ブラッド族ってハザードトリガーを使っても暴走しないんですよね
私はハザードの叫び声一つ上げない暴走の仕方が最高に好きです
青葉のところは最高に愉悦でした
私が愉悦に覚醒したのはおそらくあの時です
では本編です
追記:内容を書き直しましたm(__)m
皆さんこんにちは、私の名前は彼方・エイトスターズ
ブラッド族のカルデア職員です
なぜ急に自己紹介をしているかだって?
現実逃避もしたくなるさ
どうしてかって?
この状況を見ればわかるさ
「こんな研究が人類の未来ため?、ふざけるな!!!!!」
私は今、ご立腹の天才に胸ぐらをつかまれています
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一時間前
ここは2012年、カルデアの医療室
「正式に二号の主治医になったそうですね。ロマンさん」
「彼方君、僕のことをロマンと呼ぶのはいいけど、マシュのことを二号と呼ぶのは許さないよ。」
ロマニはそう言い、俺の方を睨む
「そう睨まないでくださいよー、僕はただ、その名前が本人にとって重圧にならないといいなぁと思って」
「どうゆう意味だい?」
俺は
「これ全部偶然だったら鼻で笑ってくださいね」
と保険をかけ話し出した。
「『マシュ・キリエライト』英語だと「Matthew Kyrielight」それで「Matthew」は新約聖書の福音書に出てくるイエス・キリストの十二使徒の一人「マタイ」の英語読み、
ヘブライ語ではマッティキヤフ(Mattityahu)。このヤフとはヤハウェのことで「神の賜物」を表すんですよね...ここまで大丈夫ですか?」
「...あぁ」
「それで「Kyrielight」何ですがこれ単語を半分にすると「kyrie」と「light」に分けれるんですけど。「kyrie」はギリシャ語でキリオス(kyrios)、これって主、つまり神を表す言葉なんですよね。「light」は普通に光という意味だと推測すると」
俺は一呼吸置き
「『マシュ・キリエライト』は『神の賜物・主の光』となるわけなんですよねー、って
ロマンさん顔が青いですけど大丈夫ですか?」
「あ、あぁ彼方君はかなり物知りだと思ってね」
「それでロマンさんが名前に込めた意味ってこれで合ってます?」
「う、うん合っているよ」
「やっぱりそうだったんですねー。」
俺はうんうんとうなずく
「あ!そうそう、ちょっと気になったんですけど」
「ま、まだ何かあるのかな」
「マタイで思い出したんですが、「マタイによる福音書」ではイエスはダビデ王の末裔となっていてですね」
ロマニの顔が更に青くなる。
「ダビデ王といえばやっぱり息子のソロモ「ちょっといいかな」あら?」
「マリスビリーさんいいタイミングですね、あなたもソロモ「新しいサーヴァントを召喚したよ」...」
俺がソロモン王について熱く語ろうとしたときマリスビリーが医務室に来た。
「どうしてそれを僕たちに?」
ロマニが問う
「それが、カルデアの事を説明していたらとても興味を持ってくれてね。技術とか、研究について話していたんだ。それでつい...」
マリスビリーの話がここで止まった
彼にしてはいつになくバツが悪そうだ
「つい、何なんだい」
ロマニが聞く
「『デミ・サーヴァント計画』について話してしまって」
「「は?」」
俺とロマニが綺麗にハモる
「それを聞いたら、そのサーヴァントが怒ってしまって、そのときにまたポロリと君たちの名前を出してしまってね。呼んで来いとうるさいのさ」
「「.....................」」
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ということで、俺とロマニはマリスビリーに連れられ、マシュが融合術式を行った場所へ来た。
そこには一人の長髪の女性が立っていた
「ロマンさん、僕ここに来ると肉体が悲鳴を上げるんですけどこれって治りますかね?」
「おそらく治らないと思うよ。僕も不思議とお腹が痛くなってきたんだ」
「奇遇ですね。では帰りますか」
「そうだね、帰ろう」
俺とロマニが後ろ向いて帰ろうとすると
「紹介しよう、彼らが例の二人さ」
マリスビリーが長髪の女性にそう言った
「へぇーあの二人が」
女性は鋭い目つきでこちらを睨む
マリスビリーめ、一体どんな説明したんだ
「ロマンさん、これ帰れないやつです」
「そうだね、諦めようか」
二人は振り返り女性に近づく
「どうも医者のロマニ・アーキマンです。そしてこっちが」
「その助手の彼方・エイトスターズです、どうぞよろしく」
俺とロマニが自己紹介をすると
「キャスター『レオナルド・ダ・ヴィンチ』だ。君たちがあの計画の少女の関係者だね」
「まぁ、そうですね。僕は彼女の主治医です」
ロマニがそう言うとレオナルドは俺たちふたりをにらみつけ
「単刀直入に聞く、あの非人道的な研究は何だい?」
「「.....................」」
え?それ俺たちに聞くの?
「マリスビリーから聞いたさ、薬や遺伝子操作で魔術回路を調整し、英霊を『人間』
にする計画だってね、しかもその少女や他の子供も人工的に作られた人間らしいじゃないか。それを初めて聞いたときは彼の胸ぐらを掴んだよ。そしたら彼女の直接的な関係者の名前が挙がったのさ、『ロマニ・アーキマン』と『彼方・エイトスターズ』だってね!」
それだと俺たちがマシュに人体実験したみたいにならないかい、マリスビリーくん?
俺はマリスビリーの方を睨もうとしたがいつの間にか姿を消していた
(逃げ足が速いな。それと俺やロマ二にこのことを聞くのはお門違いではないのか?
まぁ、頭に血が上っているのだろう)
俺がロマニに目で合図をすると、ロマニも俺同じ顔になった。
「君たち!私の話を聞いているのかい!!!!」
「は、はい!!!!!!」
ロマ二が返事する
「...私はこの話を聞いてすぐに座へ還ろうとした。でもマリスビリーが『彼らが説明してくれるさ』と言ってきてね。だから君たちをここに呼んだのさ」
(彼は面倒ごとを他人に押し付ける天才なのか?それとなぜそれを鵜呑みにしたんだ
感情的すぎるなぁ)
「せ、説明といってもねぇ...」
ロマニがそうつぶやく
「なんだい、君はナヨナヨしてこんなのに彼女の主治医が務まるのかい」
「こ、こんなのって」
「少年、君はどうなんだい?ずっと黙っているが」
こちらにバトンが来た
(えぇ、実はこの世界は2015年に一回滅んで、5年後にココに来る人類最後のマスターである女の子の相棒になって世界を救うためにこの計画は必要なんですって言えるわけないよなぁ。たしか原作ではロマニが心情を話してそれで思いとどまるだったけ?)
俺はレオナルドの方を見る。すんごい睨んでこっちを見ている
(仕方ない、憎まれ役になろう)
「『人類の未来のため』とし『なに?!!!!』か」
俺はレオナルドに胸ぐらをつかまれて
「これが...こんな研究が人類の未来ため?っふざけるな!!!!!」
そして冒頭に戻るわけである
レオナルドは手を震わせながらこちらをガッと睨んでいる
表情差分でも見たことないくらいにキレてらぁ
「君は一人の少女が...たくさんの子供たちが犠牲となることが人類の、未来のためだとそう言うのだな!!!!」
瞬間、胸ぐらをつかまれていた手を離され、重力に従い俺は床へ落ちる
レオナルドは深くため息をつくと
「...近くから少女を見る君たちの声に期待したがこのざまか、やはり私は座に「待ってくれ」...何だい?」
今すぐにでも座に還ろうとするレオナルドをロマニが止めた。
「...聞いてほしい話があるんだ」
そうして俺たちは医務室に移動した。遮音の魔術を俺がこそっとかける
「それで話ってなんだい。また少年のように人類の未来のためなんかいうんじゃないだろうね」
レオナルドが俺を睨みながら話しかける
(すっかり俺は悪者だな)
ロマニは俯きながら話し出す
「夢を見るんだ」
「夢?まさかそんななんの確証も「聞いてくれ!!!!」...」
ロマニは顔を上げ、今にも泣きそうな声で言葉を漏らす
「その夢には人類が存在していなかったんだ。『人理が終焉を迎える』そんな夢だった」
「!!!!!!」
「普通なら君のように夢だと言って信じないだろう。でも、僕にはそれが夢だとは思えなかったんだ。」
ロマニは真っ直ぐにレオナルドを見る
「だから、お願いだ!僕が見た夢が現実にならないように!彼女が、マシュが笑っていられるように!僕に、カルデアに力を貸してくれ!!!」
驚いた、まさかロマニが隠し続けていたことを話すとは
ロマニは全身全霊でレオナルドに頭を下げた。
「...ハァ」
レオナルドからため息が漏れる...ダメだったか。
俺が次の説得の言い分を考えていると...
「これでは、説明ではなく、懇願じゃないか。分かったよ...力を貸そう、ただし!
私が君の夢が全くの世迷言だと判断したらすぐに座に帰らせてもらうよ」
「っっっっ!ありがとう!!!」
「なんだい君は泣いたりなんかして本当に情けない男だな」
ロマニは号泣し、レオナルドに背中をさすられている
俺は空気と化していた
感情で納得させるなんて俺にはもうできない、尊敬するよロマニ・アーキマン
「待った。ここに残ることは決めたが、少年、君の言い分にはまだ納得をしていない。」
レオナルドはロマニの背中をさすりながらこっちを見る
「どうして君は『人類の未来のため』と言ったんだね?」
丁度いい、弁明タイムだ
「そう言われて僕がここに来たからですよ。レオナルドさん」
俺は続ける
「僕はもともと毒に強い耐性を持っていましてね。
それをマリスビリーさんに見つかってしまって、あの人が直接僕の家に来た時に言ったんです。『君の体質が人類の未来のため必要』だと。
それを信じて僕はここに来ました。
ですが...彼が『人類の未来のため』と言っていたのが『デミ・サーヴァント計画』だと
知らされたのは、僕の『毒性に高い耐性を持つ』という遺伝子が彼女「マシュ・キリエライト」に組み込まれた後のことでした。」
「「!!!!!!!!!」」
レオナルドとロマニが驚く。
この話はロマニにすら話していない
「僕は彼女を『兵器』にするための最後のピースだったんです」
「すまなかった。君にそのような過去があったとも知らず。ひどいことを言ってしまった。この通りだ」
レオナルドがこちらに向かって頭を下げる
「頭を上げてください。僕は謝られるようなことはしていませんから」
俺はレオナルドの頭を上げさせる
「しかし」
「僕がこの話をしたのはロマニさんが勇気を振り絞ってレオナルドさんを説得してくれたからなんです。だから、謝ってほしいから話したわけではありません。」
レオナルドは何かを決めたような顔をすると
「分かった!よし!これから私たちは仲間だ彼方君とロマニは私のことを『ダヴィンチちゃん』と呼ぶように」
「「は?」」
「い・い・ね」
レオナルド...ダヴィンチちゃんは俺たち二人に圧をかける
「「は、はい!!!!!!」」
どうやら力関係は一瞬にして決まったようだ
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その年の暮れ
マリスビリー・アニムスフィアは何者かによって殺された
死因は不明。
親しい人を亡くした。
ロマニは悲しい表情をしていた
マシュも無表情の目には悲しみが揺らいでいた
俺は
悲しみを抱くことすらなかった
ダヴィンチちゃんが登場です
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