オリ主AFO、ジュジュ世界介入もの介入物 作:かりん2022
簡単な任務だった。
一人で廃墟に出向き、三級呪霊を祓うだけ。
薄暗い廃墟に、何故か幼児がいて、呪霊が襲いかかっていた。
もちろん、即座に手持ちの呪霊で守った。
男の子の幼児には呪霊は見えてないが、何かは察したようだった。
「君は、誰?」
「私は夏油傑だよ。大丈夫だったかな。お家には帰れる?」
迷子かも知れない。子供はあまりに幼い。
男の子はじっと私を見る。私は、男の子と視線を合わせてしゃがみ込む。
「夏油傑……。器としては申し分ないし、すでに鍛えている。気に入った。私のお嫁さんにしてあげる」
そうして、何かおかしいと私が立ち上がる前に、私の頬に両手を寄せ、掴み、ちゅうっと唇を合わせてきた。ベロチューである。
「!??」
眩暈がする。体が変だ。
「私の名はAFO。そして、あなたは今からOFA10代目。大きくなったら迎えに行くよ。この子と君の子はきっと良い器になる。先代達と仲良くね」
そうして、男の子は消えてしまった。
「術式!? 受肉してた!? くそっ 呪力は感じなかったのに! 絶対悟に揶揄われる……」
動けるようになって、ふにょんと柔らかい体に驚愕する。
ガバッとシャツをあげれば、まろやかな胸がこぼれ落ちた。
「は、はああああああああああああああ!???」
慌てて子供を探すが、見つけられない。
悟にどじった事だけメールし、先生に報告をする。
電車で東京駅まで行くと、なんとそこまで悟が来ていた。
「大丈夫か!? 傑!」
揶揄われると思ったが、悟の顔は心配一色だった。
そして、悟に手を掴まれて目を合わせた瞬間、私の目は異様な物を映し出した。
脳みそをむき出しにした私。
囚われた悟。
「傑!!」
よろめくと、悟は心配して体を支えてくれた。
「今、妙なものが見えたんだ。多分……未来」
「詳細は後で聞く」
悟はピリピリと周囲を警戒し、そして人目のなくなった道中で、私の話を聞いた。
「AFOにOFAか……。 なんの略だよ」
「さあ? 得体の知れない子供だったな」
「呪具でも受肉させられたのかな。本当に大丈夫か? 乗っ取られたりしてねーか?」
「今の所、大丈夫、だと思う……。ただ、詳細がわかるまで、未来視の事は秘密にさせてほしい」
「ん、わかった、何かあったら言えよ。何もなくても言えよ」
それから、力を検証して、対象の未来が見通せる事がわかった。
体に触れて、目を合わせる。それが条件だ。インターバルは一日。
一度見通してしまった未来を変えるのは凄く難しいという事もわかった。
また、この力は六眼には見通せないようだった。
この力は引き続き、悟と硝子以外には秘密にすることにした。
出来る事は少ないのに、未来予知というのはあまりに期待を持たせすぎる。
というより、私が未来視で見てしまった任務の犠牲者を救えなかった事で精神的に不安定になってしまい、悟と硝子に説得された。
そうして、理子ちゃんの護衛依頼。
私は、早々に理子ちゃんが撃ち殺される未来を見てしまった。
悟が刺される未来を見てしまった。
今の所、未来を覆せた事はない。
……悟が捕まる未来を覆さなきゃいけないのに。
「落ち着け、傑。未来は変えられる。絶対」
「悟……」
未来視の通りに黒井さんは攫われ。
未来視の通りに行けば、このままだと悟は刺されてしまう。
私は、焦ってインターバルも消化していないのに未来視を再度行使しようとする。
『未来視に頼りすぎるからそうなるんだ』
私の中で、ため息をついて私に語りかけるものがいた。
「誰だ!?」
『私は、サー・ナイトアイ』
「取り込まされた術師か何かかな?」
『……まあ、そのようなものかな』
それから、サー・ナイトアイは予知の効果的な使い方を教えてくれた。
自分をヒーローと言う痛い人間だが、信頼できる大人だと思う。
「傑?」
「サー・ナイトアイと話せたよ。予知の使い方を教えてくれるって。頑張ってみる」
「あんまり無理すんなよ」
「ここで無理しないで、いつするんだよ。死んだ後?」
「わりぃ」
そうして、私は甚爾に立ち向かうこととしたのだった。
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
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