・東和航空
政府主体で設立された東和初の航空会社で、本社は東和国際空港に隣接している。
東和国際空港を拠点にTRM各国の首都を結ぶ国際線を国産旅客機で営業し、機内では電気オーブンを用いた温かい機内食や冷たいシャンパンが提供されている。
政府が主体して設立した為かパイロットや客室乗務員の半数は空軍の退役者で、戦時には後方での輸送やパイロット訓練に用いるべく徴用する規定が結ばれている。

・飛-2型旅客機
航空路線の需要拡大に飛-1型では追いつかなくなった為に最高速度よりも搭載人数を重視し、寝台やギャレーを備えてサービス面を強化した後継機として于吉航空工廠で製造された。
モノコック構造の胴体は寝台を搭載すべく大型化し、座席の2列ずつ配置も可能となった。
20名に近い乗客を乗せながら高いサービスを提供可能な最新設備を持ちながら、整備性や安全性が高い為にコストパフォーマンスにも優れている。
優れたコストパフォーマンスとサービス性から茶瑠航空に主力機として導入され、東和からもかなりの好評が寄せられている。

・茶瑠航空
茶瑠祢須(チャルネス)初の航空会社として財界人によって設立された。
TRM各国とは鉄道網で繋がっている事から、海で隔てられた東和やフィルラントに路線を開設している。東和航空とは両国の首都を結ぶ航路で互いに競い合っている。

実を言うと設定が無かったので、その場で作りました。もしかしたら変わるかも····

・于吉航空工廠
陸軍航空隊新設に合わせて東和から輸入した航空機を整備しつつ、独自に航空機を開発すべく設立された工廠で、于吉に置かれている。
国内初の航空工廠である為に木や布・鉄といった材料を問わずに、堅実な機体を製作している為にパイロットからの信頼が厚い。

・飛-1型旅客機
東和が単発旅客機を就役・運用させた事に対抗すべく、茶瑠祢須(チャルネス)初の民間旅客機として水春航空工廠で製造された。
東和の機体とはサイズがほぼ同じながら、国産機で初めて引込脚を用いている為に重量が1200kg程増しており、尾翼は格納庫の低さや破損時を考慮して双尾翼になっている。
東和の機体を大きく上回る速度と航続距離・乗客数を持っていた為に茶瑠航空の主力機となり、飛-2型導入後は各地への路線へ移った。

東和の機体に関しては出た時に解説します····



本編とは全く関係ない余談ですが、創作家ZERO零氏の二次創作作品全削除は衝撃でした。あの人の作品は語彙力だったり、描写が凄くで参考にしていたので日本国召喚系作品をPDFで残させて頂きました。

今作の細かい設定を創るキッカケになる程に影響を受けた人なので、オリジナル創作の執筆を頑張って欲しいですね。
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