New world note in Earth   作:YUKANE

64 / 70
テレ朝の博士ちゃん見ていたら、米と林で“ハヤシライス”と読む海軍漢字なるものが出てきたので早速使いたいと思いましたが、予想通り検索欄には出てきませんね。そう言えばハーメルンには独自の字体?を登録出来る機能があった気がしますが、それを使って海軍漢字を出せないですかね?

今回はティアンワ上陸に対する日東の作戦計画です。

最後に遅ればせながらUAが33000を超えて、34000を突破しました。最近はUA数が増えて数話ごとに書いているので、暫く入らないかもしれません。


Episode.63 紺色の御旗

完成したテッラ基地は運用開始早々から課せられた役目を果たし始める。日本本土から第402飛行隊のKC-767と第18航空団第909空中給油隊のKC-135Rによる空中給油を受けて、海上自衛隊第61航空隊のC-130R 4機、航空自衛隊第401飛行隊のC-130H 8機と第403飛行隊のC-2 5機、米空軍第374空輸航空団第36空輸飛行隊のC-130J-30 5機、米海兵隊第152海兵空中給油輸送飛行隊のKC-130Jが絶え間なく飛来し、食糧や弾薬・医薬品・消耗品と言った物資を降ろしていった。

 

日米の輸送機が消耗しかけていた物資を降ろしていく傍ら、基地に展開した東和空軍第14航空師団も動き出す。

基地を離陸した第18戦闘航空隊第187飛行隊の七式戦闘機 18機と、第7攻撃航空隊第281航空隊の六十五式襲撃機 12機はジャドリンド島南端の港湾都市 メジェラや、対岸のヘレンリラ島北部の港湾都市 パランドン・両島の間に広がるタンキル海峡を渡る船舶へ空襲をしかけた。港に停泊していたり、黒煙を高々と上げて航行していた木造帆船は爆弾やロケット弾、39mm機関砲のよって軍民問わずに沈められた。軟弱な木造の船体は21mm機銃の機銃掃射でも破壊され、瞬く間に海底へと沈められた。

加えてバリア島の戦いの際に砲撃が加えられたパータにも駆逐艦による散発的な攻撃が行われ、砲台の再興と防御陣地の構築が妨害されていた。

 

日米が迅速な物資補給を行い、東和がティアンワ各地へ攻撃を浴びせている中、米海軍と東和海軍それぞれの第7艦隊が上陸部隊を載せた揚陸船団と補給艦を連れて、バリア泊地へ到着した。これら艦隊の到着はティアンワに対する本格的な上陸作戦が何時でも始められると言う宣言に等しかった。

 

必要戦力が結集した以上、ティアンワ上陸作戦に関する内容や情報の共有は必然であり、日東本土からの情報を素早く受け取れる設備を持つ海上自衛隊第1機動部隊旗艦「DDH-189 しょうかく」にて始まろうとした。

 

陸海空三自衛隊を纏め上げる統合作戦司令部作戦部から送られた八島仁助 一等陸佐を司会役に置いて、日米東の3カ国軍の主要幹部が一堂に介した作戦会議が始まろうとした。

 

「まずはRQ-4(偵察機)で撮影されたティアンワ軍の動きに関して共有します。

首都のジャラカからパータ及びスワンカ方面に師団級の部隊が移動しているのが確認されており、ティアンワ軍側も両地点への上陸を想定していると考えられます。」

 

八島が映写機のリモコンを操作し、パータとスワンカへ向かっていると思われる陸軍部隊の隊列を写した画像がスクリーンへ映し出される。相対するティアンワ軍の動きを示した画像に、陸上自衛隊西部方面隊第8師団と東和陸軍横灘浜方面軍第10師団の師団長と参謀が食いついた。

 

「上陸して来る地点を的確に読んでるな。敵もそこまでバカじゃないって事か。」

「第一として島の西部にはテンバレ山脈とか言う急峻な山々があります。ここに上陸するのは不可能だと考えるのは自然な考えでしょう。最も東和陸軍(我々)とてこの山脈を走破するのは困難ですし。」

「それは自衛隊(こっち)も同感だ。この山脈に防御陣地の類は確認されていない事から、天然の防壁と見て良いだろう。」

「ヘリを使えば出来なくはなさそうだが、師団規模は米軍や中国軍でも不可能だ。」

 

第10師団師団長の沖川神鷹(しんよう)大将と参謀長の弥鱸(やすずき)見鋤(みすき)中佐は、ティアンワ軍が上陸地点を的確に突き止めた事から侮れない相手だと認識する。同時にジャドリンド島西部のテンバレ山脈が天然の防壁となって、敵の上陸出来る地点が減っているが故の判断とも考察する。

第8師団師団長の二階堂完治 陸将もテンバレ山脈の防壁ぶりを褒め称え、幕僚長の沢田昭寿(あきとし) 一等陸佐もこの山脈を越えて部隊を送り込むのは陸自どころかか米軍や中国軍ですらも不可能だと言い切った。

 

「海軍に関してはスラヴァの港湾に多くの艦艇が集結しているのが確認でき、その中には前弩級戦艦と思わしき艦が2隻、南鳥島へ向かってきた艦隊を率いていた装甲巡洋艦が1隻確認出来ます。ティアンワ国内の大規模な港湾都市には10隻未満ながら守備隊と思わしき艦艇が確認でき、一部の都市には沿岸砲台も確認出来ます。

またジャラカ郊外に確認された飛行場らしき構造物に関しては、偵察期間に使用された痕跡が一切確認出来なかった為にティアンワに航空戦力は無いと判断出来ます。」

「前弩級戦艦に沿岸砲台ですか───航空戦力が無い上に日東大演習の結果からして、海自だけでも艦対艦誘導弾(SSM)や艦砲で何とかなるでしょう。」

「松上首席参謀。油断は禁物だ。ここは地球ではない。魔法とか使われてもおかしくないんだ。」

「そうだ。海自艦は装甲が無いと聞く。もし、不用意に接近して小型艦による奇襲を受けたら致命傷を負うのではないのか?」

 

八島の報告に艦隊首席参謀の松上春信一等海佐は圧倒的な技術差による勝利を確信するも、慢心気味の彼を艦隊司令官の榊原紫葉海将が窘める。

東和海軍第1艦隊司令官の魔南向(まなさき)康永(こうえい)大将も、榊原の意見に同意する。最も魔南向が語った内容は現実的なもので、奇しくもイージス艦が小型ボートの自爆で自力航行不能な損傷を負った米艦コール襲撃事件の状況に類似していた。日東それぞれの艦隊司令官に追及された松上は自らの慢心を求めて委縮する。

 

「話を再開しましょう。これらの状況と両軍の装備差を鑑みて東和陸軍はパータへ、米海兵隊と陸上自衛隊はスワンカへと上陸する2方面作戦を実施するのが最善だと結論づけます。」

「日米は機動力や悪路の走破力に長けている。スワンカからジャラカへは直線距離で約70km。戦争を早期に終わらせるべく、首都を制圧するには東和軍よりヘリの支援も適切に受けれる陸自の方がうってつけだろう。」

 

八島が提案した作戦はパータへ上陸した東和軍を実質的な陽動として、首都に近いスワンカへ陸自を上陸させるもので、戦局の主権を握れないのが明らかである東和軍にとって屈辱と言えるものだった。だが、沖川自身は陸自の方が首都へ素早く辿り着くと確信していた為に、この作戦が寧ろ最適解だと即座に断言していた。

 

「東和側に反発は無いと言う事で宜しいですね。日米側はどうですか?」

「異論は無い。加えてそこまで言われてしまったら、やらない選択肢は無いだろう。」

No Problem(問題ない)。我が海兵隊の戦力だとスワンカの制圧がやっとだが、陸自を安心して突き進めるべく努力させて頂こう。」

 

八島の問いかけに二階堂師団長は、科せられた役目を果たすべく躍起になっていた。米海兵隊第31海兵遠征部隊司令官のプレイン・ミラー大佐は英語と日本語を混ぜて問題無いと回答する。

日米が解答を終えた瞬間、弥鱸中佐の隣に座っていた第2空挺連隊連隊長の藤神(ふじがみ)京珂(きょうが)大佐が手を挙げた。

 

「第2空挺連隊連隊長の藤神大佐だ。我々空挺連隊は第10師団に先行して動き、橋梁や都市を制圧する役目を任されてここに来た。首都制圧を譲ると言うのは戦略的に合理的だが、そうなると我らは何をすべきだろうか?

既にティアンワの1個師団はパータからスラヴァへのルート上にあるランペル川を渡っている。例え空挺降下して抑えたとしても、包囲されて全滅するだけだ。」

「確かに───精鋭の空挺連隊を持て余すのは頂けない。だが、下手に投入して失うのはもっと頂けない。」

 

藤神の意見具申に沖川は顎に手を当てて考える。空から敵地の奥へ降り立って、重要拠点を制圧する空挺部隊は戦局を逆転しかねない存在であると同時に、使い所を間違えれば数の暴力で精鋭を数多く失う危険性も孕んでいた。

ただ、本格的な上陸作戦で精鋭の空挺部隊を後方待機させるのは勿体ない為に、何処へ投入すれば最大限の効果が得られるか悩ましかった。空挺連隊の効果的な投入先は日米も悩ませたが、弥鱸が参謀長としての頭脳を発揮して真っ先に思いついた。

 

「では、妨害工作に専念して貰いましょう。何処の砦を占領し、そこを拠点に進出する師団に妨害工作を仕掛けるのです。拠点さえ判明すれば、空軍の支援も受けられるでしょうし。」

「それは良いアイデアだ。空軍と協力して敵師団を妨害し、戦力を削れればより優位に戦いを進められる。」

「空挺連隊はどうしても装備が貧弱になってしまう。もし航空支援や空中補給を受ければ、存分に戦えるであろう。」

 

弥鱸のアイデアに沖川大将だけでなく藤神中佐は好意的な反応を示し、同席していた第14航空師団の師団長も頷いて賛同する。日米からしても航空支援を受けられるこの案は納得出来るものであり、反論する余地は無かった。

 

「では、上陸作戦は以下の通りで。次は上陸作戦に連動した艦隊と航空隊に関してです。ティアンワを降伏させる以上、海軍艦隊の殲滅は必要不可欠です。」

「ティアンワ艦隊に関してだが、我々東和海軍に一任させて頂きたい。」

 

八島は上陸作戦の段取りが決まると、直ぐ様ティアンワ艦隊殲滅に話を移したが、魔南向率いる東和海軍が引き受けると素早く答えた。

 

「理由を聞かせて頂いても?」

「偵察によるとティアンワ艦隊の総数は約60隻だそうだな。しかも大半が蒸気で動く帆船。海自にとっても取るに取らない相手でしょうが、使節団や日東大演習の報告から海自の戦闘は精密性を重視していると聞いております。ティアンワ艦隊も1隻ずつ沈める事は可能でしょうが、殲滅には時間がかかってしまいます。

我が東和海軍は大艦巨砲主義が具現化した戦艦や巡洋艦が主体で、機動力の高い駆逐艦を組み合わせている。巨砲の砲撃は精度こそ劣りますが、一撃で敵艦を複数吹き飛ばすのも可能でしょう。加えてこっちには未開拓地近代化政策(BMP)での戦いで、同じシチュエーションの蓄積があります。

これらの理由から今回の様な面で襲いかかる相手には我々の方が最適解だと提唱する。」

 

魔南向の力説に榊原ら第1機動部隊司令部要員だけでなく、八島や米海軍第7艦隊司令部要員も圧倒された。圧倒的な熱量だけでなく、大口径砲の特性や蓄積された海戦の経験も含まれており、ただの感情論で語ってないのだと確信させた。

 

「大いに理解出来る。海自だけでなく現在の地球の海戦は面ではなく、点と質で戦うのが一般的でこの様な相手は想定されてない。ならば、こう言う状況での経験が豊富な東和海軍に任せるのが最適解だ。」

 

榊原の意見に日米から反論は出なかった。日米でも可能ではあるが、適材適所に相応しい存在がいるのならば使わない手は無いと言うのが全員の総意であった。最も地上では日本が本命であるのに対し、海では東和に主体を担わせて不満を分散する意図も含まれていた。

 

「ならば第7艦隊は艦隊決戦の合間にスラヴァ港へ突撃致しましょう。国内最大の港湾都市に敵艦隊が白昼堂々突入した挙句、砲撃なんてしたら敵の士気はガタ落ちするどころか、政府への信用すら失われるかもしれません。」

「第7艦隊は巡洋艦主体の機動力を重視した艦隊と聞きます。スラバァ港には戦艦級の要塞砲が3基確認されてますが、巡洋艦戦力だけで勝てるのでしょうか?」

 

日米が東和海軍にティアンワ艦隊の殲滅を任せると決めた途端、同じ東和海軍第7艦隊司令官の井筒(いづつ)冬鬼(とうき)中将が、ティアンワ海軍の根拠地 スラヴァへ白昼堂々突入するアイデアを提言した。

敵拠点への白昼堂々の突撃は例え格下のティアンワ相手でも無謀とも言えるものであり、八島によって伝えられた要塞砲の存在は巡洋艦相手では無謀さを更に強めた。だが、当の本人は他の面々が浴びせる視線など気にせずに、無謀な作戦を可能にする自信を持っていた。

 

「要塞砲は恐らく前弩級戦艦から流用したものでしょう。前弩級戦艦の主砲を巡洋艦の主砲で射抜けるのは演習で確認済みです。

加えて今回の出撃に際して、特別にベトン弾を積み込んであります。ベトン弾で要塞砲の土台を壊せば、砲そのものを壊す必要もありません。」

「巡洋艦にもベトン弾があるとは───それならば充分勝機はあるでしょうな。」

「ならば第1艦隊に後続する形で出撃するのが宜しい。それならば奇襲効果も高まるだろう。」

「作戦の認可ありがとうございます。ご期待以上の戦いぶりをお魅せ致しましょう。」

 

井筒が自信満々に語った内容は感情論だけでなく、演習の結果や装備による確実性も含んでおり、理論的な説明で説き伏せられた挙句、魔南向の後押しもあって八島はスラヴァ港突入作戦を認めざるおえなかった。

 

「東和海軍の動きが確定したので、次は日米艦隊の動きですが、どういたしましょうか?」

「艦隊と拠点の制圧を任せる以上、海自(我ら)は他の重要地点を攻撃するのが宜しいか?」

「それが無難かと。ジャドリンド島だけでもメジェラやデバラ、対岸のヘレンリラ島のパランドンとケンダラー、離島のマルキワとシェンビア。戦略的に重要と考えられる都市は幾つも残っております。」

「意外と多いな。第1機動部隊だけでは手一杯だ。米海軍にも協力して頂きたいが、ブレイン中将は如何か?」

 

八島の問いかけに榊原と松上は、ティアンワ各地の港湾都市へ攻撃を仕掛ける案で一致した。主島とされるジャドリンド島とヘレンリラ島だけでなく、離れた離島にも存在する中核都市を叩けば、ティアンワに軍事と経済の両面で打撃を与えるだけでなく、ティアンワ全土へ攻撃を仕掛けられると宣告出来ると踏んでいた。

海自側で攻撃目標が固まり、米海軍第7艦隊司令官のブレイン・ヘルナンデス海軍中将にも同意を求めたが、彼は海自が予想だにしない発言をぶつけた。

 

「勿論同意しますが、皆さんティアンワの戦意を砕くのに最善の都市があるのに気づいていますか?」

「ティアンワの戦意を挫く最善の都市───まさか!?」

「えぇ、首都のジャラカですよ。ティアンワに航空戦力が無い以上、対空火器も無いと推測出来ます。ベトナムや湾岸、イラク戦争よりも遥かに楽に攻撃を敢行出来るでしょう。」

 

ブレインの発言で会議に介した面々はざわめく。首都のジャラカは内陸に位置し、爆撃すべく接近した航空機は発見されるリスクが高くなり、対空砲火で撃墜される可能性すらあり得る。だが、航空戦力を持たないティアンワには対空火器すら持ってない可能性があり、例え発見出来たとしても効果的な対空砲火を上げれないのは必然でもあった。

日本はそもそも敵国の首都への攻撃を想定しておらず、東和もBMPが一段落して仮想敵国が同レベルの相手へ変化していた事もあって、双方共に首都への攻撃をリスクの高さから無意識の内に除外してしまっていた。

 

「日本が陸上から首都へ進撃し、米国が空から首都を空爆、東和が主力艦隊を殲滅。それぞれが戦局に大いな影響を与える重要な役目を分散して担うバランスの取れた作戦だと私は思います。」

「首都攻撃の傍らで北部のマルキワとデバラへの攻撃も行いましょう。海自は南部の都市を攻撃する算段ならば丁度良いバランスでしょう。」

「確かに────首都攻撃はティアンワの戦意を大いに削げる可能性もありますから、戦争を早めに終わらせるべくやりましょう。」

「ですな。戦争が長引けば本国の方で反戦運動が起きかねませんし。」

「やはり国民は熱狂しやすいけど冷めやすいのは、どの国も同じですか。」

 

八島と榊原、魔南向の後押しもあって、ティアンワとの戦争を早急に終わらせる期待を上げる首都攻撃は容認された。最も魔南向は戦争の長期化によって、本国で反戦運動が起きかねないのを危惧しており、ベトナムでの反戦運動を習ったアメリカ生まれのブレインは、世界が変わっても国民の考える事は同じなのだと思わされた。

 

「では各軍の行動指針は決まりましたね。作戦はこれらを一纏めにし、名称は“紺色作戦”と致します。作戦決行日は部隊や物資の集結を待つ為に約2週間後の3月18日と仮置きします。」

「了承した。ところで作戦名の“紺色”に何か理由あるのか?」

「これは東和からの打診でして、“初めてBMPが行われた蟻涙(アリリン)王国に対する上陸戦で部隊が振った紺色の旗”に因んだとの事です。」

「先に作戦名だけ決めていたと言う訳か······」

 

八島がこれまでの話し合いで決まった行動を一纏めにした作戦名の由来まで語ると、沢田は作戦名だけ決めて行動自体は前線に任せた統合作戦司令部に呆れた。

 

「それと一応聞いておくが、バリア島の統治は安定しているのか? 作戦中に反乱が起きて、基地が占領される様な事があれば元も子もないぞ。」

「それに関しては安心してくれ。陸自の第43普通科連隊と共同で島内の村々を回り、日東による統治に納得してくれる様に説得済みです。村々には医療的な措置や道路インフラの整備・残党からの防衛を行って、信頼を得ております。」

 

ふと榊原が日東の橋頭堡として重要なバリア島の統治が安定しているのか問いかけ、バリア島の統治を一任する第168大隊を率いる沖川が問題無いと解答する。

 

「目に見える対応で信頼を得ているのか。反発意見が出なくてなりよりだ。それと我が方の隊員を観戦武官として第10師団に随伴させる話は問題無いか?」

「無論だ。こちらこそ我々の部下を頼みますぞ。」

 

バリア島の統治が順調に進んでいる安堵した二階堂は、ついでと言わんばかりに部下の同伴を確認する。沖川も陸自隊員を受け入れ、観戦武官扱いの部下を任せる事を確認する。二階堂と沖川の両者が手を取り合って、会議は終了した。

 

ティアンワに対する侵攻作戦は2週間の猶予を経て、行われようとした。ティアンワは敗北の宣告が近づいているのに、気づく余地も無い。




・八島仁助と弥鱸見鋤、藤神京珂
両者は元々富士教導団特科教導隊長と第810連隊連隊長として出す予定だったが、展開を早めた関係で登場しなかった為に役職を変えて登場させた。
藤神に関してはそもそも用意すらしておらず、重要な空挺連隊を率いるネームドがいないのは不味いと判断した為に急遽加えた。

・バリア島への統治
バリア島の統治に関してはBMPの経験から言論だけでなく、目に見える形で見える様にすると日東で決められました。
組織的抵抗こそ失えど未だにいると思われる守備隊残党からの防衛や、ティアンワでは出来ない怪我や病気への治療、ボロボロになった道路を基地建設に投じられた施設科機材を用いた補修を行い、地元民の生活を助ける事で信頼を勝ち取った形です。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。