New world note in Earth 作:YUKANE
今回は森林に逃げ込んだ守備隊残党対峙です。
日東合同の前線基地建設は昼夜を問わず行われた。各種ドーザで盛られた土砂は4両のグレーダで均され、4両の散水車が撒いた水で固められる。現地調達のマングローブで建物が作られた傍らで、五十九式工作車が基地を護る塹壕と防御陣地を構築していた。
昨日にはようこう型輸送艦「LCV-4101 ようこう」がバリア島沖合に設けられたバリア泊地に到着し、にほんばれ型輸送艦を介して基地設営に必要不可欠な装備が降ろされた。新編されたテッラ基地守備隊や消防小隊・移動警戒隊・移動管制隊の車両やレーダー、機材は92式浮橋によって基地予定地へ運ばれ、工事終了と同時に基地として機能する状態にすべく動き出した。
夜であっても照明機材で煌々と輝く基地建設予定地には、第43普通科連隊第1普通科中隊が警備についていた。12両の96式装輪装甲車A型が建設現場を囲うように布陣し、南側の熱帯雨林へ逃げ込んだ守備隊残党の襲撃に備えていた。
国産装輪装甲車と熟練の普通科隊員、更には情報小隊のドローンで厳重に護られた建設現場の傍らに本部管理中隊の82式指揮通信車は停車していた。陸自で初めて実用化された国産装輪装甲車の後部に設けられた指揮・通信室では、第43普通科連隊の連隊長ら幹部が深夜にも関わらず集まって議論していた。
「タンガリ第2及び第7砦に潜伏していると予想される守備隊の残兵だが、ドローンによる観測で行動が活発になっているのが確認された。そろそろ動くかもしれん。警戒をより厳重にするぞ。」
「了解です。しかし、こんな密林に隠された人工物を良く見つけましたね。」
「F-35JCがご自慢の
第43普通科連隊の連隊長は、テッラ要塞で鹵獲した資料に含まれていた地図に記載された砦の位置を指差しながら、そこを拠点にする残兵に動く可能性を連隊幹部へ伝える。参謀達はその判断に納得しつつも、遥か上空から灯りの見えない砦に出入りする人物を認識出来るF-35の性能に感嘆するしかなかった。
残兵らの襲撃にどう対応するか話し合おうとした矢先、狭い指揮通信車内に積まれた無線機に連絡が入った事を示すブザーが鳴る。
「こちら指揮通信車────分かった。連隊長、7号車が密林に複数の人影を確認したそうです。」
「予想通りか。各車に戦闘態勢を。工兵連隊には退避を。第168大隊と空自にも迎撃の連絡を送れ。」
迎撃策を練り上げるよりも前に残兵の襲撃が始まろうとした事は予想外だったが、連隊長は既に建設予定地を囲う様に陣取った第1普通科中隊と空自の守備隊、東和の第168大隊に迎撃体制を取らせ、夜でも工事を続ける工兵連隊にはマングローブ材で組まれた建物内への避難を命じた。
事前に襲撃の可能性が通達された為に隊員達はキビキビと動き、96式装輪装甲車を最前線に置いた陣形が敷かれる。装輪装甲車の後ろには普通科隊員が控え、更に後ろでは迫撃砲小隊が高機動車に積まれていたL16 81mm迫撃砲を展開していた。
「残兵は茂みに潜んで攻撃を待っている模様です。」
「相手は気づいて無いと思っているな────迫撃砲小隊は射撃準備! 奴らを明るく照らしてやれ!!」
ドローンで確認された残兵の現在位置は素早く連隊長へ通達される。それを元に連隊長が出した指示は通信士によって送信され、迫撃砲小隊の通信士が背負うZ-100 広帯域多目的無線機を介して迫撃砲小隊の小隊長へ伝達される。
迫撃砲小隊の隊員は持っていた十字型の翼を持つ迫撃砲弾を掴む手を小隊長の指示で離し、L16 81mm迫撃砲の砲身へ勢いよく滑り込ませた。滑腔砲身を滑り降りた迫撃砲弾は底の撃針に触れた瞬間、発射薬が4.2kgの迫撃砲弾を闇夜の空へ解き放つ。
安定翼によってブレず、弧を描いて飛翔した迫撃砲弾は森林の上で信管が作動する。齎されたのは装薬の爆風でも、迫撃砲弾の破片でもなく、昼に錯覚するかの如き明かり。弾頭に詰められたマグネシウム片は火管で着火され、太陽の様に光り輝く100万カンデラの明かりは密林に潜む残党の姿を丸裸にした。
「射撃開始!!」
連隊長の指示から間もなく、国産グレネードの軽い発砲音が闇夜のバリア島に轟く。96式装輪装甲車A型の運転席後ろに備えるキューポラに装備された96式40mm自動てき弾銃は、突然の明かりに目が眩んだ残兵に向けて40×56mm 40mm対人対軽装甲てき弾を撃ち込む。一発撃つごとにゴム製のベルトリンクで繋がれた40mmてき弾が装填され、40mmの薬莢とベルトリンクのゴム片が反対側から車体へ転げ落ちる。
遅れてグレネードとは比べ物にならない重く短い射撃音と、見るからに重厚な銃身がモーターで高速回転する轟音が鳴る。テッラ基地防空隊が持ち込んだ2基の基地防空火器ことVADSは、回転するクロムモリブデンバナジウム鋼製の砲身から白煙を上げ、空薬莢を右側に落としながら20×102mm曳光自爆榴弾を残兵へ降り注がせる。
バリア島守備隊の残党は奇しくもスタングレネードを食らった状態に陥り、視界を回復する前にグレネードとバルカン砲の弾幕が降り注ぐ。40mmてき弾は爆発と弾の破片で残党を襲い、楕円に配置された砲口から放たれた20mm砲弾は散らばって多くの兵を射抜く。
「あんな砲火を浴びるとか可哀想に。」
連隊長は戦闘機に搭載された航空機銃と同じ砲弾を浴びた残党を哀れみながらも、脅威を排除すべく更なる追撃を指示する。普通科隊員がM3三脚架に載せて地上に展開したブローニングM2 12.7mm重機関銃の逆Y字型の引き金を押して射撃を始め、一部の隊員は5.56mm機関銃MINIMIでの射撃を始めた。
普通科隊員が被る88式鉄帽には個人用暗視装置 JGVS-V8や微光暗視眼鏡 V3が取り付けられ、銃火器の火花と曳光弾の光だけが照らし出す暗闇でも混乱して逃げ惑う残党を正確に撃ち抜いていく。
グレネードと対空機関砲、重機関銃、軽機関銃の4種による厚い弾幕を浴びた残党は一方的に撃ち抜かれ、ただでさえ少なかった残党は更に数を減らす。瞬く間に戦力を失った残党らは指揮官の指示を待たずに一人ずつ逃げ出し始め、伝染する様にして次々と弾幕の外へ走り出す。
「残党敗走しました!!」
「よし! 情報小隊! 追いかけろ!!」
残党の集団的な敗走を確認した連隊長は情報小隊に追撃を指示する。OD色に塗られた4両の偵察用オートバイが勢い良く駆け出し、1両の汎用軽機動車が続けて出発する。
「残党の拠点は分かっていますよね? 何故情報小隊を送ったのですか?」
「確かに潜む場所は分かっている。だが、そこに行くまでの道のりは分かってない。なら、逃げる奴らに教えて貰おうと思ってな。」
「そう言う訳ですか。」
連隊長から情報小隊の役目を知った参謀は、道標を刻む危険な任務を任された情報小隊の帰還を望んだ。1時間も経たずに1台の偵察用オートバイが帰還し、両砦への道順が正確に報告された。その報告は第43普通科連隊だけでなく第168大隊にも伝達され、各部隊による砦制圧プランと進出ルートが素早く組まれた。
◇
「何故夜襲がバレた!? 徹底的に隠蔽していたのに!?」
バリア島守備隊の残党を纏める第1中隊中隊長のライネン・シンム・セイローロ大佐は、暗闇の密林を逃げながら夜襲失敗の腹いせを大声で吐き出す。
バリア島出身の彼はベトウィン司令官の推薦で守備隊へ赴任し、故郷の島を護る使命に燃えていた。バリア島の戦いでは1個中隊を率いてテッラ要塞の付近で待機していたが、
占拠された要塞からはベトウィン司令の名で降伏勧告が出されたが、ベトウィン司令の生死が不明な上に同じくバリア島出身の司令が降伏すると考えなかったライネンは、生き残った兵を集めて南の熱帯雨林に逃げ込んだ。
第2中隊の生き残りも合流した残党らは密林内で放置されたタンガリ第2及び第7砦を拠点にし、
残党の一部は市民に偽装してテッラの市街地へ潜り込み、食料収集ついでに島を占領した日本と東和に関する情報収集を行った。結果としてテッラ近郊に放置されたプランテーションに日東と思われる兵が集まっている事が判明し、日付が2/28に変わった直後に拠点と思わしきそこに対して襲撃を仕掛ける事が決定した。
日東に一切バレることなく進んでいると思わえた夜襲だったが、攻撃位置についた途端、自らの上空に太陽が幾つも現れた。深夜にも関わらず出撃した太陽の眩しい明かりに残党らは暗闇に慣れた目をやられた直後、幾つもの銃声が正面から鳴り響いた。
奇しくも襲撃の指揮を取るべく後方にいたライネンは難を逃れたが、幾重にも重なった銃撃によって仲間が倒れていく姿を目の当たりにした。バリア島を取り戻す使命で集まった同志が成す術なく殺されていく光景を目にしたライネンは愕然とし、指示を無視して逃亡した面々と共に逃亡を開始した。
一切バレてない筈だった。地の利はこっちにある筈だった。敵の隙をついた筈だった。例え反撃を受けても夜の闇で一矢報いる筈だった。全て順調にいっていると踏んでいた夜襲は、日東によって呆気なく崩された。
F-35JCによって砦に潜む残党らは数日前から認識され、暗視装置によって闇夜であっても人の輪郭を正確に認識出来る事をライネンは知らなかったが、一方的な惨敗は彼に大きな衝撃を与え、地元愛を傷つけた。
仲間を先導に木々が生い茂る密林を抜けたライネンらは拠点とするタンガリ第2砦へ到達する。日東からの発見を防ぐべく松明やランタンと言った明かりは灯らず、植物の蔦や雑草が生い茂る砦内で辛うじて逃走に成功したライネンらは数少ない医療用品で治療を始める。
「なんて有様だ········夜襲でも駄目なんて、どうすれば良いのか······」
植物の根や葉・樹皮等をすり潰してペースト状にしたティアンワ伝統の薬剤 ジャムウを傷口に塗り、トラクティアから導入された包帯で巻くライネンは今後どうするかを嘆く。砦の建屋内では数少ない生き残りが傷口の治療をしていたが、そんな彼らの耳に何かが落ちる音が聞こえてくる。
「なんだこの音は?」
「監視塔か?────あっ!? 見張りが落ちたぞ!!」
「事故か!?────いや、射抜かれてる!?」
傷の浅い残党らが確認に行くと、木々に偽装された監視塔で見張りについていた兵士が地に伏していた。目を見開いたまま動かない兵士の額には一発の銃痕があり、何処からか射撃されたのだと確信した。見張りは狙撃班の対人狙撃銃にやられたが、ティアンワの兵士には何処にいるかも分からない敵への恐怖に包まれた。
砦全体が敵が襲撃するかもしれないピリピリとした恐怖に包まれる中、森林の一角から軽い発砲音が聞こえる。それは55式信号拳銃が撃ち上げた信号弾だったが、残党らの恐怖を増幅した。
信号弾が役目を終えると同時に何かが風を裂く轟音が響き、暫くするとその正体が昇ってきた朝日に照らされて映し出される。
「あ、あれは··········」
建屋から出て周囲を見回していたライネンは、飛来した物体の姿に見覚えがあった。箱型の胴体から生えた鉄の翼、翼の先で回る3枚のプロップローター、H字型の尾翼。それが組み合った姿はテッラ要塞上空へ飛来したV-22だと知らしめる。
第43普通科連隊連隊長の要請で「DDH-183 いずも」から離陸した第1ヘリコプター団輸送航空隊のV-22 1機は、自らの存在を見せびらかす様に両翼端のエンジンナセルを上に向けたまま上空で静止する。世界初の実用ティルトローター機はタンガリ第2砦を見下ろて静止しながら、胴体下部からM134 ミニガンを迫り出す。
M61バルカンの小型版として開発されたガトリング砲はタンガリ砦へ火を吹く。電動機で回る6本の銃身から放たれた7.62×51mm NATO弾は、重力も味方につけて砦へ降り注ぐ。連続して着弾するNATO弾は砦の建屋や銃座、監視塔、柵を構成する木材は壊され、次々と潰していく。銃弾は残党へも命中し、確実に致命傷を与えていく。
「こ、こんなの────ぐわあぁ·······」
ライネンは日東に勝ち目など無かったのだと発する間もなく、7.62mm弾が次々と命中した。命中した箇所は吹き飛び、彼の命を正確に奪っていった。
ライネンら外にいた残党らが動かなくなったと確認したV-22は、ミニガンの射撃を止める。連射の高温で銃身は赤く染まり、白い水蒸気を纏う。
銃撃を浴びたタンガリ第2砦は建屋から柵に至る全てがボロボロになり、崩された木片には飛び散った鮮血が被さる。見るも無残な姿となったタンガリ第2砦に、第43普通科連隊第2普通科中隊を載せた8両の
第2砦から5km程南東にあるタンガリ第7砦は東和陸軍が制圧を担当し、第168大隊は先遣隊として1個中隊を送り込んだ。中隊長の名前から大木中隊と呼ばれた中隊は砦付近へ到達し、中に向けて五十七式擲弾発射器を3発撃ち込んだ。
3発の擲弾は狂う事なく着弾したが、齎されたのは爆発ではなく色の付いた煙であり、それを吸い込んだ残党らは苦しみ出す。大木中隊は手榴弾も使用出来る五十七式擲弾発射器の特性を利用して、催涙ガスを発する六式催涙手榴弾*1を撃ち込む事で残党らの動きを制する手段を取った。
クロロアセトフェノン由来の催涙ガスを吸い込んだ残党らは、何が起きたのかも分からずに咳き込んで苦しむ。攻撃どころか移動すらも難しくなった残党らだったが、彼らがいるタンガリ第7砦の柵が4両の五十七式中戦車によって突き破られる。
催涙ガスの色が煙幕の役目を果たしたのか、未だに苦しみ続ける残党らは一切対応出来なかった。対戦車能力こそ低い五十七式中戦車だが、対歩兵相手には絶大な存在感を見せつける。
車体前部と砲塔後部に搭載された車載機銃の五十二式軽機関銃が火を吹き、砦内の施設と残党らは8.1mm弾で一方的に刈り取られる。辛うじて小銃で反撃出来た者もいたが、7.7mm弾は車体前面の22mm装甲で防がれる。
戦車由来の装甲で前衛を任された五十七式中戦車に続いて、2両の六式六輪自動貨車が薙ぎ倒された柵の前に停車し、荷台に設置された六十三式重機関銃が弾幕を厚くする。
催涙ガスを浴びたバリア島守備隊残党は、8.1mm弾と9.2mm弾の弾幕で呆気なく数を減らす。ダメ押しの如く日本から輸入した00式個人用防護装備防護マスク4型(B)を被った第168大隊の歩兵が六式自動貨車から降り立ち、六十八式小銃を持って突入する。
辛うじて弾幕を逃げ切った残党らはガスマスクを東和兵に得体のしれぬ恐怖を抱き、成す術なく投降の選択を取った。
2月28日をもってしてバリア島守備隊は完全に投降し、名実ともにバリア島の制圧を果たした。この襲撃と追撃で戦死した者は日東の手で丁寧に埋葬され、数少ない捕虜は日本本土へ戻る「ようこう」に便上して島を去った。
襲撃相手が消滅した事で基地建設工事は最終段階へ進み出す。運ばれた空自の車両が役目を果たす定位置に付き、同じく東和空軍の車両も定位置に付いた事で日東双方の航空機の運用が可能となる。
残党らが制圧された28日には海自の「YOT-01 油槽船1号」と「YOT-02 油槽船2号」が東和海軍の護衛を受けて到着し、積載されたジェット燃料が燃料補給車へ移送される。時を同じくして「いずも」は艦載していたV-22やAH-1Z・UH-1Yをテッラ基地へ移動させた。
油槽船の護衛も行った東和海軍第6艦隊はテッラ沖合に停泊し、旗艦の麗鷹級航空母艦*2「
最後に航空支援集団第1輸送航空隊第404飛行隊のKC-767から空中給油を受け、日本本土から飛来した第401飛行隊のC-130Hが舗装もされてない滑走路へ難なく降り立ち、最大で70000kgにもなる輸送機が降りれた事でテッラ基地は完成したと証明された。C-130Hからは気象レーダーや通信機器類・機動衛生ユニットが降ろされ、高度な医療も行える様になった事で正式な稼働が宣告された。
テッラ基地と名付けられた前線基地には陸自のヘリ部隊と空自の輸送機、東和空軍の航空隊が揃い、日東合同でのティアンワ戦が本格的に始まるのだと知らしめていた。
暴動鎮圧向けの催涙手榴弾として東和陸軍工廠で製造された。外見は九二式手榴弾。
開発期間短縮や生産性・整備性を上げる為に既存品の構造を引き継いでおり、本体下部に装薬室を取り付ける事で擲弾発射器でも発射出来る様になっている。
炸薬室には炸薬の代わりに催涙性を持つクロロアセトフェノンが入っており、薬品が漏れ出す事と気密性を保持する為に炸薬室周りを鉛鐶でシーリングしている。四十八式との誤認防止として本体外部に白線が一周入っている。
起爆すると破片と共にクロロアセトフェノンが気化して周囲に広がり、塹壕では長時間効果が持続された。
化学兵器ながら薬品の毒性は軽い為に一般人に対しても使用出来た上に、手投げでも擲弾発射器でも使用出来る汎用性を有していたので、保管を徹底した上で歩兵連隊に配備されている。
スペック
全長:14.5cm
重量:607g
遅延時間:7~8秒
航空機の発展に伴って東和海軍で機動部隊の整備が計画されたが、初めての航空母艦建造となる為に本格的な正規空母就役後は、艦隊の防空・対潜警戒へと役割を転用可能な軽空母として建造された。
軽空母ながら塩生級を上回る船体と飛行甲板・2段の開放式航空機格納庫・2基のエレベーターを有し、飛行甲板には航空機搭載用クレーンも設置されている。艦橋は飛行甲板下に置かれているが、一番艦だけは煙突と一体になった艦橋を備えている。
2段の開放式航空機格納庫には70機近い航空機を収容可能で、内部には燃料タンクと繋がった給油パイプや弾薬庫と直結した運搬用エレベーター・二酸化炭素を用いる消火装置が設置されている。
武装は連装高角砲と機銃のみと貧弱だが、艦隊攻撃や防空・対潜警戒・航空機輸送を充分に担える搭載機数を有し、海軍側に空母建造・運用のノウハウを蓄積させつつ問題点を洗い出す役割も担っていた為に、大鳥級が就役するまでの繋ぎとして多くの艦が建造された。
スペック
排水量:33700t
全長:238m
全幅:28.1m
吃水:8.9m
主機:神原C-97E型蒸気タービン 2基
ボイラー:六十一式重油ボイラー 10基
出力:69000馬力
速度:28.6ノット
武装:13.4cm連装高角砲 12基
43mm三連装機銃 13基
艦載機:七式戦闘機 28機
六十五式襲撃機 12機
六十四式攻撃機 28機
計 68機
航空装備:エレベーター 2基(飛行甲板中央)
レーダー:六十一式対空レーダー
乗員:1070名
・VADS
現実では令和3年度に用途廃止となったが、今作では最前線の基地以外は保管状態となっている。テッラ基地防空隊新設に際して81式短距離地対空誘導弾と一緒に配備された。
余談ですが使い勝手が良いので、今作では今後も登場させる予定があります。東和に輸出しても良さそう。
・ティアンワ伝統の薬剤 ジャムウ
これはインドネシアに実在する伝統薬草です。情報はネット調べなので、間違っているかもですが。
・東和軍による第7砦制圧戦
プロットでは東和軍目線での制圧戦も描写する書き方でしたが、展開を早めるべくダイジェストにしました。ただでさえ展開遅いからやむなし。てか、現実と作中の時間軸が着々と近づいている·····
・日本から輸入した00式個人用防護装備防護マスク4型(B)
何もつけずに歩兵が突入するプロットでしたが、催涙ガスがある場所に無策で突っ込むのはおかしいと判断して急遽ガスマスクを用意しました。
その際にどうせなら日本から輸入したのを使おうと思いつき、00式個人用防護装備の防護マスクを選びました。後継装備が出ているので、置き換えられて廃棄になる筈の品が輸出されたとでもしましょう。