オリ主AFO、ジュジュ世界介入もの介入物   作:かりん2022

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悠仁が2話でテイクアウトを食べたのは毒を警戒してです。
あと、いろんなお店からテイクアウトする事で栄養補給、燃料補給の他に「再現」の個性を活用する為です。
角砂糖を食べたのはシュガードープで全力で戦えるようにするためです。

つまり、ご飯食べ終わった後に大暴れする準備万端でした。
敵地に行ってる自覚はありました。

これをソフトランディングしたんだから五条先生は本当に頑張った。


五条達の事情聴取

五条は医務室の扉をノックする。

 

「硝子ー。話せる?」

「あー、面会謝絶……ってわけにもいかないか。あまり負担は掛けるなよ? 全員ボロボロだから」

「りょーかい」

「あらら。呪力すっからかんじゃん。もしかして譲渡できるかな? 同じ呪力だし」

「どうかな」

 

 僕は僕そっくりの男に呪力を注いだ。腕が生えていく。

 傑はほっとした顔をした。

 

「よかった、悟……。その、本当に巻き込んでごめん」

「反省の場所が違う。もっと早く相談しろっつの」

「ごめん……」

「恵は大丈夫?」

「はい、なんとか……」

「悠仁から事情は聞いたけど、言い分は両方から聞かないと意味ないからね」

「AFOって寄生虫みたいなのが傑にいろいろ思想刷り込んで、洗脳状態にしてたんだ。で、傑はその支配から抜け出したものの、新たな寄生先があの子。僕は交渉から入りたいって言ったんだけど、許可が降りなくて。奇襲して殺すしかない、早く処刑しろってわけさ。正直、焦ってたのもあるかな。傑がいつOFAに寿命を削られて死ぬかわからなかったし」

「悟、洗脳されていたわけでは」

「されてただろ」

 

 だがしかし、夏油は単体でも思想犯として大事件を起こしているのである。

 五条はそこには触れずにそっと話を変えた。

 

「うーん。ちなみに恵はなぜ受肉を?」

「任務中に事故で……それから、姉を殺されて、いっぱい俺の体で悪いことされて……」

「恵……。なんでその宿儺が協力してくれてたわけ? 指何本?」

 

 流石に恵を気遣い、肩を撫でつつ問う。

 

「それは非術師に負けてもいいのかって煽った。15本」

 

 つまり、宿儺を利用したということである。

 

「うーん。なりふり構ってないね! 傑としては、現時点での思想はどうなの?」

「正直に言って、わからないよ。私の体をAFOに奪われて、育ててきた娘達を襲わされそうになった時、思ったんだ。こんなのは嫌だって。AFOは私にいろんな事を隠していた。術者が全部の世界は、楽園じゃなかった。それに、OFAからもいっぱい説得を受けたよ。でも私、非術師がどうしても猿に見えて、嫌悪感が抑えられなくて、非術師の言葉が猿の鳴き声にしか聞こえなくて……悟が、じゃあ俺を信じろ、俺についてこいって言ってくれて……」

「ふーん……。OFAって蓄積する個性って聞いたけど」

 

 自分の時も、そういえば答えてくれたのだろうか。多分無理だろう。

 弱っている時だから通用した説得だ。それでも羨んでしまうのは仕方ないだろう。

 

「個性には人格が付随しているんだ。悟でいえば、そうだな……。六眼無下限だから知りたがりの潔癖症で生まれてきて、その術式を奪えば、悟の人格が本能の奥深くに追加される、みたいな。OFAだと、もっと露骨に心の中に悟がいるみたいな感じになる。AFOともなると、個性だけで逃亡できたりする」

「なるほど? まあ、総監部とはもっとしっかり話すべきだったね。強いやつ敵に回すなんてアホのことでしょ。悠仁はまだ子供だし、ちゃんと話せばわかってくれたよ。明日、ちゃんと謝るなら橋渡しするよ。悠仁、自分一人で帰ろうとしてたよ?」

「げっ」

「僕が止めといたけど。しっかり和解しなよ」

「ありがとう……」

「今日はしっかり休みな。3人ともボロボロだからね。ところで悠仁、そんな強いわけ? いくら超能力が使えるからって、非術師でしょ? 無限はどうしたのさ」

「あれでも弱い方だよ。全然力を使いこなせてなかった。まあ、幸いあの子はさっぱりした性格みたいだしね。ややこしい使い方は苦手なんだろう」

「AFO当人が出てくると、勝ち目ないかな。呪力は確かに持ってないけど、空間系の個性とかも持ってるし、やりようは幾らでも。AFOの個性、個性を奪う個性なんだよ。それで、個性の持ち主が8割って世界で大暴れして逃げ出してきたの」

「凄いねそれ。欠点とかないの?」

「容量食いすぎて爆散する。ただし、虎杖みたいな頑丈な器があれば別みたいね」

「悠仁の器って、個性にも対応してるんだ?」

「みたいだね。器というよりも檻かな。特別な檻」

「もうそれだけで特級認定しても良くない? というか、特級呪物入れればどこまでも成長できちゃうわけ? 悠仁」

「五条、そろそろ休ませてやれ」

 

 そうして、聞き取りは終わったのだった。

 あとは明日、二人の橋渡しをして? いいや、その前に夜蛾学長に報告と総監部とお話し合いである。特級任務に一年生を放り出した件も、五条先生はきちんと把握してるし忘れてない。

 任務を放り出してきたのでそれが終わったら戻らねばならないし。

 

 いつか、帰らねばならないにしても、十日くらい手伝って帰っても許されるはず。

 仕事を押し付ける算段をして、五条は夜蛾学長の所へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さて、お話し合いだが、くっっっっっっっっそ揉めた。

 

「秘匿死刑にしようとして失敗してんですよ。特級術師と特級呪詛師と特級呪霊がセットで返り討ちにあってるんです。帰る予定だし、話し合いにも応じてくれるし、なんでワザワザ事を荒立てるんですか。流石に無駄死には嫌です。しかも彼は非術師ですよ。呪術規定どうするんですか」

「こっちの悠仁はどうするというのだ。その3人を返り討ちにする器だぞ」

「でもAFOや宿儺という中身がなければただの非術師ですよね? 悠仁の処遇についてはもう決まっているじゃないですか。そもそも、AFOが大丈夫なら宿儺も封じ切れるんじゃないかなって思いますけど」

「ならばどうするというのだ」

「皆揃って帰ってもらうのが一番じゃないですか? その前にある程度仕事手伝って欲しいなとは思いますけど」

「弱腰め」

「強行手段とって負けた僕が医務室にいるんですけど」

「夏油傑は秘匿死刑にすべきでは」

「傑は向こうの五条悟に従うそうです。それに秘匿死刑にすべきなら向こうで死刑になってるでしょう。そもそも世界が違うのに、なんで横から口を挟むんですか。帰るって言ってるでしょ。別世界の僕まで敵に回すつもりですか」

「そもそも、なんで一年生が特級任務に出させられてるんですか。これを水に流す気はないですからね」

「宿儺の器は殺すべきだ!」

「これだけ強大な檻だってわかったんだから、活用しない手はないでしょ。宿儺を後世には残せないですよ」

「しかしAFOとかいう虎杖悠仁は秘匿死刑すべきだ」

 

 ループである。

 本当は九相図が悠仁の手に渡っちゃってるので、受肉した場合の扱いについても話し合わねばならないのだが、なかなかそこまで話が進まない。

 明日にはどうするか結論を出さねば、悠仁がアクションをとってしまうというのに。

 

 こうして、不毛な夜は更けていく……。

 

 

 

 

 

 

 明け方。少し休憩という事で、お茶を飲む。

 

「はぁー。もうどうしてくれよう」

「本当にね」

 

 その声に、夜蛾学長と五条先生はガッと振り向く。

 

「虎杖悠仁! AFOの方か!? どうしてここに!」

「夜通し会議、お疲れ様。私は耳がいいからね。最低限の睡眠も取ったし、悠仁に体の使用権をもらってご挨拶にと」

「つまり、悠仁じゃなくてせんせーの方、って事ね」

「そ。初めまして。私はAFO。魔王でもせんせーでも、お好きなようにお呼びくださいな」

「魔王、魔王かぁ」

「どうやら、お困りの様子。一つお聞きしたいのですが、受肉した相手を殺したら呪物ごと死に至らしめられるのですか?」

「できるね」

「ならば、宿儺の指の残りを無力化する実験をしましょう。成功したら、一本消す毎に一本お願いを叶えていただきたく思います。安心してください。そんなに大きな願い事はしないですから」

「でも15本は異世界産でしょ?」

「こっちでばら撒かれても困るでしょう?」

「そだね。でも異世界の宿儺の指でお願い事はなし。一本処理につき一千万でどうかな。どうです?」

「私はそれで構いません」

 

 ざわざわと会議が再開し、結論が出た。

 

「契約成立ですね」

「それは良いけど、せんせーって女だったわけ?」

「遺伝子の性別がどっちって気にする事です? 器の性別が性別ですね。人間だったのはずっと昔の話です」

「そ。故郷には帰らないの?」

「魔王として有名になりすぎましたからね。悠仁にも言われましたが、少しやり方を変えないと」

「いっぱい変えて欲しいなぁ。名実ともに魔王やってたんなら。極論、平和の方が住みやすいよ?」

「それはそう。インフラ破壊は絶対悪」

 

 その時だけ真顔になったので、五条先生はちょっとだけ安心するのだった。




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