ダンまちの世界にサイタマが転生してくるのは間違っているだろうか? 作:Ryu-pon
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「緊急クエストを出します!…..サイタマの捜索を、」
悲しみに満ちた表情に少しだけ希望を見出すかのように捜索願いを出している…ファミリア…アストレアファミリア
正義を司る神アストレアの元で憲兵的な活動しているファミリアが不安を煽るかのように叫ぶ。
「今すぐに…第二級冒険者以上をできるだけかき集めてください!…報酬は…なんでもしますから!」
ただ叫ぶ…それだけ…アストレアファミリアが絶望に満ちている…だがしかし、。
「その話…詳しく聞かせてくれ」
今は藁にもすがる想いで説明する。
「私たちの団員…サイタマが階層主…アンフィス•バエナと今も戦っているかもしれないの…だから…だから…」
その場のみんなが注目する「アンフィス・バエナと」という単語に、またしても絶望に突き落とされた皆は誰もがその後は泣き叫ぶだろう予想していたが、ある一言で遮断される。
「その話のった!」
「え?……本当にいいの階層主なのに、、」
「おいおい、自分から頼んでおいて不安を煽るなよ、」
「それに報酬だって……今のファミリアに……お金なんてないし……それに、…」
「なんだよ、そんなこと気にしてたのかよ…いつもお前さん達がやってる憲兵活動比べたら大したことないし、いつも頼ってばっかじゃなくて頼ってもらいたいからな!…それにここにいるみんなは一度は助けてもらってるはずだ、報酬なんていらないさ…その正義が何よりの証拠だろ?、なあみんな!!」
希望に満ちている言葉に今救われようとしているアストレアファミリアさらに希望が高まる、。
『「おう!」』
みんなが希望をもたらす。
「いつも嬢ちゃん達がやってることに比べたら大したことねぇよ!」
「み、みんなぁ」
この一瞬、諦めなくてよかったと思った瞬間である。
「じゃ…じゃあレベルが2以上の冒険者の人でいきたいと思います」
「ここにいるみんなはレベルが2以上だぜ!」
奇跡的にここにいた冒険者はレベルが2以上という奇跡としか言えないことが舞い降りる。
「15分後みなさんは広場に集まってください!」
「了解!!」
神がサイタマは生きているとでも言っているような気がした。
15分後。
「じゃあこれからサイタマを救出に27階層まで潜ります」
「任しておけ!」
「それで私たちが中衛に回ります…レベルが3以上の方は前衛に回ってください!」
「おう、」
「これよりサイタマ救出に向かいます!」
「行くぞ〜!、おお!」
色々なところから喝が聞こえる。
大人数で行くと進みも早い冒険者の数軽く10は超えている…そしてこの数分で何百ものモンスターが灰と化した。
「やはり…この中に数人、レベル4がチラホラいるぞ」
「そうなの?、輝夜…それなら安心ね」
「それくらい、いてもらわないと困るぜ…救出に向かって二度と勇者様と会えないなんて嫌だからな」
「このペースならすぐたどり着けそうですね」
予想以上の速さに皆が歓喜していた…その後も知らずに、。
サイタマside
「しゃっおら!」
この化け物と戦闘を繰り広げているものはサイタマ、アストレアファミリア在住、唯一の男、サイタマ…レベルは4である。
「さっきブラストに生き返らせてもらった時から体が軽く感じるな」
それもそのはずブラストが復活させてからサイタマはこの短時間で心も体も成長している。
「これなら…勝てるかもしれない!」
わずかな希望だが確信している…勝てる未来はあると、。
グギャアアアアア
「何度聞いても君が悪いなテメーの声はよお」
ギャじゃああああああああああ
サイタマはこの数分間でできなかったことができるようになる感覚についていけずにいる
すなわち「ズレ」が生じているのだ。
「なんだか俺の体じゃない気がする…」
これならあの技を使えるかもしれない、……。
あの技とはサイタマが少年時代から考えていた戦法である…。その威力は絶大…だが失敗すれば詰みである一撃の技。
「よしここならいけそうだ」
ここが足場が良い平面な場所である、そして、サイタマは跳んだ自分の脚の筋力を全集中させて。
「この高さなら…やれる!」
「おい化け物!お前は直ぐに灰にしてやるよ!、いっけえぇぇぇぇええぇぇ」
急降下をするそれはまるでハヤブサを連想させる。
グギャアアアアアあああああ
ほぼ同時に「アンフィス・バエナ」も一撃を繰り出そうとしている。
「いっけえぇぇぇぇええぇぇ、「フレイム・パンチ」!!」
この技はサイタマが「ヒーロー」を目指していた幼少期から考えていた技名である。
ちなみにサイタマはフレイムと言っているが炎なんて纏っていない。
グギャアアアアアああァァあ
アンフィス・バエナも渾身の一撃を放つ。
ギャアアアアアア、シャアアあああああああ!
サイタマは焼き尽くされる、…と思っていたが…急降下でのスピードが炎を斬っている。
「しゃっオラアアアアアアア」
グギャアアアアアああああああああああああ
モンスターは灰となりその横にはアンフィスバエナの竜肝がドロップした。
見事この壮絶な闘いはサイタマが勝利した。
「か、かったぁああああ!、…………、」
サイタマは急な眠気に襲われ勝利と共に意識を落とした、、…。
アストレアファミリアside
「どうなっている、この畜生め!」
「輝夜!…焦ってはダメよ落ち着いて!」
「アリーゼ、こんな状況で落ち着いていられるかよ、」
現在の状況
モンスターパーティ
23階層、「怪物の宴」が発生している。
それもミノタウロスの強化種だ。
「大変だ!、この人数じゃ処理しきれん、それに倒してもその魔石を喰らって強くなっているぞ!クソ」
輝夜は焦りが見えてきている
「だから…落ち着いて輝夜!…あなたが焦ってどうするのか?」
「しょうがないだろう、レベル4が三人やられて残り1人だぞ?…後の陣営でどう凌ぐ?」
「ちくしょー…こんなことやってても埒があかねぇー」
レベル4がやられたと言う衝撃が大きすぎてみんなが弱気になっていく。
「だめだぁー…もうお終いだぁー」
様々な狼狽が行き交う中、。
「みなさん私が詠唱します…サインを出したら避けてください」
…………..
「たまには良いことを言うではないか青二才」
「今のは水に流します、…でも次はありません」
いつものリューであったら反応していたがやはりこんな状況では構っていられない、そして詠唱が始まる。
詠唱文 【今は遠き森の空。無窮の夜天に鏤む無限の星々 。愚かな我が声に応じ、今一度星火の加護を。汝を見捨てし者に光の慈悲を。来れ、さすらう風、
「なに!?この姉ちゃん並行詠唱してるぞ!」
高速戦闘の中、神技とも言えるような並行詠唱。
「みんなでリオンを守るわよ!」
この状況を打破できる希望が見えてくる。
詠唱文 流浪の旅人。空を渡り荒野を駆け、何物よりも疾く走れ。星屑の光を宿し敵を討て】
「ルミナス•ウィンド」
次々とミノタウロスが灰と化す、そして煙が巻き上がる。
その中に、、…。
「んん?….!…おい!、まだミノタウロスが一匹残ってるぞ!!」
そこのにいるみんなが注目する。
「なに?」
「どうして?」
「なんでだよ」
様々な疑問が行き交う中ミノタウロスは待ってくれるはずもなく、一番近い冒険者に突っ込む。
ドゴン!
「グハァ、」
バコン!
1人の冒険者が突き飛ばされたそれもレベル3…そしてその冒険者は体がグチャグチャになっている、。さらなる絶望がみんなを襲う。
「うわぁああぁぁ」
「おい…息をしろ、返事をしろ!」
何十回、何百回呼びかけても返事をしない、それもそのはず。この冒険者は、。
「し、死んだ」
「ど、どうして…たった一撃で、」
「みんな、このミノタウロスから離れろ!」
「ぎゃあああ、くんなぁぁぁー」
その訴えも虚しくミノタウロスは追いかけても攻撃をしていく。
「イギャアぁ、助けてくれぇー!ガゴ、」
また1人亡き人へと変わっていく。
そうしてアストレア•ファミリアとレベル4の冒険者一人が残る。
「おいおい…お楽しみは最後まで残すのかよ、」
「ライラ!…恐怖を煽るのようなことをいわないて言わないでください」
パルゥム
「そうだぞ、クソ小人族、減らず口をどうにかしろ、」
「如何にもこうにもどうしろって言うんだ輝夜、それにクソじゃねぇ」
「仕方がない戦うしかないだろう、」
逃げても無駄だと理解した輝夜は少しでも命を長くもたせることを思いつく。
「しょうがないわよね、今から総員戦闘準備…後みんな生きて帰ること!、これは団長命令よ!」
そうしてこれからまた一つ絶望が舞い降りる。