FGOってアニメとゲームで若干描写が違いますよね、うまくミックスできるように頑張ります!
「ハァ!」
気合の入った声と共にスケルトンが盾によって砕かれる
「敵性生物、排除しました」
マシュの報告により、立香とオルガマリーは安堵する
「流石サーヴァント体、向かうところ敵なしね」
オルガマリーは誇らしげに言った
「姿が怖いのは変わりないのですが...それより所長____」
マシュはこの地、冬木の景色があまりにも資料とかけ離れている点について訊いている
『230:転生系名無し にしても特異点Fって謎が多いよなぁ』
『231:転生系名無し 生前、いろんな考察みたわ』
そう、スレ民の言う通りこの特異点には謎が多い
おそらく『ナビ』を使えば真実にたどり着けると思うが...
ふと立香の姿が目に入る
...いや、却下だ
今の俺には彼女を守る力がない、
第一優先は立香が死なないことだ
原作知識という武器を捨てることはできない
だから俺は...
「彼方!ちょっと来なさい!」
突然、名前を呼ばれる
「どうしました?アニムスフィアさん、何か問題でも?」
「貴方の見解が聞きたいの、ほら貴方はお父さ...前所長とも仲が良かったでしょ?
デミ・サーヴァント計画のことも良く知っているんじゃないかしら?」
「計画の内容は所長である貴女の方が詳しいはずでは?」
マリスビリーなら自分が死んだ後の計画の引継ぎぐらいしてるだろう
「それが...私には計画の記録を閲覧する権利が無かったのよ」
なぜ彼は娘に権利を与えなかったのだろうか
「全く何なのよ『後は頼んだよ、共犯者くん』って」
は?
『235:転生系名無し 共犯者って...』
『236:転生系名無し まさか...』
記憶が蘇る
『だから、あなたが罪人であるなら、僕はあなたの共犯者だ』
『これも人類の未来のためだ。共犯者くん』
最悪だ、最悪だよマリスビリー
どうやら、彼は全ての責任を俺に押し付けたらしい
『238:転生系名無し どこまで畜生なんやマリスビリーは』
『239:転生系名無し つまりイッチが計画の最高責任者になっているのか』
「か、彼方。どうしたの?あなた顔がすごく怖いわよ...」
オルガマリーが怯えて声をかける
「いえ、なんでもありませんよ。計画については何も知りません。
マシュの宝具に関しても心当たりがありません」
淡々と俺は答える
「そ、そう。ならいいわ。立香が一人前になればおのずと分かってくるだろうし」
「そんな才能あるわけないですよ。実際マシュをうまく使えていませんし」
立香とマシュを見ながら毒を吐く
立香は悔しそうに拳を握り、ぐっと俺の言葉に耐えていた
「なんなら僕が彼女のマスターになりましょうか?」
下卑た笑みを浮かべながらオルガマリーに話した
「いいえ、私のマスターは先輩です。彼方さんがどれだけ優れていたとしても
彼方さんのサーヴァントになる気はありません」
盾の少女は強い眼差しを俺にぶつける
「マシュ...」
立香は嬉しそうに笑みを浮かべ、彼女を見る
「へぇー、お人形が言うようになったじゃないか。僕よりも彼女を選ぶんだね?」
俺はマシュを馬鹿にするように問う
「はい」
どうやら彼女の意志は固いらしい
「安心しなさい、マシュ。私はあなたをこんな男のサーヴァントにさせる気はありません」
オルガマリーも立香を守るように前に出る
「48番お前はどうなんだ?さっきから黙っているが、力不足だと自分で思わないのか?」
俺は立香を睨む
「確かに、私にはカナくんみたいに戦う力はない、でも!あの時手を握ったのは私だから!
カナくんにマスターを譲る気は無いよ」
彼女もマシュ同様強い眼差しで俺を見た
『彼方君、僕を含むスタッフもマシュのマスターは立香ちゃんが相応しいと思っているよ』
ロマニの通信が入る
『今の君にマシュを任せることはできない』
よし、これで立香が人理修復のマスターから外されることはないだろう
厄ネタの責任を背負わされた以上、悪役ムーブに磨きをかけなければならない
「フン、いつか後悔するときが来ますよ」
俺は捨て台詞を吐き、三人と距離を置いた
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「フォウ、キュー」
しばらく歩いているとフォウが俺の肩に乗った
「どうしたんだ?」
「キュー、フォーウ」(良かったのか?)
「あれでいいんだよ、カルデアの仲が深まって、お前が覚醒する確率も減るんだから」
俺は三人とは距離を取って歩いているのでこの会話は聞こえていない
「クー、キュー」(でも。お前は...)
「俺は平気だから、ほらお気に入りの所へ行けよ」
フォウを肩からはがそうとするがしがみついている
「お前が一緒にいると俺の演技がバレるかもしれないだろ、離れろよ」
「キュー!フォウ!」(素直になれよ!)
どうしても離れそうにないのであきらめて歩く
『報:マスター、シャドーサーヴァントが一体こちらに接近中です』
『ナビ』からの報告が入る
アイツはいるのか?
『是:はい。ですが、様子を疑っているようです』
やっぱりな、さっきから視線を感じると思っていたが当たりだったらしい
『四人とも!今すぐそこから離れて!』
突然、ロマニが叫ぶ
「あらあら、どこに行こうというのかしら?」
瞬間、鎖のようなものが俺たちを襲う
「フッ!」
が、マシュが盾でそれを防ぐ
「さ、サーヴァント!」
オルガマリーが悲鳴を上げるように叫ぶ
『戦うな、立香、マシュ! サーヴァント戦は君たちにはまだ早い!』
「た、戦うなって言っても...」
「逃げるなんて無理よ!」
二人は動揺で動けないでいる
すると、シャドーサーヴァントは自身の髪を鎖に変え、周囲に張り巡らせた
「戦うしかない!マシュ!」
「はい!マスター!」
マシュはシャドーサーヴァントに向けて盾をふるう
「ハァ!」
しかし
「フッ、動きが単純です。未熟なのですね」
サーヴァントには攻撃を避けられる
『352:転生系名無し あれは、シャドーライダーか!』
『353:転生系名無し マシュちゃん頑張れ!』
だが、戦いはマシュの防戦一方である
「マシュ!頑張れ!」
「ハァァァ!」
立香の声援を受け、マシュが渾身の一撃を放つ
「キャァァァァァァ!!!!」
その攻撃をもろに受けたシャドーライダーはゴム鞠のように跳ねたあと、消滅した
『356:転生系名無し うおぉぉぉぉぉ!』
『357:転生系名無し マシュたん最強!!!!』
スレも大盛り上がりである
「ハァ、ハァ、勝て...た。絶対無理だと思ったのに勝てた」
マシュは自分が勝利したことに驚いているようだ
が、
「ミツケタゾ、アタラシイエモノ」
「そん、な...」
マシュが声をもらす
俺たちの前に影が現れる
『嘘だろ...サーヴァントだ!マシュ、行けるね?』
「...はい!先輩!私を使ってください!」
『360:転生系名無し 嘘やろ!次はアサシンかよ!』
『361:転生系名無し 待て、ということは...』
「これで、どうだ!」
盾で攻撃するがアサシンには片手で受け止められる
「ハハハ、マッタクキカンナ、コレデハ、ヒトリデモヨカッタカ』
「っ!マシュ!避けて!」
「キャ!」
「フン、我ガ槍ヲ防イダカ」
立香の指示によって、奇襲を防ぐことはできたがゴロゴロと転がるマシュ
「う、嘘でしょ!サーヴァントがもう一体!」
「あ、あぁ...」
マシュとオルガマリーは完全に飲まれてしまっている
...『ナビ』アイツは?
『報:15m東に確認できますが、動く気配がありません』
俺は立香を見る
後ろから表情見えていないが、震えている
...仕方ない
実験を始めよう
俺は歩き出す
「カナくん!!」
後ろからなにやら呼びかけられているが歩みを止めない
『彼方君!いくらキミでも無理だ!』
ロマニが叫ぶ
「ナンノヨウダ、ニンゲン」
「命乞イハ、聞カンゾ」
アサシンとランサーはゲラゲラと笑っている
『365:転生系名無し イッチ、まさか!』
『367:転生系名無し おぉ!ついに!』
虚数空間から『ビルドドライバー』と二本のフルボトルを取り出す
「...ナンダソレハ」
アサシンは訝しげに見るが動かない
俺は腰にビルドドライバーを装着した
フルボトルを振り、中の成分を活性化させる
「君たちには僕の実験に付き合ってもらうよ?」
「何?」
『ラビット! タンク!』
ボトルをドライバーにセット
『ベストマッチ!』
そのまま、レバーを回し、『スナップライドビルダー』を展開
「珍妙ナ真似ヲ!」
ランサーが槍で俺を貫こうとする
しかし
「おっと、それはさせねぇぜ」
火の弾丸がランサーに着弾する
皆が火の放たれた方角を見ると、そこにはフードを被った男が立っていた
「誰ダ!」
ランサーは怒りに声を荒げる
「おいおい、俺ばかり見てていいのか?」
男は杖で俺を指す
『Are you ready ?』
「...変身」
『トランジェルソリッド』を加工したアーマーが俺を包む
『鋼のムーンサルト!!!ラビット...タンク!』
「なに、あれ...」
「ウサギと...」
「戦車?」
オルガマリー、立香、マシュは俺の姿に困惑している
「何ダ!オマエハ!」
ランサーが問う
「ビルド。作る、形成するって意味のビルドだ。以後お見知りおきを...」
俺はアサシンとランサーに向かってお辞儀をする
「ハハハハハ、スガタガカワッテモショセンハニンゲン、ワレラノテキデハナイ」
そう言うとアサシンは俺に突進してくる
「危ない!」
立香が叫ぶ
が
「ナ、ナゼダ、カラダガウゴカナイ」
アサシンの動きが止まる
その瞬間、跳躍強化バネ「ホップスプリンガー」を利用し、急接近する
「ナ...ガハァァァァァ!!!!!!」
アサシンは反応もできずがら空きの胴体に蹴りを叩き込まれる
「なるほど、変身していても魔術の行使は可能なのか...」
俺は吹っ飛ばされたアサシンを見ながら呟く
「オノレ、人間風情ガ!」
ランサーも槍で俺を攻撃する
「...」
「す、すごい。全部避けてる!」
後ろからオルガマリーの驚嘆の声が聞こえる
俺はランサーの攻撃を全て見切っていた
どうやら動体視力も大幅に上昇しているらしい
「ハァ!!!!」
俺が思考を巡らせていると背後から黒い何かがランサーを攻撃する
「私も戦います!彼方さん!」
どうやらマシュの体力が回復したようだ
「...」
まずい、逆に難易度が上がった
正直、マシュはシャドーサーヴァント一体にも遅れをとる
そんなヤツが不器用に戦うのだ
ペースも崩れてしまう
「何が、私も戦います、だ」
「え?...キャ!」
俺はマシュを後ろへぶん投げた
頑丈だから問題ないだろう
「ちょっと!彼方何してるの!」
「そうだよ!カナくん!」
オルガマリーと立香は納得がいかないようだ
俺は二人を無視し、「忍者フルボトル」と「コミックフルボトル」を取り出す
「何ダ、仲間割レカ?」
「コチラニハツゴウノイイコトダ」
ランサーとアサシンが並び立つ
「足手まといはいらないんだ」
『忍者! コミック!』
『ベストマッチ!』
『Are you ready ?』
「...ビルドアップ」
素早くボトルチェンジをおこなう
『忍びのエンターテイナー!ニンニンコミック!』
「...ほう」
フードの男は唸る
『色が変わったぞ!!』
ロマニは興奮気味に叫ぶ
『分身の術!』
俺は『四コマ忍法刀』で三体の分身を作った
「カナくんが増えた!」
「ナ、ナンダト」
「チェックメイトだ」
四コマ忍法に炎を纏わせ、四人がかりでアサシンとランサーを斬る
『火遁の術 火炎切り!』
「「「「ハァ!」」」」
「「グァァァァァァァ!!!!!」」
二体は燃やし尽くされ粒子となって消えた
俺は変身を解除する
「悪態ばかりを付く腐れ野郎かと思ったら、少しはやるじゃねーか」
フードの男が話しかける
「もう少し手伝ってくれてもよかったんですよ?」
「バカ言え!女に優しくない野郎なんて誰が助けるかよ」
フードの男は俺たちに近づきながらそう言った
「貴方、何者?」
オルガマリーが男を睨む
どうやら、三人はまだこの男を信用していないようだ
「サーヴァント キャスター
敵の敵は味方ってワケじゃないが今は信頼してもらっていい
坊主に投げられた嬢ちゃんもナイスガッツだったぞ!」
キャスターはマシュにサムズアップを送る
「は、はい。ありがとうございます」
マシュはペコリと頭を下げる
その後、キャスターはこの冬木でなにが起きているのかを話し、
俺たちは廃墟となった学校で休むことにした
戦闘シーンが分からない!!!!!
そしてさらっとキャスニキ登場です
感想・アドバイスどんどんお待ちしております!!!!