オリ主AFO、ジュジュ世界介入もの介入物 作:かりん2022
学校が近づくにつれ、夏油は顔色を悪くしていく。
「やっぱり逃げる?」
「逃げないよ。逃げないけど……。好奇の視線に晒されちゃうかなって思うと、ちょっとね。10年前も大変だったし」
学校の前には、五条が立っていた。
「傑。初めましてで良いのかな? この世界の五条悟だよ。硝子が待ってる。具合は悪くない?」
「少しお腹が痛いかな」
「早く見てもらおうか。その前に登録だね。他の皆は後で話聞くから、とりあえず休んでて」
「「「「はーい」」」」
医務室に行くと、硝子が既に準備をしていた。
「大きいな。もう臨月なんじゃないか?」
「そうだよ。男の子」
「父親は五条だっけ。結婚したの?」
「まさか。色々あってうっかりできちゃいはしたけど、私は男に戻るつもりだし」
「子供がこの子入れて三人いるって聞いたけど」
「それは……10年も女の子やってれば、色々あるよ」
「私はなかったぞ」
「僕も、子供はいないなぁ。色々って聞きたい! 傑が嫌じゃなければ、だけど」
「しょうもない感じだけど」
「例えば?」
「1回目は、お酒の失敗で」
「お酒の失敗」
「あー。学生時代に一回だけお酒の失敗したっけ」
「いやもう、あの時は記憶無くなるほど飲みたかったんだよ。男に戻る手段も全然見つからないし、性別を変える呪具はないっていうし」
「そりゃそうだよね」
「実際、記憶も無くなったんだよ。悟がアフターケアきちんとしてくれたものだから、何かあった事すら気づけなくて。しばらくして体調崩して悟からめちゃくちゃ謝罪されて。私が女の子になったのすごく気にしてたし、間違いがあったって言えなかったって。あ、悟は悪くないよ? 私が無理に飲ませちゃったんだ」
「「あー」」
なるほど、これはしょうもない、と言ってもいいのか知れない。
ただ、お酒に溺れてしまうほど辛いことがあったというのはあるわけで。
男だった時すら、辛い事とというのはいくらでも思い出せる。
天内護衛失敗、灰原の死。それに加えて、夏油は女にされて女扱いや好奇の視線に晒されたのだ。それはお酒に走ることもあるだろう。
「2回目は、ちょっと精神的にボロボロになって、非術師が怖くなっちゃって、悟が慰めてくれて成り行きで」
「そっか。こっちの傑なんて村人丸っと殺しちゃったし、それに比べたら思いとどまってくれて良かったよ」
「それはOFAが止めてくれた。お人よしでおせっかいが心情らしいからね」
「OFAとは上手くやってるんだ?」「まあね」
「3回目は、罠に掛かって襲われかけた所で悟が助けてくれて、でも催淫効果は私も悟も両方掛かっちゃって」
「何それ」
「だから、悟とは付き合ってるわけじゃないんだ。事故みたいなもので、子供は保護してくれてるけど」
「責任取るとは言わなかったわけ? 五条は」
「言ったけど、私は嫌だよ。戸籍を弄るなんて。私は絶対男に戻るんだ」
「「あー」まあ、そうだよね。男に戻りたいよね」
「そうだよ。最初の1ヶ月は皆、気を使ってくれたけどさ。やっぱりずっとそのままってわけにもいかないじゃないか? 3ヶ月後には、硝子もわがまま言わないで女湯入れって言ってくるし、女子寮に引っ越しさせられるしさ。悟も態度変えるし、部屋に入れてくれなくなるし、本当、大変だったんだよ。前みたいな関係にどうしても戻りたくてさ……男にさえ戻れれば……私も悟の隣で笑えるかなって……」
「傑……。気持ちはすごくわかるよ。っていうか、僕とお前、2人がかりでもダメなの?」
「AFOに術式なしは無理だよ。流石に。それに、呪術じゃないから、AFOの攻撃は六眼で看破できないんだ。非術師に術式使ったら呪詛師だし」
「どんな技を使うのか聞いていい?」
「まず、ブラックホールでしょ?」
初手からめちゃくちゃ異能だった。
「それで非術師はおかしくない? おかしいでしょ」
「でも呪霊は見えないし。そう、瞬間移動とかブラックホールとか、性別反転とか、肉体強化とか、あれだけ色々あって非術師枠なの!!」
「じゃあ区分別に作ればいいじゃん。得体の知れない存在の排除なんて腐った蜜柑、大好物でしょ?」
「そこはAFOも動きが上手かったかな。力を小出しにして過小評価させたり、後は私が上に嫌われてたからね。嫌がらせもあったんじゃないかな。実際、反撃を実質封じられて精神的にかなりキたし」
一通り話した後、硝子は神妙に言った。
「夏油。子供は今日にでも産んでもらう事になる。人質だ」
「子供の事は、僕が責任を持って預かるよ。傑が帰還する時には返す。ただ、一般人を虐殺とか、呪物を盗むとか、呪術界を敵に回すような真似を控えてほしい。こっちの傑は、大きな事件をいくつも起こしているからね」
夏油は考える事もなく告げた。
「悟と硝子を信じるよ。ただ、AFOにだけ気をつけてほしい」
「了解。AFOにも話は聞くよ。AFOは呪術規定の非術師枠から外すようにも総監部に進言する。上手くいったら2人で締め上げて男に戻った祝杯をあげようよ」
「悟……!」
ぱああ、と傑が笑ったので、五条はほっとした。
「ところで、OFAを受肉して、傑も超能力使えたりすんの?」
「限定的な未来が見えるよ」
「……マジ?」
マシュマロ
https://marshmallow-qa.com/lucaluca
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